(プロ)
2023年9月~12月


無断転載厳禁!

ファームの個人成績発表内容は各球団により異なります
試合結果も翌日発表になることもあります
3軍戦は数日遅れて発表になる場合もあります
ご了承ください


 
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
「ヨザさんは優しいお母さんのような存在」
西武・渡邉勇太朗LAの思い出
家事で奮闘の與座海人に感謝
トレ合間にテーマパークやNBA観戦も


西武の渡邉勇太朗が28日に自身のインスタグラムを更新し、
2週間あまりにわたって自主トレのため滞在した米ロサンゼルスでの様子を紹介した。

渡邉は高橋光成、與座海人とともに「DRIVELINE BASEBALL」などでトレーニングして、
合間にテーマパークやNBA観戦などを楽しんだ模様。
「2023 12.7~12.25 in Los Angeles本当に言葉で表せないくらい良い時間をLAで過ごせました」と振り返り、
まず與座について「ヨザさんは滞在している家で食器をたくさん洗ってくれたり
スーパーの買い出しではなんでも買ってくれたり優しいお母さんのような存在でした。
見た目通りの優しい方です」。

高橋については「ディズニーランドでその場でしか使えないであろうアイアンマンの
腕のボトルホルダーみたいなやつ買ってもらいました。1番の思い出です」と、
その商品を誇らしげに披露する写真を添えた。

ファンからは「パワーUP出来ましたか!?光成隊長と興座クンと高め合った貴重な時間
充実感が写真から伝わって来ます」「来年の活躍にも期待しています」などのコメントが寄せられた。

2023年12月28日 西スポWEB OTTO!配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島和哉「最後は良かったですけど、防御率も話にならない」
来季への課題はシーズン通しての安定感


「最後の最後はチームを勝たせられる投球ができたんですけど、
毎年今年もそうですけど交流戦あたりでよくなかったので、悪いところの波を
もう少しできるだけガーンとならないように。そこがだいぶ課題かなと思いました」。

ロッテ・小島和哉はプロ5年目の今季、自身初の開幕投手を務め、3年連続の規定投球回到達、
2年ぶりの二桁10勝を達成、25試合・158回1/3を投げ、
10勝6敗、防御率3.47も、今季の成績に満足しなかった。

◆ 春先はデータを見て投球

「自分の中でもう少しガッと入っていけるような感じで入っていけた。作りは早かったかなと思います」。

開幕直後不安定だった20年、21年を反省し、22年は自主トレ期間も含めて早めに調整したが、
今季も継続し開幕から安定した成績につなげた。

これまでは2月の練習試合から登板し、この時期に武器であるカットボールの投球割合を減らしたり、
新球を試したりと意図を持って色々と試すことが多かったが、今季は初実戦が
3月2日のオリックスとの練習試合だった。調整面などで難しさはなかったのだろうかーー。

「特にはなかったですね。もともと僕自身、試合でバッターと対戦してどうだっていうところ。
ブルペンで投げて課題は実際に分からなくて、ビタビタにいけば良いんですけど、
ブルペンはいいコース、多少甘く入ったら“あ~違った”となりますが、
試合ではそれがいい時もあるので、ただ相手の打てるコースに投げないことの方がメイン。
できるだけ試合で反省を出してという感じですね」。

開幕してからは、1巡目はストレート中心であったり、追い込んでから投げることの多かった
カットボール、チェンジアップを早いカウントで投げたりと、昨季までとは少し違った
投球をしているようにも見えた。

「去年自体が真っ直ぐの次にカットボールの割合が多くて、スライダー、チェンジアップは
3つ目、4つ目でした。今年は割合を見ても、いろんな球種を均等に使えている。
真っ直ぐが多いですけど、スライダー、カット、チェンジが同じぐらいの割合で
23%くらいで投げられている。そこは偏りがないのでいいかなと思います」。

昨季途中から左打者にもチェンジアップを投げたり、今季は開幕から右打者のアウトコースに
シュートで打たせて取るなど、投球の幅を広げた。
特に4月18日の日本ハム戦、先頭の松本剛を3ボール1ストライクからの5球目に
外角のシュートで内野ゴロに打ち取ったのは良かった。

右打者のシュートに関しては「うまくいけば、真っ直ぐを狙ってきている時に少しズラして、
1球でアウトが取れる」と効果的な球になっている。
その一方で、「間違いが起きやすい球でもあるので、甘く入った時とか、
その辺は気をつけながら投げています」と語った。

右打者に抜群の威力を発揮していたチェンジアップも、昨季途中から左打者にも投げており、
今季も4月18日の日本ハム戦で3回に清宮幸太郎をチェンジアップで空振り三振に仕留めた。

「一応、データをしっかり見てこのバッターはチェンジアップを使えるとか、
球種ごとの長打率の数字があって、できるだけ僕はその少ない数字、長打の出にくい球種を
今は使って投球を組み立てているので、あんまり失点が少ないかなと思います」。
データを見ながら、その打者がチェンジアップが有効かどうかを確認。

4月終了時点で4試合・24回2/3を投げて、2勝1敗、防御率2.19。
「去年よりも(勝ち星が)つくことに越したことはないとは思いますですけど、
それでもやっぱり防御率も安定していて、あとは四球だけしっかり改善していけたらなと思います」。

◆ 苦しんだ6、7月

「5イニング以上投げるのは週1回なので当たり前じゃないですけど、
最低7回はいつも投げないとな、と思っています」。

5月に入ってからも安定した投球で、10日の西武戦、7回2失点で昨季と並ぶ3勝目、
続く17日のオリックス戦は8回2失点で早くも昨季の勝ち星を上回る4勝目を手にした。
5月は登板した4試合全てでクオリティースタート(6回以上3自責点以内)を達成するなど、
3勝0敗、防御率1.61。

6月最初の登板となった5日の阪神戦では、
5回・103球、8安打、5奪三振、1四球、6失点でマウンドを降りた。

「いつもあんまり何も考えないで投げている時が良くて、“打たれるかもしれない”という怖さを持って投げる球と、
開き直って投げる球って違うと思います。エラーとか出たところで、この回点を取られたら
引きずっちゃうだろうなと思って、絶対にこの回だけはやっちゃいけないぞとかちょっと思いすぎたりしていた。
そういういつもと違う、邪念じゃないですけど、そういうのが出たら僕にとってはあんまり良くないのかなと」。

「打たれる時は打たれるし、抑える時は抑えるしという発想がすごく良かったので、
前回はその開き直りが少なかったかなと思いました。そこは難しいんですけど、ピッチャーなので
相手を抑えたいとか、ゼロで抑えたいという気持ちが絶対にある。
あまり自分にプレッシャーをかけることなく、70点ぐらいでいいんだよという気持ちで。
球自体はいいと思うので、あまり深く考えないように」。

阪神戦では0-3の5回に4点を奪い逆転してもらった直後の5回裏に
大山悠輔に逆転3ランを浴びた。

「今年は相手のバッターの分析もすごくするようになって、大山さんに打たれたのは、
紙一重だったんですけど、データ的にいったらあの場面真っ直ぐではなく、フォークとかチェンジアップ。
そこはまた野球の難しいところというか、打てない球を続けても相手も意識した中だとそれが変わってくる。
1ボール2ストライクとかで、いい追い込み方をしすぎて、“自分でうわどうしよう”となったので、
意外とあるんですよ。2ストライク0ボールになった後の3球目が難しかったりとか、意外とあるんですよね」。
簡単に追い込んだ後の次の1球、プロ野球選手にしかわからない難しさがあるようだ。

この登板を境に小島はしばらく苦しい投球が続いた。続く13日の中日戦が7回・6失点、
28日のオリックス戦も6回・6失点と2試合連続で6失点を喫した。
月が変わった7月に入っても15日の楽天戦では今季初めて5イニングを投げ切ることができず、
4回1/3を投げ、6失点で降板。
6・7月の2カ月は7試合・38回2/3を投げ、0勝2敗、防御率6.98と苦しんだ。

投球面では、開幕から右打者のアウトコースに投げていたシュートをこの時期、あまり投げなくなった。

「あんまり投げていないですね。データを見ると、打たれている球がシュートが多かったので、
結局真っ直ぐの被打率が高くない感じでした。
ならば投げる必要がないかなと思って、カウントが悪い時にはあんまり使わなくなりました」と、
シュートを投げなくなった理由を説明した。

◆ 調子を取り戻した8月

「しっかりしなきゃという気持ちがだいぶありますけど、歯がゆいこの2ヶ月くらい過ごしているので、
自分にとても腹が立っている。チャンスをたくさんくださっているので、
なんとか期待に応えられるようなピッチングができたらなと」。

「基本中6日で投げていた方が流れが掴みやすいですし、8月からは6連戦が続く。
8月に入ったら“基本、中6日でいくよ!”と言われていたので、6月、7月までは登板が空いて
配慮というか、気を遣って登板の間隔を組んでくれていたのかなと思います」。

8月最初の登板となった6日の楽天戦は敗戦投手になったが、7回2失点と試合を作った。
13日の西武戦、6回無失点に抑え、5月24日の西武戦以来となる6勝目。

20日の楽天戦では7回・112球を投げ、3失点だったが、本人は
「2点取ってもらった後なので、そこは最低でも流れてきにいったら2点で止めないといけないところだった。
5回の(逆転打を打たれた)浅村さんのところは配慮が足りなかったというか、
もっと慎重に行っても良かったかなと」と初回に2点を先制してもらいながら、
5回に3点を失い一時逆転を許したことを反省した。

続く2-3の6回は二死三塁から辰己涼介を132キロの縦スライダーで三振に仕留め、ピンチを出した。
「吉井さんと話をした時にももう少しスライダー改善できるんちゃうかと感じだったので、
いろんな人に聞いてみて練習で投げたりして、試合で投げたのは初めてだったですけど、良い感じでした」と、
7月30日のソフトバンク戦で初めて投げ、三森大貴を2打席連続で縦のスライダーで空振り三振を奪うなど、
オールスター明け、“縦のスライダー”が投球を支える球種の一つになった。

「種市、ペルドモさんとかにスライダーを教わってからすごくいい感じで投げられています。
それによって前よりもまっすぐに近いカットになりました。
真っ直ぐも遅かったので、最近はまた上がってきたんですけど、その辺はスピードも大事な要素かなと
ちょっと思ってきてはいます。だんだんいい感じに思ったようにで始めたので、そこは良い兆候だと思います」。
ペルドモや種市篤暉からスライダーのアドバイスをもらったことで、ストレートやカットボールの球速も戻ってきた。

これまではどちらかというと、カットボールやチェンジアップを決め球に使うことが多かったが、
今季は追い込んでから縦のスライダーなど様々な球種で抑えた。

「そうですね、いい追い込み方しても、右バッターだったらチェンジアップが絶対頭にあると思うので、
チェンジアップをそれでも投げるのか、それを外して違う球種で組み立てるのか。
バッターの反応を見て投げている感じなので、いい追い込み方をしても追い込まれたら
右バッターは絶対、チェンジアップケアが入ってくる。そこでそれを超えるようなチェンジアップを
投げられていたり、相手が意図していない球で打ち取ることが今は悩むところでもあり、
うまく生かしたいところだなと思います」。

小島は勢いを取り戻した。「去年は勝ちを意識したらすごく苦しかった。
今年は意識していなかったですけど、最近は自分の勝ちというよりか、チームが勝てば
内容が悪くてもそこは反省して、次に活かせればという発想に切り替えました。
いいピッチングをして勝てなかったら悔しいですが、多少打たれても勝てばいいや
と割り切れる気持ちになってきています」。
8月13日の西武戦から9月5日のソフトバンク戦にかけて自身3連勝。

7勝目を手にした8月29日の日本ハム戦では
「8、9回をしっかり投げてというのはマストだと思うので、まずは完璧ではないですけど、
しっかり長くは投げられたので良かったです」と、
8回・122球を投げ、5安打、7奪三振、無失点に抑えた。

この日は初回一死一、二塁で万波中正をインコースのストレートで見逃し三振に仕留めるなど、
右打者、左打者にガンガンインコースを攻めた。
「要所で投げる球がいいコースに行けたので、あれがまた一発で決まってこないとあれなんですけど、
コントロールよく投げられたのかなと思います」と振り返った。

4-0の6回二死走者なしで清宮幸太郎を1ボール2ストライクから
空振り三振に仕留めた139キロフォークも良かった。
ペルドモ、種市篤暉からスライダーのアドバイスをもらった効果で、ストレートとカットボールの
球速も戻ってきたが、フォークのスピードも上がっていた。
「真っ直ぐもスピードが出ていましたし、カットもいつもより2、3キロ速かったです。
右に投げるフォーク、左に投げるフォークのイメージは若干違うので、
浮かないようにというのがスピードが上がっていたと。
フォークはあれですけど、いい高さに投げられていたと思います」。

◆ 長いイニングを投げる

小島は8月6日の楽天戦から6試合連続でQSをクリア。
夏場以降、長いイニングを投げて先発の役割を果たした。

近年、小島を取材していると『しっかりと考えて長い回を投げることを一番に考えてやっていきたい』、
『“こいつならいくら投げさせても大丈夫だな”って思って投げさせるように頑張りたい』と、
長いイニングを投げたいと口にすることが多くなった。

長いイニングを投げたいと思うようになったきっかけ、こだわりなどあるのだろうかー―。

「僕がローテ入った最初とか石川さんとかが長いイニングを投げてくれたおかげで、
5回、6回でへたっても、中継ぎがつぎ込めて勝ちをつけてもらったような勝ち方をずっとしていました。
それを今度は僕とかができれば、中森がチャンスをもらって投げられているので、
楽な気持ちでまずは5回とかを考えて投げられる」。

「また、僕とか種市が投げる試合は必ず勝たないと順位が上がっていかない。
谷間で投げるような若い森、中森が投げるときに準備万端の状態で、それがチームで戦っていくことだと
思うので、そういうことが理想論ですけど、そういうことができるようにと思ってやっています」。

今季プロ5年目で7月に27歳になった左腕は、先発ローテーション投手としての自覚も出てきた。
プロ1年目から指導する小野晋吾投手コーチも、「去年苦しい中で投げてなかなか勝ちがつかなかったことを
経験しているので、気持ちの強さを去年の経験を生かされている。自覚、やらなきゃいけないと思って
常にやってくれている。成長はすごく感じますね」と、小島の成長に目を細める。

◆ 大事な試合で最高の投球

勝利しなければCSが出場できないという大事な一戦となった10月10日の4位・楽天戦の先発を任された。
初回に一死満塁のピンチを招くも、岡島豪郎を遊併で切り抜け、ガッツポーズ。

これまでどちらかといえばポーカーフェイスで投げることの多かった小島だが、
夏場以降は感情を表に出すことが多かった。
その理由について「いつもは(感情を表に)出すような感じではないんですけど、ちょっとでもチームに
勢いがつくようにはどうしたらいいかなとか、色々考えています。ただ僕が“よっしゃ!”というだけで、
勢いがつくわけではないですが、自分の心も素直な感じを出した方があまりストレスがかからないというか、
いいものはいいし、悪いものは悪いと思うので、全部完璧を求めすぎないようにと思っています」
と教えてくれた。

2回以降も毎回走者を背負いながらもスコアボードに0を刻み、
2-0の4回二死三塁で太田光を空振り三振に仕留めた後も拳を握った。
小島はこの大一番で7回、6安打、無失点に抑え自身2度目の二桁10勝目を手にし、
成長した姿を見せた。

「調子自体はめっちゃいいわけでもなくて、めっちゃ悪いわけでもなかったんですけど、
一番は内容ではなくて勝てばいいと思っていた。なおさら初回はゼロで行けたのが
一番大きかったのかなと思います」。

チームは2位でCS進出、自身も2年ぶりに二桁勝利を達成したが、小島は
「おまけぐらいに考えていました。誰に勝ちがついても良いと思っていたので、素直に嬉しいです。
二桁と規定は先発で基準にしているところが少なからずあるので、それを達成できたのは嬉しかった。
本当に勝てればよかったと思いました」と安堵の表情を見せた。

8月以降は中5日で先発した9月25日のソフトバンク戦こそ7回途中7失点で敗戦投手となったが、
10試合・67イニングを投げて、5勝3敗、防御率2.69で、
10試合中8試合でクオリティスタートを達成した。

クライマックス・シリーズでも1勝1敗で迎えたソフトバンクとのファーストステージ第3戦に先発し、
6回1/3を投げ無失点と、絶対に負けられない一戦で再び好投した。

黒木知宏コーチは「開幕投手を託して、チームで一番大事なここを勝たなければ
いけないという登板に投げて、大事なところで投げて全部もぎ取ってきた。
開幕だけはうまくいかなったですけど、小島は中5日であったり、チームを引っ張っていくという意味では
エースとしての自覚であったり、そういう成績を残したというところでは一つ二つ成長した、
1つ2つ成長したのかなと思いますね」と手放しで褒めた。

◆ 来季に向けて

6、7月に不調の時期もあったが、その他の月は安定しており、特に負けられない試合で
2度も素晴らしい投球を披露した。
シーズントータルで見ると2桁勝利、規定投球回到達と、充実のシーズンになったようにも見える。

「最後は良かったですけど、防御率も話にならないくらいなので、2点台前半とかを
しっかり出せるようにというか、結局今年も3.5とかなので。そこは全く満足していないので」。

今季からデータを見るようになったが、そこは1年通してうまくできたのだろうかーー。

「前半はそれでうまくいっていたんですけど、後半は対戦する前からバッターの固定概念を
つけすぎてしまって、得意だからあまり投げないという感じになっていたので、
逆に良かった時はそれで良かったんですけど、悪かった時に相手の苦手なところしか
投げなくしまって、あんまりよくなかった」。

「シーズンの終盤とかはデータとかをあまり入れないようにして、マウンドに上がっていて
そのほうが新鮮にバッターの反応を見て投げることができていたので、
後半はそれが良かったのかなと思いましたね」。

「まだ3年しか投げていないですけど、毎年20打席とか対戦するので、それが3年続いたら
6、70打席対戦したら傾向も偏ってしまうところがあったりとか。この人はこういうバッターだよねという
印象がついているので、攻めやすいところもありますし、逆に向こうもわかっているところもある。
そういうところで相手のイメージをもう1個超えられるような球を投げられたりとか、
そういうのができたらいいなと思います」。

また、オールスター明けの投球を支えた縦スライダーについては、シーズンを終えて、
「悪かった時に吉井さんにスライダーを見直してもいいんじゃないかと話してもらって、
チームでスライダーを投げている人に色々聞いて、一番はペルドモと種市に相談して聞いたときにすごい良かった。
2人に聞いて投げた時に感覚が良くて、ぶっつけ本番みたいな感じだったんですけど、
だいぶ今年の中で成長したというか、三振数も増えたのでいいアクセントになっているのかな、
軌道も真っ直ぐとかとは違うので、その分、後半はカット、チェンジが余計いきてきたのかなというのはありました」
と振り返った。

6、7月の不調を乗り越えるための準備も着手する。

「今年の取り組みとして、去年、一昨年も夏場に悪い時にガンとなってしまうので、
そこを改善しようと思って色々取り組みを変えたりして臨んだんですけど、それがあまりうまくいかなかった。
改善の余地があるというか、また色々試してになると思うんですけど、(秋季練習時点で)その辺を
今ちょっとどうしようかなと色々考えています」。

「栄養管理士の人に聞いて、疲れを溜めない食事生活の改善の一つだと思いますし、
高橋光成とかに色々聞いて勉強になったことがシーズン中にもあった。
食事の話もそうですけど、彼は夏入る前にベルーナで夏場にあれだけ抑えるというのは
すごいことだと思っていて、そういうのを聞いてこういう取り組みをしているよというのを教えてもらいました。
それが合うかどうかわからないですけど、やるに越したことはないと思うので、
そういうのをやってみるのもありだなと正直あって、色々専門の人に聞いて
いいのを取り入れたいなと思っています」。

毎年課題を1つ1つクリアしていき、成長した姿を見せる。
来季は「今年の後半みたいなピッチングを年間できることが理想ですけど、そんな簡単な世界ではない。
悪い時も絶対あるので、そこの悪いところをもう少し改善したいですし、一番は四球が多い。
そこを削っていきたい。そうしたら10球削れたら1イニング長く投げられると思いますし、
四球でもいいと思って出している四球ではないので、ノー感じな四球がちょくちょく出てくるのが
僕の悪い時だと思うので、その辺は改善できたらなと思います」と、
さらに進化した姿をマウンドで見せるつもりだ。

2023年12月28日 BASEBALL KING配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
【西武】蛭間拓哉と青山美夏人がトークショー
クリスマスにファン200人 蛭間「こんなに来てもらえるとは」


西武・蛭間拓哉外野手と青山美夏人投手の「ランチ&トークショー」が25日、
埼玉・川越市の川越プリンスホテルで行われた。

クリスマスのこの日、約200人のファンを集めたトークショー。
蛭間が昨年のドラフト1位で青山がドラフト4位という大卒の同期生コンビで、
学生時代から面識のある仲のいい2人とあって軽妙なやり取りが続いた。
蛭間が青山について「厳しい亜大で4年間丸刈りですごいなあと思っていたら、
最近は髪の毛伸ばして色気づいています」と言えば、
青山は「頑張って伸ばしました。ロン毛?検討中です」と答えて会場を笑わせた。
ショーの締めでは蛭間が登場曲「2億4千万の瞳」のサビの部分を熱唱。
ファンとともに「ジャパーン!」のポーズで盛り上がった。

ともにプロ入りして初めて過ごすオフはあわただしいというが、初めてのトークショーで
触れ合ったファンのありがたさをかみしめていた。蛭間が「こんなにたくさんのお客さんに来てもらえるとは…。
クリスマスの貴重な時間にたくさんのファンの皆さまに集まってもらってすごくうれしく思います。
皆様の前で話して楽しい時間でした」と笑顔をみせれば、
青山も「こんなに近くでファンの皆さんの笑顔が見られて楽しんでもらえて、来年も頑張れると思いました」と
来場者に感謝。来季へ向けてファンの笑顔が力の源になりそうだ。

2023年12月25日 スポーツ報知 ネット配信
 
ロッテ来年の開幕投手は小島!?
吉井監督が有馬記念トークショーで公表「ナイショに…」


ロッテの吉井理人監督(58)が23日、中山競馬場で開催された有馬記念前夜祭
スペシャルトークショーにプロ雀士でグラビアタレントの岡田紗佳(29)とともに出演し、
来年の開幕投手に小島和哉投手(27)を“指名”した。

トークショー終盤にスタンドのファンから開幕投手を問われた吉井監督は
「変わるかもしれないですけど」と前置きした上で、「現時点では小島です」と公表。
「ナイショにしといて下さい」と続けて会場を沸かせた。

今季の開幕投手を務めた小島は25試合に登板して10勝6敗、防御率3.47。
楽天とのシーズン最終戦やソフトバンクとのCSファーストステージ最終戦でも好投した。
指揮官は「今シーズン1番頑張ったのが小島だったので。競馬新聞風に言うと◎、○、▲とあるので
現時点では本命は小島、対抗は種市、▲は朗希」と説明。
種市篤暉投手(25)、佐々木朗希投手(22)も候補であると明かした。

2023年12月23日 スポーツニッポン ネット配信
 
 
千葉ロッテマリーンズ
2024年春季キャンプ日程について


2024年春季キャンプを下記の通り、行うことになりましたのでお知らせします。
沖縄県石垣市での春季キャンプは17年目、沖縄県糸満市での春季キャンプは3年目です。

キャンプ日程
★沖縄県石垣市
日程:2月1日(木)~2月26日(月)
※休日:6日(火)、12日(月・祝)、16日(金)、20日(火)、24日(土)

場所:石垣島 石垣市中央運動公園野球場

★沖縄県糸満市
日程:2月13日(火)~2月25日(日)
※休日:19日(月)

場所:沖縄県糸満市 糸満市西崎総合運動公園

2023年12月22日 千葉ロッテ公式サイトより転載


ロッテ、来春キャンプ日程発表 石垣島&糸満で実施

ロッテは22日、来春のキャンプ日程を発表した。来年2月1~26日(休日6、12、16、20、24日)に
沖縄・石垣島の石垣市中央運動公園で実施。
2月13~25日(休日19日)は一部が沖縄本島へ移動し、
糸満市西崎総合運動公園を拠点に実戦を重ねる。

糸満市でのキャンプ期間中には10試合の練習試合(主催は5試合)が予定され、
16、22日には全体練習の予定になっている。
石垣市での春季キャンプは17年目、糸満市では3年目となる。ナインは1月30日に石垣島入りする予定。

▼吉井監督 練習内容などの細かいことは年明けのスタッフミーティングで
意見を聞きながら考えていきたいと思いますが、今年と同じく選手たちには主体性を大事に
取り組んでもらいたいと思っています。
糸満では今年は1試合でしたが、来年は5試合ほどホームで試合が出来るということは、とてもありがたいです。
優勝に向けた基盤を作る期間にしたいと思います。

2023年12月22日 スポーツニッポン ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
特集ロッテ 小島和哉投手 “繊細に荒々しく”

シーズン前は戦力で劣るとされながらも、吉井新監督のもと2位に食い込んだロッテ。
終盤の山場に主力の離脱が相次ぐ中、最後まで安定してマウンドに上がり続け、
ピッチャー陣を支えたのが5年目の左腕、小島和哉投手(27)です。

防御率3.47でチームトップタイの10勝。
レギュラーシーズン最終戦は勝てば2位、負ければ4位の大一番で7回無失点と
チームをクライマックスシリーズに導く好投を見せました。
「1年を投げきるのはもう当たり前だと思っている。大切なのは、どれだけ質をあげて投げられるかどうか」。
チームで唯一、3年連続で規定投球回に到達した裏側には、
壁にぶつかりながら自分の投球と向き合う日々がありました。

★序盤を支えた“攻略本”しかし・・・

わずか3勝に終わった昨シーズンからの雪辱を誓っていた小島投手は、
今シーズンある秘策を持って入りました。

それがこのノート。シーズン序盤のある日、特別に見せてもらうと、
各チームごとにバッターの細かいデータや傾向がびっしり書き込まれていました。
このノートを試合前日や直前に見返すことで、冷静にバッターと向き合えていたと言います。

小島和哉投手(当時)
“攻略本”みたいな感じです。
去年は勝負どころで抑えないといけないと自分で自分にプレッシャーをかけているような状態だったんですが、
今はこの“攻略本”にしたがって投げ込むことだけに集中できています。
それで打たれたらしょうがないって。生命線ですね。


余計なことを考えず、自分が投げるべきボールだけに集中した小島投手は、
交流戦前までで防御率1.88、5勝1敗と好調をキープしていました。

しかし、交流戦に入って歯車が狂いはじめます。
きわどいボールを見極められ、カウントをとりに行ったボールを痛打されるシーンが目立つようになりました。
先発した阪神戦と中日戦は2試合あわせて12イニングで12失点と打ち込まれると、
交流戦が明けても調子は上がらず、6月の防御率は8.50、
7月は5.66。勝ち星からは2か月以上長く遠ざかりました。

データが少ないセ・リーグとの対戦で調子を崩したのか?シーズン終了後に改めて尋ねると、
予想とは違う答えが返ってきました。

小島和哉投手
逆ですね。5年目になって、向こうも自分のデータがそろっていたし、僕がデータに正直に投げてるから、
その傾向がなんとなく分かられていたのかなと思います。


苦手なはずのコース・球種を投げこんでも空振りがとれない、打ち取れない。
思い通りにいかないほど、「もっと正確に投げなければ」とコースを狙いすぎて、
苦しいカウントになることが多かったと振り返ります。

★「荒々しいギタリストになれ!」

転機となったのは、7月16日です。
5回途中6失点で降板した楽天戦の翌日、吉井監督から監督室に呼ばれました。
その中で、ピッチングを「ギターの演奏」になぞらえてマウンドに立つ意識を説かれたといいます。

小島和哉投手
僕の投球スタイルは楽譜をきれいにひいているだけのように感じるって言われたんです。
多少荒々しくても、勢いのある演奏の方が聞いている人に気持ちは届く。
吉井さんはそういうピッチャーになってほしいんだって、とても考えさせられる話でした。


「ときには荒々しいギタリストになれ」

この監督室での一幕の少しあと、黒木投手コーチからもあるデータを渡されました。
初球がストライクの場合の被打率はリーグ平均を下回る一方で、
ボールになったときの被打率は平均を大きく上回っているというものでした。

小島和哉投手
この時期から、データをもとにしながらも、もっと大胆にストライクゾーンで勝負しよう、
もっと自分の感覚を重視して投げようと思うようになりました。
自分の性格上、完璧を目指したくなるんですが、それよりも大切なこともあるなと。
シーズン終盤までノートは使っていましたが、データよりも対戦してのバッターの反応や
印象を書き残すことが多くなりました。


その後、小島投手は少しずつ調子を取り戻し、8月以降の防御率は2.69。
離脱者が相次いだ終盤の苦しいチーム状況を支えました。

クライマックスシリーズ進出をかけた10月10日のシーズン最終戦は、くしくも7月に打ち込まれた楽天戦。
正確なコントロールで変化球を低めに集めつつ、勝負どころでは荒々しく力強いボールで
得点を許しませんでした。

“完璧”へのプレッシャーから解放された小島投手は楽天打線につけいる隙を与えず
7回を6安打無失点、吉井監督も「エースらしいピッチングをしてくれた」と賞賛しました。

★目指すは“最多イニング”

来シーズンの契約は、いずれも推定で3700万円増の1億500万円。
「過去の自分に教えても『うそだろ』と言うと思う」という大台を超えて、責任感も芽生えてきています。

小島和哉投手
自分のことだけではなく、全員が上がっていくような投手陣じゃないと勝てないと思います。
引っ張っていくと言うほどの選手じゃないけど、もっとまわりのことを見れるようになりたい。
チームのためならなんでもしたいと思っています。


データをもとにした投球で繊細に、ときには荒々しく。壁にぶつかり、悩みながらたどり着いた
自分の投球スタイルで、来シーズンこそチームを優勝に導く覚悟です。

小島和哉投手
エースということばにこだわりはないです。言われたらうれしいですけど、それよりもチームのために投げたい。
目指してる個人タイトルはないですが、もし“最多イニング”というタイトルがあるならとりたいです。
とにかく少しでも多く投げて、優勝して監督を胴上げしたいですね。


2023年12月22日 NHK SPORTS配信

球春みやざきベースボールゲーム

期間 2024年2月27日(火)~2月29日(木)
参加チーム 千葉ロッテマリーンズ
オリックス・バファローズ
福岡ソフトバンクホークス
埼玉西武ライオンズ
斗山ベアーズ(韓国プロ野球)
開催球場 アイビースタジアム(宮崎市生目の杜運動公園)
SOKKENスタジアム(宮崎市清武総合運動公園)
ひなたサンマリンスタジアム宮崎(ひなた宮崎県総合運動公園)
入場料 全試合無料

日程
【2月27日】
ソフトバンク-
ロッテ(アイビー、午後1時)
西武-斗山(サンマリン、午後1時)

【2月28日】
ソフトバンク-西武(アイビー、12時30分)
オリックス-ロッテ(SOKKEN、午後1時)

【2月29日】
オリックス-西武(SOKKEN、12時半)
ロッテ-斗山(サンマリン、12時半)

24年3月2&3日「高知県プロ野球プレシーズンマッチ」開催
西武-ロッテ戦 入場無料で計2試合


高知県観光コンベンション協会は19日、
「2024年高知県プロ野球プレシーズンマッチ」の開催を発表した。
高知県立春野総合運動公園野球場で来年3月2日と3日に西武とロッテが試合を行う。

全試合入場無料で、両球団のグッズプレゼント抽選会を実施予定。
球団マスコットも来場予定で、開場はプレイボールの2時間前を予定している。

2023年12月19日 スポーツニッポン ネット配信

OP戦日程発表
2.23「巨人―阪神」伝統の一戦でスタート 3.24まで106試合


セ、パ両リーグは19日、来年のオープン戦の日程を発表した。

2月23日に沖縄県那覇市で午後1時に開始する巨人-阪神戦でスタートし、
同日は沖縄県北谷で午後2時から中日-広島戦も開催。

3月24日まで計106試合が組まれた。

本拠地を北海道北広島市のエスコンフィールド北海道に移転した日本ハムは、
3月2日と3日に昨季まで本拠地だった札幌ドームで阪神戦を2試合行う。

2023年12月19日 スポーツニッポン ネット配信

金田優太 43期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】鈴木昭汰、横山陸人らが
特別支援学校で野球体験型授業を実施
球団の「パラ支援プロジェクト」一環


ロッテは18日、社会貢献活動プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一つである
「パラ支援プロジェクト」の一環として、鈴木昭汰投手、横山陸人投手、友杉篤輝内野手、
金田優太内野手が千葉県我孫子市の湖北特別支援学校を訪問し、高等部151人を対象に野球体験型授業を実施した。

「パラ支援プロジェクト」は千葉県内の特別支援学校への訪問、または球場への招待を実施し、
球団が提供する「野球」や「ダンス」に特化したコンテンツで児童、生徒に体を動かす
楽しみや喜びを味わってもらうことを目的としており、今回で2回目。

横山は「僕たちも楽しかったですし、生徒の皆さんも僕たちとの時間を
楽しんでいただけていたらうれしいです。今日をきっかけに野球に興味を持ってもらったり、
マリーンズを好きになってもらえたらいいなと思います。
またこういった機会があればぜひ参加したいと思います!」と話した。

2023年12月18日 中日スポーツ ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
埼玉西武ライオンズ・蛭間拓哉選手
地元で小学生に野球教室 群馬・桐生市


桐生市出身の埼玉西武ライオンズ蛭間拓哉選手が地元の小学生に
キャッチボールやバッティングのコツを指導しました。

小倉クラッチ・スタジアムで開かれた野球教室に登場したのは、桐生市出身で
埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手です。
野球教室には、市のスポーツ少年団に所属する野球チームから約100人の小学生が参加しました。

プロ1年目の今シーズン56試合に出場し、46安打を放った蛭間選手は
「ピッチャーをしっかり両目で見て軸足に体重をのせスイングすることが大切」など
バッティングのポイントを丁寧に指導していました。
また、蛭間選手によるバッティングも披露され、一球打つたびに子どもたちから大きな歓声が上がりました。
この野球教室は蛭間選手の後援会が企画したもので、
桐生市の地域活性プロジェクト「球都桐生プロジェクト」の認定事業です。

子どもたちは、間近で見るプロの技術に目を輝かせながら熱心に野球上達のポイントを学んでいました。

2023年12月17日 群馬テレビ配信
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島和哉の進化を後押しするノートの存在
プロデビュー戦の苦い経験を糧に


最近のスポーツ界で「メモ」といえば、サッカー日本代表の森保一監督が頭に浮かぶ。
日本をベスト16に導いた2022年W杯カタール大会では、試合中に戦術などを書いた
森保ノートが注目を集めた。
プロ野球界では試合中にベンチで打席の振り返りなどをノートに書く巨人・丸佳浩外野手が有名だが、
ロッテの27歳、小島和哉投手も〝メモ魔〟の一人だ。

開幕投手を務めた今季は25試合で10勝6敗、防御率3・47。
3年連続で規定投球回に到達した左腕の成長を後押しするのが、オジマノートの存在である。

きっかけはプロデビュー戦の苦い経験だった。早大から入団して1年目の19年。
開幕ローテーション入りを果たし、4月4日の西武戦で先発としてプロ初登板したが、
2回8失点(自責点7)と結果を出せなかった。試合後、ファームでの調整を言い渡された。
プロの高い壁にぶち当たり、「ああ、もうチャンスないな」と危機感を抱いていたとき、
当時2軍投手コーチだった清水直行氏に声をかけられた。

「チャンスは何度もこない。その中でチャンスをつかむためには、同じ失敗をしていたら印象が悪い。
失敗するとしても、〝新しい失敗〟の方がいい」

現役時代に5年連続で2桁勝利を挙げ、05年にはエースとしてリーグ優勝、
日本一に貢献した清水コーチの言葉が心に刺さった。
「同じ失敗を繰り返さないために」と自らの意思で始めたのが、登板後に投球内容の良かった点、
反省点、次回に向けた課題などをノートに書き込むことだった。

具体的には「スライダーの精度が悪かった。(次回登板までの)1週間はスライダーを意識して練習する」
「真っすぐが抜けることが多かった。
この1週間は(球が)抜けないような練習を多く取り入れる」などと記されているという。

「書き出すことで、〝なぁなぁ〟な1週間の過ごし方にならない。
僕の場合はノートが頭の中に入っているので、課題がすぐに思い出せる」

登板間のトレーニング内容も記録しており、「悪くなったときは、良かったときの内容に戻ることもできる」。
メモは進化の道しるべであり、立ち返る場所を示す引き出しにもなっている。

同じ失敗をしない-。プロ1年目で授かった清水氏の教えを心に刻んだ小島は今季、
勝てば2位、負ければ4位となるレギュラーシーズン最終戦の楽天戦では7回無失点で勝ち投手となり、
1勝1敗で迎えたソフトバンクとのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦では
七回途中無失点の好投で勝利に貢献。土壇場で何度もチームを救った。

負けられない試合で無類の勝負強さを発揮。
その陰には、コツコツと書きためた努力の結晶がある。
プロ1年目から5年間で書き込んだノートは、5冊になった。

2023年12月15日 サンケイスポーツ掲載

【西武】来春も2・6キャンプイン
松井稼頭央監督「今年も全然、問題なかったので」


西武は11日、来年の春季キャンプを2月6日から25日まで行うと発表した。
A班は宮崎・日南市の南郷中央公園野球場で、B班は高知市の春野総合運動公園野球場で。休日は10日、15日、20日。

昨年は3月のWBC開催でリーグ戦開幕が遅れることからキャンプインも
例年の1日より5日遅らせたが、来季も引き続き1、2軍ともに6日スタートとすることになった。
松井監督は「今年も全然、問題なかったので。選手がしっかりと体をつくってきてくれたし、
準備してくれましたから」と説明した。

2023年12月11日 スポーツ報知 ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
小島和哉投手表敬訪問

令和5年12月4日(月)、鴻巣市出身で現在「千葉ロッテマリーンズ」所属の
小島和哉投手が鴻巣市役所を訪れ、2023年シーズンについて並木市長へご報告いただきました。

プロフィール
〇生年月日 平成8年(1996年)7月7日(27歳)
〇出身地 埼玉県鴻巣市
〇経歴 ・鴻巣市立箕田小学校
      (りんどうスポーツ少年団)
    ・鴻巣市立赤見台中学校
      (行田リトルシニア)
    ・浦和学院高等学校
    ・早稲田大学

 小学校2年生から「りんどうスポーツ少年団」で野球を始める。
 赤見台中学時代は「行田リトルシニア」でプレー。
 浦和学院高校では、1年生の夏に甲子園に出場。1年生の秋からエースとなり、
2年生の春の選抜大会では優勝を果たした。2年生夏の甲子園に出場している。
 その後早稲田大学へ進学し、1年生春からリーグ戦で登板。
2年生秋に防御率1.60で最優秀防御率を受賞。東京6大学野球リーグで通算22勝。
 2018年ドラフト3位でロッテに入団。1年目3勝、2年目7勝と勝ち星を伸ばすと、
3年目の21年シーズンにはプロ入り初の完封勝利も記録し、2桁勝利を挙げた。
 2023年は開幕投手を務め、25登板 10勝6敗 防御率3.47という素晴らしい成績であった。
 プロ5年間の通算成績は103登板 33勝34敗 防御率3.58

小島投手からいただきましたサインを鴻巣市役所本庁舎3階スポーツ課窓口に設置しておりますので、
お立ち寄りの際はぜひご覧ください。

2023年12月11日 鴻巣市公式サイトより転載
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ
「グラブをへその前に」に潜む“誤解” 省ける無駄
アウトの確率上げるゴロ捕球


★ロッテ・金田優太が野球教室でゴロ捕球を実演

動きのスピードを上げるよりも、無駄のない動きを身に付ける方が結果的にアウトを取る確率は高くなる。
ロッテ・金田優太内野手が2日、さいたま市で野球スクールなどを運営する
NPO法人「ファイアーレッズメディカルスポーツクラブ」主催の「野球教室&肩肘検診」に参加した。
内野守備では実際の動きを見せながら「送球への意識を強く持ち過ぎないこと」や
「捕球したグラブをへその前に持ってこないこと」などのポイントを伝えた。

浦和学院で遊撃手兼投手としてプレーしていた金田は、選抜でベスト4に入った経験もある。
さいたま市で開かれた地元の小学生を対象にした野球教室では内野守備の指導を担当。
ゴロ捕球の手本を見せ、自身が心掛けているポイントを伝えた。

「送球への意識を強く持ち過ぎないことが大事です。すぐに投げようとしないで、まずは捕ること。
捕球して止まってから送球するくらいの気持ちでアウトにできます。捕球と送球を分けるイメージです」

アウトを取るためには、できるだけ早く送球に入りたくなる。
ただ、その意識が強くなると、捕球前に上体が起きたり、体が送球方向へ流れたりしてミスにつながりやすい。
金田は捕球から送球までの動きを急ぐよりも、動きの無駄を省いてスピードと精度を高める方法を追求している。

その1つが、少年野球の指導では少なくない「捕球した後にグラブを引いてへそに持ってくる動き」ではなく、
「捕球したグラブの位置に体を持っていく動き」。
球を捕ったところからグラブをできるだけ動かさず、体を近づける。
金田は「うまい選手は、へそにグラブを持ってきているように見えますが、
送球する方向へステップして体を寄せています」と解説した。

★内野守備の目的は“動き”ではなく“アウトを取る”こと

また、少年野球の指導では一般的な「左足の前での捕球」も、選手によって向き不向きがあると指摘した。
金田自身も「左足の前」と指導を受けた経験があるが、体の真ん中で捕る方がスムーズに動けるという。

「体の真ん中で捕る意識を持つと、打球が左右に弾んでも対応しやすいです。
体の左側で捕る動きで打球が左側にイレギュラーすると、体から大きく離れて
エラーする確率が高くなると感じています。また、体の右側で捕球した方が良いと考える指導者もいますが、
自分には合いませんでした。複数の方法を試した上で、自分に合ったものを選ぶのが一番だと思います」

内野守備の目的はアウトを取ることにある。
「へその前にグラブを持ってくる」「左足の前で捕球する」といった動きが目的ではない。
アウトの確率を上げる技術を追求するプロの指導は、子どもたちの貴重な選択肢となる。

2023年12月11日 First-Pitch配信

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
1月6日(土)武蔵野銀行にて、
「渡邉投手と蛭間選手の新春トークショー」を開催!!


2024年1月6日(土)、武蔵野銀行本店ビル内 M‘s SQUAREにて
埼玉西武ライオンズ新春トークショーを開催いたします。

本トークショーでは、浦和学院高校出身の同い年コンビ、渡邉投手と蛭間選手が参加し、
激闘を共に重ねてきた両氏ならではの息の合ったトークに加え、
直筆サイン入りグッズが当たるじゃんけん大会も実施いたします。

武蔵野銀行ではスポーツ振興を通じ、豊かな地域社会づくりに貢献する活動を実施しています。

★トークショーイベント詳細
日時:2024年1月6日(土)13:00(受付開始12:30)

会場:本店ビル2階地域創生スペース「M's SQUARE」
(さいたま市大宮区桜木町1-10-8)

出演者
ゲスト:埼玉西武ライオンズ 渡邉 勇太朗 投手
              蛭間 拓哉 選手
MC:山口 清香氏(テレビ埼玉LIONS CHANNEL出演)

定員:100名

参加費:無料

申込みについて
スマートフォンアプリ「武蔵野銀行アプリ」をダウンロードのうえ、
ホーム画面「キャンペーン・おすすめ情報」からご応募ください。

受付期間
2023年12月8日(金)~12月20日(水)23:59

抽選:応募多数の場合は抽選とさせていただきます。

備考
観覧時の座席は主催者にて指定させていただきます。

★注意事項
●本イベントの参加方法は武蔵野銀行アプリ内の
申込フォームから事前申込みが必要です。
●集合時間を過ぎて来場された場合、ご参加できない可能性がございますので、
受付時間内にお越しください。
●会場参加の場合、会場までの交通費はお客さまご自身のご負担となります。
(未成年の方は、保護者さまの同伴が必要となります。)
●イベント観覧時の座席は主催者側で決めさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
●イベント開催中の写真・動画撮影はご遠慮ください。
●施設内では係員の指示に従ってください。
●またやむを得ない事情により、イベントが中止となり、当選が無効になる場合がございます。
●当選通知はご登録いただく電子メールアドレス宛に送付します
(書面での通知はありません)ので、ご応募いただく前に、必ずメールアドレスが正しいことをご確認ください。
●申込多数の場合は抽選となります。あらかじめご了承ください。

2023年12月10日 埼玉西武ライオンズ公式サイトより転載

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
西武の平良海馬に〝アメリカ飯マウント〟をとられた渡邉勇太朗
ついに渡米しLAを車で駆け抜ける


西武の渡邉勇太朗が自身のインスタグラム・ストーリーズでアメリカに到着したこと報告した。

投稿には「LA」というコメントにアメリカの国旗が添えてあり、現地の道路を車で走行している様子を公開。
4日には平良海馬がインスタグラムにて「ヨザさんがアメリカ来るらしいから
先にUS来たマウント取っとこ」と投稿。
ハンバーガーなどが並ぶ食卓の様子に同僚の與座海人、渡邉をメンションして公開していた。
この投稿に渡邉は「明後日いきます」と明かしていた。

2023年12月8日 西スポWEB OTTO!配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】小島和哉が来季へ強い思い口に
「若手がしっかりやらないと絶対優勝できない」


ロッテ小島和哉投手(27)が6日、J-WAVE「ORIENT STAR TIME AND TIDE」の
ラジオ収録に臨んだ。16日の午後9時から放送予定の同番組では、MCの市川紗椰とトークを繰り広げた。

すでに今オフ3度目のラジオ出演。
「聞くのが好きっていう話をしてから、こういう機会をたくさんいただいてるので、それはすごくうれしい」と喜んだ。
ラジオを聞くようになったのはプロに入ってから。
自宅から球場までの約30分、車の中で聞くのが習慣になっている。
「芸人さんがMCやられてるラジオとかは、ちょっとくだらない話もあり、そこがまた良くて好きです」と明かした。

オフも忙しい小島は24年の選手会副会長が決まっており、
「若手がついていくだけじゃなくて、若手がしっかりやらないと絶対優勝っていうのはできないと思う」と
強い思いを口にした。
「僕もそういうところありますけど、ちょっと他人事になってるとこも絶対ある。
俺らがやんなくちゃダメなんだよっていうのは、みんな分からないといけない」と
チームをけん引していくつもりだ。
この日も収録前に朝9時から練習メニューをこなすなど抜かりない。
「もう休む期間は終わったので、徐々にしっかり上げていければ」。ラ
ジオでリラックスしながら、来年を見据えている。

2023年12月7日 日刊スポーツ掲載


ロッテ小島、今オフ3度目のラジオ出演も緊張「聴く方がいいです」

ロッテの小島和哉投手(27)が6日、東京都内でFMラジオJ-WAVEの
「ORIENT STAR TIME AND TIDE」(土曜午後9時~)の収録に臨んだ。
モデルの市川紗椰(36)がナビゲーターを務めるトーク番組で、
様々なジャンルで個性的に輝き、自分らしく活躍している人をゲストに招いている。

小島は今季、開幕投手を務めるなど25試合に先発して10勝6敗、防御率3.47。
6、7月は未勝利に終わるなど苦しんだ時期もあったが、楽天とのシーズン最終戦、
ソフトバンクとのCSファーストS最終戦で好投した。
3年連続で規定投球回をクリアしたことも評価され、年俸は1億500万円(金額は推定)に
アップ、プロ入り後の目標でもあった大台を突破した。

小島は「現在の話、過去、これからの話をテーマトークにお話させていただきました。
楽しかったです」と収録を振り返った。
自動車で球場に行き来するようになってラジオを聴くようになり、ラジオ好きになったそうで、
ラジオ出演はこのオフだけでも3度目。
「慣れないです。緊張しました。出演できるのはありがたいですけど、聴く方がいいです」と苦笑いしていた。

この日の収録は16日午後9時から放送される。

2023年12月6日 スポーツニッポン ネット配信

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
西武の内海哲也コーチの送別会で〝一番弟子〟渡邉勇太朗が
「『内』に秘めたる覚悟と情熱…」と粋なプレゼント


西武の渡邉勇太朗が自身のインスタグラムを更新。オフシーズンの1コマを紹介した。

渡邉の投稿には「内海さんありがとうございました会」と題してあり、来季から巨人の1軍投手コーチに
就任することが決まった内海哲也2軍投手コーチの送別会を行った様子。
増田達至、粟津凱士、大石達也2軍投手コーチや
来季から2軍投手コーチへの就任が決まった榎田大樹さんらとの集合ショットを公開。
内海コーチには「『内』に秘めたる覚悟と情熱、『海』のような広き心と聡明賢『哲』さで
日々是好日『也』。家族ひとつになって輝く未来への前進」と
「内海哲也」の4文字を詩にあしらえた粋なプレゼントを贈っている。
粟津も自身のインスタグラムに会の模様を投稿している。

渡邉は内海コーチの〝一番弟子〟と呼ばれており、2022年の内海コーチの引退会見では
涙ながらに感謝の手紙を読み上げていた。

2023年12月5日 西スポWEB OTTO!配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
「メンタル的に崩壊していた」
ロッテ・小島和哉の心に響いた吉井監督の“珍問答”
「ミカン畑とビートルズ」から生まれた深イイ言葉…その心は?
〈2位躍進秘話〉


契約更改後の会見に臨んだ小島和哉投手にメディアから質問が飛んだ。

「今年、一番印象に残っている試合を教えてください」

おそらく、質問をした記者も、そして会見場にいた誰もが、あの試合だと思ったはずだ。
10月10日のイーグルス戦(楽天モバイル)。シーズン143試合目のラストゲームは、
勝てば2位、負ければ4位という勝敗次第で天国と地獄の明暗がクッキリと分かれる大一番だった。
先発のマウンドには開幕投手を務めた小島が上がった。

「最初も小島。最後も小島でいいんじゃないか」

吉井理人監督は重圧のかかるマウンドに背番号「14」を送り出す理由を問われ、そのように答えている。
小島はその期待に応え7回を被安打6、無失点。10勝目を挙げ、チームをシーズン2位へと導いた。

しかし、である。誰もがその答えを待っていたなかで、小島は予想を覆す回答を口にした。

「試合日は記憶にないのですが9月のイーグルス戦です」

★「6回3失点の登板」がなぜ?

とっさにどの試合を指しているのか、ピンと来た人はいなかったはずだ。
それはZOZOマリンスタジアムで行われた9月12日のイーグルス戦だった。
開幕から好調に首位戦線を戦っていたチームは、8月は負け越し、9月に入っても
この試合まで2勝6敗と低空飛行を続けていた。
流れを変えて欲しい、と指揮官が期待をこめて送り込んだ小島はしかし、初回からピンチを背負うなど
ピリッとしない投球をつづけた。

初回にマリーンズ打線が先制するも3回に追いつかれ、6回には2点を失い勝ち越された。
6回を投げて106球3失点でマウンドを降りた。先発としての役割は果たしているものの、
「小島はもっと出来る投手。こんなものではない」と思っている吉井監督は大いに不満だった。
試合はその後、打線の奮起で勝利したが翌日の試合前、吉井監督と小島は話し合いの場を持った。
その時の会話を小島は忘れられないと言い、だからこの試合が今年で一番印象深い、と明かしたのだった。

「音楽に例えるなら楽譜を奇麗に弾いているだけの投球に感じる」

吉井監督は悩める小島にそう告げた。そして続けた。

「音楽において時に、多少音が外れていても情熱をこめて勢いのある演奏の方が
聞いている相手の心に響くことがある。それはピッチングも一緒だと思う」

小島は本格的に楽器を奏でた経験はなかったが、この比喩はスッと心の奥深くまで入り込んでいった。
どうしても完璧を目指していた。初回からストライクゾーンぎりぎりを狙うあまり自分を苦しめる投球が目立った。
厳しいゾーンを狙えば、少し外れるとボールと判定されるリスクを伴う。おのずと球数は増えていく。

時には大胆に投げることも大切――。指揮官の言葉が、その後の小島のピッチングを変えた。
打てるものなら打ってみろ。ストライクゾーンを広く使い、投げ込んでいく投球に
打者はまるで気後れしているかのようなスイングで凡打を重ねていった。
10勝目を挙げた大一番の仙台の夜はまさにそうだった。
気迫あふれる投球でテンポよくどんどん投げ込み、チームを勝利に導いた。

★「ピアノはさすがに…」

後日、小島の契約更改会見でのコメントを聞いた吉井監督は笑った。
小島は「ピアノを弾く時」と口にしたが、「ワシはギターと言ったつもりやった。
ピアノはさすがに音が外れると厳しい。ギターのイメージやった。伝わりにくかったかなあ」と頭をかいた。
そしてこう続けた。

「もっと大胆な投手になって欲しいというのはずっと思っていたこと。
慎重になりすぎてマウンドでの雰囲気まで窮屈になって、それが野手にも伝播していた。
球数も増えるし守っている野手もキツイ。もっと大胆にズドドドーンと投げて欲しい。
あとはボールに聞いてくれ、と言うような勇気。なにかいい例えはないかなあと思っていて考えていた時に
中高生の時に聞いたり弾いたりしていたギターのことを思い出した」

指揮官は野球少年ではあったが、音楽もこよなく愛していた。ビートルズ、松山千春、アリス、ARB。
長渕剛のフォークソングも好きだった。レコードを聞いたり、ラジオを聞いたり。
あまりにも好きで和歌山に住んでいた中学生時代、ミカン畑の収穫を手伝うバイトで
稼いだお金でフォークギターを買った。

忘れもしない。近くでギターを売っていたのは自宅から電車を乗り継いで1時間ほどかかる海南市の商店街。
1万円札を握りしめてお店に入り、名のあるブランドではなく日本製の聞いたことがない
メーカーのギターを手に入れた。それを毎日のように弾いた。宝物だった。
高校時代には部活の合間に軽音楽部に借りてエレキギターを弾かせてもらった。
色々な人に聞いてもらうのが好きだった。

その時、こう感じていたのだという。

「ちょっと音が半音外れていても情熱をもって勢いで弾けば、相手に伝わることがわかった。
それは当時の自分にとってはロックのギタリストのイメージ。
音がずれても勢いのある音の方が聞いている方はノッてくる」

★いきなり「この馬を知っているか?」

思春期の思い出をプロ野球の監督となった58歳の時に思い返し、
悩める若き左腕に、ピッチングの例えとしてぶつけた。情熱をもって伝えた。
ピアノとギターの誤解こそあったものの小島にとっては印象深く、心に響いた。

ちなみに小島はもう一つ、指揮官から今シーズン、例え話を聞いている。これも忘れられない。
5月まで5勝を挙げるなど順調なシーズンを送っていたが突然、勝てなくなった。
6月は未勝利。7月も勝てない。
7月15日のイーグルス戦(ZOZOマリンスタジアム)では4回3分の1で6失点KO。
試合後、監督から「愚痴を聞いてあげるから明日にでも監督室においで」と優しく声をかけられた。

「本当にどうしていいか分からない状態だった。メンタル的にも崩壊していた」と小島。
「宜しくお願いします!」と頭を下げて監督室を訪ねると、
いきなり、「この馬を知っているか?」と一頭の馬の写真を見せられた。

競馬に興味がない小島には、まったく見当もつかない。
馬主をしている吉井監督の馬かと一瞬は思ったが、その写真は少しばかり古かった。
無理もない。その馬は小島が生まれる前の1991年にJRAの重賞・ラジオたんぱ賞を制し、
93年の七夕賞、オールカマーなどを制するなど活躍し人気を博したツインターボだった。

「調べて動画を見てみてくれ。ワシが好きな馬。とにかく逃げる馬。いつも大逃げを打つ。
結局、ゴールまで体力がもたなくて負けることもあるが、そのまま逃げ切って勝つこともあった。
ワシはその姿に感動した。それくらいの入りでもいいのではないかな」

★伝わった指揮官の熱い想い

小島はキョトンとした。まさか馬を例えに出されるとは思わなかった。
ましてや競馬を知らないから言っている意味が全く分からず、イメージもわかない。
最後には「ツインターボになれ」とまで檄を飛ばされた
。ただ、指揮官のなんとかしてあげたいという熱い想いは伝わった。

「初回から後先考えて投げるのではなく初回から飛ばしていけということだなと。
確かに自分はどうしてもペース配分を意識するあまり、初回は丁寧に丁寧にと行き過ぎていた」と小島。
ギターもツインターボも伝えたいメッセージはほぼ同じ。
大胆に、勢いよく投げて欲しい、というメッセージだった。

小島は本拠地で行われたホークスとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでも、
勝てばファイナル進出、負ければ終わりという第3戦に先発した。
初回から飛ばした。結局、6回3分の1を投げて球数96球で無失点。
勝ち投手にこそならなかったが、その後、小島の魂の投球に刺激を受けたチームは
延長戦を制し、パ・リーグ王者バファローズの待つ大阪への切符を手に入れた。

CSファイナルステージの出番は第5戦の予定だったが、しかし、マウンドに上がることは叶わなかった。
チームは4戦して1勝3敗でファイナルステージ敗退が決まった。
ファイナルステージ第4戦、勝てば翌試合での先発だった小島は
その時、宿舎で登板に向けた治療を受けていた。
最後の瞬間を映像で見届けると深く息をつき部屋の天井を見つめながら、
2023年シーズンを振り返り、すべてが終わったことを悟った。

「投げたかった。全身の力が抜けていく感覚。色々あった一年が終わった。
途中、苦しんだけど、最後にいい感覚を掴むことができていただけに投げたかった。
今はこの感覚を来年に繋げないといけないという思い」

★「ギターとツインターボ」を胸に

月日は流れ早いもので師走になった。小島はもう次の年に向けたチャレンジを始めている。

「来年は2位決定の試合ではなく優勝決定の試合で投げたい。
優勝チームとしてクライマックスシリーズを戦い、日本シリーズに勝ちたい。
例えで言うと半音外れても情熱と勢いでギターを弾いて観衆を魅了する、そんなピッチングしたいです。
ああ、もちろんツインターボも忘れていませんよ」

小島はそう言って笑った。

吉井監督も来季に向けて忙しいオフを過ごしている。
「身体は休んでいるけど、頭はいつも来年の事を考えている」と話す。
暇を見つけては中高生の時と同じように自宅でギターを弾く。
今、聞いてくれているのは2匹の愛猫。駐車場に捨てられていた雑種の猫を拾って育てた雄の黒猫と、
もう一匹は雌のアメリカンショートヘアだ。
言葉は通じないがきっと情熱は伝わっていると信じている。野球の事から離れられる大切な時間だ。

小島は2024年、4年連続となる規定投球回数到達と2年連続二桁勝利を目指している。
ギターとツインターボの話を忘れず、1年間、勢いよく突っ走りチームを引っ張っていくつもりだ。
そしてシーズンの最後には、いつも様々なアドバイスをくれる吉井監督を胴上げする。 

2023年12月4日 Number Web配信
 
木塚敦志 16期 現:横浜DeNA
DeNA、ハマスタ45周年記念試合を開催
球団OBらが松坂氏擁する“神奈川レジェンド”と対戦


「YOKOHAMA STADIUM 45th DREAM MATCH」

12月3日
BAY DREAM STARS2-7Y45 LEGEND HEROES

Y45



BAY



【BAY】三浦、野村、村田、山口俊、木塚、久保、高崎、斎藤隆、山崎
【Y45】成瀬、山口鉄、長田、内、加藤、松阪、石川

★木塚敦志
5番手登板
1/3イニング 打者1 被安打0 奪三振0 与四死球0 失点0 自責点0


★出場選手
【BAY DREAM STARS】 【Y45 LEGEND HEROES】
氏名  在籍年(現役時代)
野村 弘樹 1988~2002年
齋藤  隆 1992~2005年
石井 琢朗 1989~2008年
鈴木 尚典 1991~2008年
三浦 大輔 1992~2016年
相川 亮二 1999~2008年
木塚 敦志 2000~2010年
久保 裕也 2016年
大西 宏明 2008~2010年
古木 克明 1999~2007年
村田 修一 2003~2011年
吉村 裕基 2003~2011年
高崎健太郎 2007~2017年
山口  俊 2006~2016年
山﨑 康晃 2015~現役
今永 昇太 2016~現役
東  克樹 2018~現役
氏名    出身校
多村 仁志 横浜高校
森野 将彦 東海大相模高校
阿部 真宏 横浜高校
松坂 大輔 横浜高校
小池 正晃 横浜高校
後藤 武敏 横浜高校
長田秀一郎 鎌倉学園高校
内藤 雄太 横浜商工高校
山口 鉄也 横浜商高校
成瀬 善久 横浜高校
内  竜也 川崎工高校
加藤 幹典 川和高校
荒波  翔 横浜高校
黒羽根利規 日大藤沢高校
福田 永将 横浜高校
下水流 昂 横浜高校
秋山 翔吾 横浜創学館高校
倉本 寿彦 横浜高校

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武・蛭間拓哉が地元群馬こんにゃくパークで野球教室
「群馬のために活動できることは凄くうれしい」


西武の蛭間拓哉外野手(23)、外崎修汰内野手(30)、本田圭佑投手(30)、
長谷川信哉内野手(21)が3日、群馬・甘楽町内の「こんにゃくパーク」で
野球教室やトークショーなどを実施した。

蛭間は地元群馬でのイベントに「群馬のために活動できることは凄くうれしい」と
野球少年を中心に打撃フォームのアドバイス。
じゃんけん大会ではサイン入りのグッズをプレゼントするなど会場を沸かせた。

来季、8月20日オリックス戦はチーム5年ぶりとなる群馬・前橋での試合が予定されている。

群馬名産のこんにゃくを食べて育ったルーキーは「まずは1軍にいないと試合に出られないので、
そこに標準を合わしたい。ホームランを打って、プロ野球選手になりたいと思ってもらえるように」と
凱旋をアーチを誓った。

2023年12月3日 スポーツニッポン ネット配信


【西武】外崎修汰、本田圭佑、蛭間拓哉、長谷川信哉が
群馬でミニ野球教室
蛭間拓哉「こういう活動があれば群馬のためにやりたい」


西武の外崎修汰内野手、本田圭佑投手、蛭間拓哉外野手、長谷川信哉内野手が3日、
群馬・甘楽町のこんにゃくパークで行われた「ミニ野球教室&トークショー」に参加した。

群馬出身の蛭間はプロ入りして初めて郷里にがい旋。
ミニ野球教室では少年に打撃、守備をアドバイスし「群馬の人に教えられてうれしく思います。
こういう活動があれば群馬のためにやりたいですね」と意欲をみせた。

トークショーではMCを務めた中山秀征から初めてとなるオフの過ごし方を問われ
「休んでいいのかなという感じです。あいさつ回りをしながらトレーニングをしています」と
笑みを浮かべながら答えていた。

2023年12月3日 スポーツ報知 ネット配信

西武の蛭間拓哉、地元群馬で来季のV約束
「夢と希望を与えられるように」外崎修汰らと「こんにゃくパーク」沸かせる


西武の外崎修汰内野手(30)、本田圭佑投手(30)、蛭間拓哉外野手(23)、
長谷川信哉内野手(21)が3日、群馬県甘楽町の「こんにゃくパーク」で
野球教室とトークショーを行い、来季の王座奪取を目標に掲げた。

今季の目標を問われた4人はそろって優勝と回答。
選手会長に就任した外崎は「本当に優勝って気持ちいいし、みんながはじける。
追われる立場で感じるプレッシャーは度合いが違い、その中でやる野球もしびれる」と
若手にも経験できる状況を目指した。

地元群馬出身の蛭間は帰省中で、プロ初のオフに「親のご飯を食べたので、後は自分の好きな
群馬の名物を食べたい」と焼きまんじゅうを恋しがった。
ドラフト1位で入団した今季は交流戦明けの6月下旬に1軍初昇格すると56試合に出場し、
打率2割3分2厘、2本塁打、20打点をマークした。

それでも「後半戦から慣れてきて徐々に結果が出てきたけど、まだまだ期待に応えられなかった。
しっかりオフに準備し、夢と希望を与えられるように頑張っていきたい」と地元の子どもたちに誓った。

2023年12月3日 西スポWEB OTTO!配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ横山はあざと男子!?先輩の小島「カワイイは正義なので」

ロッテの小島和哉投手(27)、種市篤暉投手(25)、横山陸人投手(22)の3人が2日、
千葉市内で行われたトークショーに参加し、ファン約200人を前に
今季を振り返り、来季に向けての意気込みなどを語った。

今季2桁勝利をマークした先発投手2人と、侍ジャパンにも選出された佐々木朗希世代の
若手救援投手の組み合わせ。
今季、初ホールド、初セーブ、初勝利を挙げた横山に、小島が
「僕の年代より若い選手が頑張らないと優勝には遠いと思うので、引き続き頑張ってほしい」、
種市も「来年はもっとホールドもセーブも増やしてほしい」と激励。
それに対して横山が「僕としては先発の人に完投してほしいなと。
僕らが投げることによってリスクも増えちゃうので。先発完投を狙って来年もよろしくお願いします」と返し、
会場の笑いを誘った。

さらに○か×で答えるコーナーでは「この3人の中で一番もてるのは自分だ」の質問にに一人だけ
「○」と回答し、「ルックス的にも性格的にも、まあ、見て分かるように。そうかなと思うので」と豪語。
これには先輩の小島も苦笑いしながら、「カワイイは正義だと思うので。特に試合とか投げている時は
良い意味で荒々しくて勢いあるんですけど、抑えた瞬間に、ははぁ~みたいな笑顔するのはちょっと、
あざといかなとは思います」と納得?していた。

来季の目標について小島は個人タイトルではなくチームの優勝を掲げ、種市は最多奪三振タイトル獲得、
そして横山は「最優秀中継ぎ投手、セーブシチュエーションでも投げさせていただいたら、
最多セーブというところも。大きな壁がチームにはあるんですけど、
それを乗り越えていけるように頑張っていきたい」と守護神にも意欲を示した。

2023年12月2日 スポーツニッポン ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
蛭間拓哉選手 1年目を生かせるかが大事


自分の性格を分析すると、考えすぎて空回りすることとか、ちょっと余計なことまで考えてしまう、
といった部分があります。シンプルに考えられないっていう感じでしょうか。
そのことが試合で影響してしまうこともあります。

考えすぎることがいいときもありますが、時には考えすぎず、本能の赴くままにいく、
というのも大切なのではないかと思います。

今年1年間に関しては、とにかくけがをしないこと、というのが目標でした。
この夏も異常な暑さが続きましたが、試合後は水風呂に入り、ほてった体を冷やすなどで、
コンディションを整えるようにしていました。

日々の経験をしっかり生かし、どれだけ2年目につなげていけるか。
プロとして、そういったことを考える1年間だったと思います。
もっとも、まだプロとしての完璧な過ごし方というのはわかっていないですし、
正直、これまでの経験をすぐに生かすというのは難しい話だと思っています。
2年目、3年目で、どれだけ1年目の経験を生かしていけるかがとても大事かなと思っています。

今後ですが、やはり首位打者を取ることが大きな目標です。
2千本安打も達成したいという思いが強いです。もっとも、まだ今の状況では実現はほど遠いと思うので、
しっかり一日一日を積み重ね、大切に過ごしていきたいと思います。

今年、1軍での出場機会を得ることができ、初本塁打も放つことができましたが、
チームの勝利にまだそれほど貢献できていないので、これからしっかり貢献できるよう、
「ここぞ」というときに、とにかく元気にいけたらと思います。チーム全体を盛り上げられるように頑張っていきたいです。

来期以降も、けがをすることなく、目標に向かって進んでいきたいです。応援をお願いします。=おわり

産経新聞配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
浦学出身・ロッテ小島、苦境脱しエースに成長

レギュラーシーズン最終戦だった 10月10日の楽天戦。
負ければクライマックスシリーズ(CS) 進出がなくなり終戦となる大一番でロッテの小島(浦和学院高出)が輝いた。
敵地仙台のマウンド、それも9日の試合が雨で流れてスライド登板となった中、7回無失点と好投。
2位浮上とCS切符を呼び込んだ。

普段冷静なサウスポーが珍しく気迫を表に出した。
序盤からガッツポーズを繰り出し、2-0の四回は2死から辰己に三塁打を浴びたが、続く太田を空振り三振。
拳を握ってほえた。「打者が打ってガッツポーズをしたらべンチは盛り上がる。
投手も守りから攻撃への場面でできたら」。相手に流れを渡さなかった。

初めて開幕投手を務めた5年目の今季は自己最多に並ぶ10勝を挙げたが、
シーズン半ばには3カ月近く白星から遠ざかった。
出口がなかなか見えずに苦悩した中、吉井監督から「愚痴を言いに来い」と声をかけられ、
「懐の深さを感じたし、すごく助けられた」。苦
境を脱し、3年連続で規定投球回をクリアする転機になったという。

CSファーストステージは1勝1敗で迎えた第3戦に中5日で先発。
この時も、負けたら終わりだったマウンドで7回途中を無得点に抑えた。
佐々木朗や種市の故障離脱があった中、監督は「1週間に1回顔を出し、試合の半分以上を投げる。
勝ったらもっといい。 それがエース。その力があるのは小島以外にいない」と称賛した。

2023年12月2日 埼玉新聞掲載

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
「投げにくい球場」「守りにくい球場」は?
千葉ロッテ・小島和哉&藤岡裕大が言及


山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。
11月28日(火)の放送では、千葉ロッテマリーンズの小島和哉(おじま・かずや)投手、
藤岡裕大(ふじおか・ゆうだい)選手が登場。
互いの隠れた一面や、投げにくい&守りにくい球場を明かしました。

◆“幕張の奇跡”の立役者がゲームを振り返る

2023年の千葉ロッテといえば“幕張の奇跡”と呼ばれたクライマックスシリーズ・ファーストステージでの
対福岡ソフトバンクホークス第3戦が記憶に新しいですが、
この試合で先発を務めた小島投手が6回無失点と大活躍。
小島投手自身も「(今シーズンで)一番印象に残っている試合。
負けたらシーズン終了だったので、すごく緊張したのを覚えています」と振り返ります。

さらに、0対3と3点ビハインドで迎えた10回裏、ランナー1、2塁の場面で藤岡選手が同点3ランを放ち、
ゲームを振り出しに戻す大仕事を成し遂げました。この場面について、藤岡選手は「これから先もないような、
(最高の)結果になったと思います。打席に立つ前から(ホームランを打とうという)イメージはしていました」と話します。

◆お互いの印象は?

一見、素朴なイメージの藤岡選手ですが、ロッカールームではユーモラスな一面もあるそうで、
後輩の小島投手が「実はお茶目」と明かすと、「わちゃわちゃしているのは好きですかね。
寂しがり屋なので(苦笑)」と藤岡選手。
さらには「(チーム)最年長の荻野(貴司)さんにも、構わず(絡みに)いきます」と意外な一面を見せます。

そんななか、藤岡選手から小島投手へ向けて不満が飛び出す場面も。
藤岡選手によると、小島投手から「今度、ご飯に行きましょう」とたびたび誘われるものの、
具体的にスケジュールを出すと「ちょっと行けないです」と断られるのだとか。

この意見に、小島投手は「遠征などで、外に食事に行かないときに裕大さんが誘ってくださるから……
裕大さんのタイミングが悪いです」と弁明すると、すかさず「俺が悪いんだ!?」とツッコミを入れる藤岡選手。
そんな2人のやりとりに、れなちも笑みがこぼれます。

◆投げにくい、守りにくい球場は?

ここで、リスナーから「投げやすい、または投げにくいマウンド、守備が難しい球場はありますか?」との質問が。
内野手の藤岡選手は「楽天モバイルパーク宮城(東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地)が
一番守りにくいですね。土と天然芝のグラウンドなので、そこの境目で(バウンドしたときに)
球が速くなったり、遅くなったりして難しい」と回答。

小島投手は、投げやすいマウンドに本拠地のZOZOマリンスタジアムを挙げつつ、
「投げにくい球場はあまりないですが、京セラドーム大阪(オリックス・バファローズの本拠地)は、
スパイクの土の刺さり具合の違いやバッターに投げる角度がちょっと違うので、ちょっと苦手」と答えます。

最後は、今シーズンからチームを率いている吉井理人(よしい・まさと)監督の印象について話す場面も。
ファンのあいだで“パパ”“かわいいおじさん”などと親しまれているような、愛されキャラでもある吉井監督ですが、
藤岡選手によると「試合に負けて本気で悔しがっているところを見るので、勝負師の顔もあります。
(感情を)あまり表には出されないですけど、秘めているものはすごくあると思います」と明かすと、
「(吉井監督の)そういう感情や表情も受け取りながら、選手の皆さんも一致団結できたのですね」と話すれなちでした。

(TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2023年11月28日(火)放送より)

2023年12月2日 TOKYO FM Plus配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
千葉ロッテ 2024年度選手会役員決定のお知らせ

2024年度の選手会役員が次のように決まりましたのでお知らせします。

選手会長 中村奨吾
副会長  
小島和哉、岩下大輝
役員   安田尚憲、山口航輝

2023年12月1日 千葉ロッテ公式サイトより転載

清水隆行 12期 現:野球評論家
FA動向に注目も…宣言残留した歴代選手
「巨人でプレーするのが一番」


オフシーズンに突入したプロ野球。
ストーブリーグで大きな注目を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。
今オフもすでに西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断した。
一方で、権利を行使したものの、結果的にチームに残った選手も数多くいる。
そこで今回は、FA宣言残留を決断した歴代選手を紹介する。

★清水隆行(崇行)

出身:東京都
投打:右投左打
身長/体重:183cm/83kg
生年月日:1973年10月23日
ドラフト:1995年ドラフト3位

天性のヒットメーカーとして活躍した読売ジャイアンツの清水隆行(崇行)。
新天地への移籍も考えたが、巨人に残留することを決めた。

浦和学院高校では高校通算20本のアーチを描き、東洋大学に進学。
大学日本代表にも選ばれた経歴もあり、ドラフト3位で巨人に入団した。

卓越したバットコントロールをプロ1年目から披露し、瞬く間に外野のレギュラーを確保。
翌年以降も上位打線を任され、3割近い打率をマークし続けた。

特に2002年は大活躍を見せ、打率.314・キャリアハイの191安打をマークし、最多安打のタイトルを獲得。
2004年にFA宣言をしたものの、「好きなチームでプレーするのが一番」との言葉を残して巨人に残留した。

2006年・2008年はまさかの不振に陥り、2009年は埼玉西武ライオンズでプレー。
最後まで安打製造機としての意地を見せ、同年限りでユニフォームに別れを告げた。

2023年11月30日 ベースボールチャンネル配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島&藤岡、互いの意外な一面を暴露
「ロッカーではすごいお茶目」「ご飯誘っても断る」


プロ野球、ロッテの小島和哉投手(27)と藤岡裕大内野手(30)が28日、
TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木曜後1・0)にゲストとして生出演。
「ファンが知らないような互いの一面」について暴露した。

リスナーからの質問で、ファンが知らないような互いの一面を問われた2人。
小島は「藤岡さんは、すごい練習をたくさんする人。でもロッカーではすごいお茶目。可愛らしいところがたくさんあります」と明かし、
藤岡は「たしかにロッカーとかはうるさいかもしれない。わちゃわちゃしてるのが好きですかね。みんなに絡みまくってる」とうなずいた。

一方、藤岡は「『(小島が)ご飯行きましょう』って言ってくるんですけど、誘っても大概断る。今年1回も行ったことないです」と告白。
真偽を問われた小島が「投げる日の遠征のときは外に食事に行かない。
そういうタイミングで裕大さんがご飯誘ってくださるので、裕大さんのタイミングがちょっと悪い」と弁明すると、
「そんなことないと思うんですけどね、逆にいつならいいのか教えてほしい」と首をかしげた。

2023年11月28日 サンケイスポーツ ネット配信

契約更改

球団 氏  名 増減 更改日
千葉ロッテ 小島 和哉 35期 +55% 11月21日
埼玉西武 蛭間 拓哉 39期 +38% 11月25日
 埼玉西武  渡邉勇太朗 39期  -3% 11月25日
千葉ロッテ 金田 優太 43期 ±0% 11月17日
 
 小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
蛭間拓哉
 39期 現:埼玉西武
ロッテ・小島 ラジオ出演で知った「韓国にファンクラブ」
現地では「ジマピン」の愛称


ロッテ・小島和哉投手(27)が24日、FMラジオ「NACK5」のスポーツ番組「N―FIELD」に、
浦和学院と早大で4学年後輩の西武・蛭間拓哉外野手(23)と生出演した。

韓国に住むリスナーのメッセージによると、韓国で小島のファンクラブがあるという。
メンバーからは「ジマピン」の愛称で呼ばれているとのこと。全く知らなかったという小島は
「え、知らなかったです。ありがとうございます」と驚いていた。
5年目の今季は自身初の開幕投手を任され、チームトップタイの10勝をマーク。
現地では「ジマピン、ヒムネ(頑張れ)」と応援されていたという。

今季計3打数無安打に抑えた蛭間に対し、小島は「あまり意識したくなかったけど、
(同じ早大出身の楽天)早川が(ホームランを)打たれたのを見ていたので、
打たれたら“蛭間さん”と呼ばないといけなくなると思った」と意識していたことを語った。
蛭間は「確実に抑えに来ているなという印象だった。ワンチャンあると思ったが、ダメでした」と舌を巻いていた。

2023年11月25日 スポーツニッポン ネット配信

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
【西武】蛭間拓哉が600万円アップ
レギュラー獲得と侍入りへ「まずはケガしない体作り」


西武蛭間拓哉外野手(23)が25日、埼玉・所沢の球団施設で契約更改交渉を行い、
今季年俸の1600万円から600万円アップの2200万円でサインした。

ドラ1ルーキーとして臨んだ今季は56試合に出場。
打率2割3分2厘で2本塁打、20打点の成績だった。プロ1年目を振り返り
「初めてのプロ野球で右も左もわからない状況だったんですけど、1年間の流れはわかった。
まずはケガしない体作りをしっかりやって、来年はレギュラーをつかみ取りたい」と、決意を口にした。

世界を相手に戦った同学年から刺激を受けた。
19日に侍ジャパンが優勝したアジアプロ野球チャンピオンシップでは、同学年の
阪神森下、広島小園、巨人門脇らが活躍。
自身は背中のコンディション不良もあり出場できず
「自分もいつかあの舞台に出たい」と侍入りへ意欲を見せた。(金額は推定)

2023年11月25日 日刊スポーツ ネット配信

【西武】蛭間拓哉が600万円増の2200万円で契約更改
栗山巧の自主トレ参加で「すべてのことを吸収したい」


西武・蛭間拓哉外野手25日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み
600万円増の2200万円(いずれも推定)でサインした。

交渉の席で増額を提示されたドラフト1位ルーキーは「自分が思ったより上がったのでビックリしました」と声を弾ませた。
1年目の今季は6月以降に1軍に定着。56試合に出場して打率は2割3分2厘ながら2本塁打を放ち
1番、3番などいろいろな打順を任されても何とか対応。
渡辺GMは「チームを鼓舞する部分もあったし、結果もそれなりについてきて来季は期待できる」と評価。
蛭間も「ある程度1年間の流れというのはわかったので、まずはケガしない体作りをしっかりやって、
来年はレギュラーをつかみ取る、1年間戦いきるための体をしっかり作っていきたいなと思います」と目標を掲げた。

その土台となる来年1月の自主トレでは、目標とする栗山の下で体作りをする計画を立てている。
「野球の技術もですけれど、野球に対する取り組み、考え方だったりとかを。長年プロ野球でやっていますし、
2000安打も達成して本当にすごい方なので、すべててのことを吸収したいなって思います」。
シーズン中もベンチでは栗山の横に座って相手投手の配球、打席に入る際の準備、心構えなどを学んでいたが、
ともにトレーニングに取り組むことで通算2120安打の奥義を伝授してもらうつもりだ。

振り込んだ秋季キャンプ中、アジアプロ野球チャンピオンシップで優勝した侍ジャパンで同年代の選手が活躍。
同学年の森下らが躍動した姿は目に焼き付いている。
「自分も負けていられないというのはあります」と将来の侍ジャパン入りも視野に入れる。
今季の登場曲は郷ひろみの「2億4000万の瞳」。サビの「ジャパ~ン!」で打席に入るのは
おなじみになったが「来季も変えません」と“続投”を宣言。
「あの歓声はすごくうれしいですし、球場が盛り上がってくれれば」。
“栗山塾”で土台を作り、「ジャパ~ン!」でベルーナドームを盛り上げてレギュラー奪取、
さらには侍ジャパン入りへ。2年目を迎える蛭間の夢は果てしなく広がっていく。

2023年11月25日 スポーツ報知 ネット配信
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】吉井理人監督
来季飛躍へ3投手のエース争いに期待
「チームを引っ張ってもらいたい」


ロッテ吉井理人監督が3投手のエース争いに期待した。
今季は左腕の小島がチームで唯一、規定投球回に到達。中6日、中5日で回りきった。
「1週間に1回、試合の半分以上投げて、勝てばなおよしというのがエース。
それができるのは今、小島しかいない」と“現エース”に認定している。

2位から優勝へと来季飛躍するには、柱は1人では足りない。
対抗馬が、小島と同じく10勝した右の種市だ。加えて「(佐々木)朗希もその力を持っている。
この子たちに争ってもらって、チームを引っ張ってもらいたい」。
左脇腹肉離れによる離脱はあったものの、7月までに7勝した165キロ右腕も候補に入れた。

同監督は所有するリジンが浦和競馬で5連勝し、競走馬の知識を深めている。
「疲労を取ったり鍛えたり、科学的なやり方は学ぶところがあって、
野球選手の方がトレーニング遅れてるなって思うくらい」。
選手も大切に育てて、来季のペナントをぶっちぎる。

2023年11月23日 日刊スポーツ掲載
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】小島和哉5年目で1億円突破
「あの話があったから」大胆に投球奏で大幅3700万円増


おじまカンタービレ!? ロッテ小島和哉投手(27)が21日、ZOZOマリンで契約を更改し、
3700万円増の1億500万円でサインした。
5年目での大台突破に「過去の自分に言っても『絶対うそだろ』って言われると思う。
1つの目標にしてきたので、すごくうれしい」と喜んだ。

エースの働きだった。自身初の開幕投手を任され、種市と並ぶチームトップの10勝(6敗)で
3年連続規定投球回をクリア。
楽天とのシーズン最終戦では、7回無失点の好投で2位フィニッシュを決めた。
「あの話があったから、最終戦とか(CS)ファイナルでいい投球ができたのかなと思う。
すごく助けられた」。救われた言葉がある。

7月に試合で打ち込まれた翌日、監督室に呼ばれた。吉井監督は左腕の投球を音楽に例えた。
「『楽譜をきれいに弾いているだけの投球に感じる』と言われて。吉井さんが求めているのは
多少音が外れても勢いのある演奏というか、その方が相手の心に響くと」。
それまで、大事な試合ほど厳しいコースを狙って自分を苦しめていた。
大胆さも大事だと気付かせてくれた。

金額で準備が変わるわけではないが、1億円に値する成績で応えたい。
「1年間投げるのはもう当たり前だと思っている。その中でどれだけ質の高い試合を多くできるか。
170回は投げたいですし、防御率も2点台前半でいけたら」と力強く締めた。
ただ、この話には続きがあって-。小島は吉井監督の例え話をピアノだと思って聞いていた。
ロック好きの指揮官は「ギターです。ピアノははっきり音外れちゃうでしょう。
分かりづらかったかな…」。概要は、伝わっていた。

2023年11月22日 日刊スポーツ掲載


ロッテ・小島和哉が初の大台 1億500万円でサイン

ロッテ・小島和哉投手(27)が21日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、
3700万増の1億500万円でサインした。(金額は推定)

今季は開幕投手を務め、自己最多の25試合に出場し、自己最多タイの10勝(6敗)、防御率3・47をマーク。
ポストシーズンでは、先発陣の駒不足のなか、中5日で登板するなど、チームを支えた。
飛躍した1年を「目標にしていたイニング、防御率にも届いていないですし、まだまだ課題もたくさんあり、
反省するところもたくさんある。けがなく、ここ2、3年くらいは投げられているので、
親に感謝してまた来年1からしっかり頑張りたい」と話した。

今オフは、早大の先輩のソフトバンク・和田に“弟子入り”し、自主トレに励む。
シーズン中も「相談ごとがあったりした時、自分の中で解決できなかったときは、
和田さんにアドバイスをいただいていた」と、頼りにしてきた“師匠”。
「技術も、考え方も、取り組みも一つでも多く勉強したい」と教えを請う。

来季に向けては、「1年間投げるのは当たり前。その中で、どれだけ質の高い試合を
多くできるかが大事になってくる。170イニングは投げたいし、防御率も2点台前半でいけたら」と意気込みを語った。

2023年11月21日 デイリースポーツ ネット配信


ロッテ小島、初の大台1億円に「過去の自分では“絶対ウソだろ”と」
今季成績には満足せず


ロッテの小島和哉投手(27)が21日、千葉市のZOZOマリン内球団事務所で契約更改交渉に臨み、
3700万円アップの年俸1億500万円でサイン、待望の大台に乗せた。
「過去の自分に言っても“絶対ウソだろ”と思う」と振り返った。(金額は推定)

ただ自身2度目の2桁勝利(10勝)に到達も、158回1/3イニングに終わった投球回、
防御率3.47には満足していない。
「1年間は投げられたけど、170回は投げたいし、防御率も2点台に抑えたい」

早大の先輩で、42歳左腕・和田との投げ合いを通じ、第一線で奮投する姿に感じたことも大きかった。
「何歳まで投げられるんだ」。今オフ、和田との合同自主トレでエキスを学ぶつもりだ。

6年目の来季は、自身の投球に加え、若手の成長にも目を配りたいという。
「ボクより下の投手が頑張らないと優勝できない。吉井さんを胴上げするためにも、
周り(の投手陣)を見渡せるようにしたい」。
チームの守護神・益田、セットアッパー・沢村が自分たちを鼓舞してきたが、
投手陣のリーダー格としての自覚も芽生えてきた。

2023年11月21日 スポーツニッポン ネット配信

【ロッテ】小島和哉が大台突破の1億500万円でサイン
「過去の自分に言っても『ウソだろ』って」


ロッテの小島和哉投手が21日、ZOZOマリンで契約更改を行い、
3700万円増の年俸1億500万円でサインした。(金額は推定)

プロ5年目の今季は開幕投手を託され、チーム最多タイの10勝。
3年連続規定投球回クリアの安定感も光った。

1億円の大台到達に「過去の自分に言っても『ウソだろ』って言われると思う。
ひとつの目標にしていたのでうれしい」と笑顔をみせた。
オフには早大の先輩左腕、ソフトバンクの和田に弟子入りを志願。
来季43歳を迎える大ベテランに学び、「息の長い選手になりたい」と、さらなる飛躍を目指す。

2023年11月21日 スポーツ報知 ネット配信

【ロッテ】小島和哉は3700万円増で大台突破!
今季は初開幕投手、チームトップタイ10勝


ロッテ小島和哉投手(27)が21日、ZOZOマリンで契約更改に臨み、
3700万円増の1億500万円でサインした。

5年目の今季は自身初の開幕投手を任され、種市と並んでチームトップタイの10勝(6敗)、防御率3.47。
3年連続で規定投球回に到達し、年俸1億円の大台を突破した。
「過去の自分に言っても『絶対うそだろ』って言われると思う。
1つの目標にしてきたのですごくうれしいですけど、それが1000万でも500万でも
準備を怠ってきたわけではない」。

オフは早大の先輩であるソフトバンク和田と自主トレを行う。
来季へ向けて「1年間投げるのはもう当たり前だと思っているので、その中でどれだけ質の高い試合を多くできるか。
170イニングは投げたいですし、防御率も2点台前半でいけたら」と意気込んだ。

(金額は推定)

2023年11月21日 日刊スポーツ ネット配信

ロッテ・小島和哉、プロ5年目で大台突破 1億500万円でサイン
「過去の自分にいっても、絶対にウソといわれる」


ロッテ・小島和哉投手(27)が21日、ZOZOマリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、
3700万円増の1億500万円(金額は推定)でサイン。
大台突破に「過去の自分にいっても、絶対にウソといわれる。一つの目標として
やってきたので、うれしい」と話した。
プロ5年目の今季は開幕投手を務め、自己最多の25試合に登板。
チームトップタイの10勝(6敗)を挙げ、防御率3・47を記録した。

勝てば2位、負ければ4位の状況で迎えたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦(楽天モバイルパーク)では
7回無失点で勝ち投手となり、1勝1敗で迎えたソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)
ファーストステージ(ZOZOマリン)では七回途中無失点の好投で試合をつくった。
負けられない大一番で実力を発揮し、チームを支えた。


「まだまだ課題もたくさんあって、反省することもたくさんあると思うけど、
ここ2、3年くらいはしっかり投げられていると思うので、そこはしっかり親に感謝して、
また来年1からしっかり頑張りたいと思います」と振り返った。

来季に向けて、「吉井さんと以前お話ししたときに、僕の投球スタイルは、楽譜をきれいにひいているだけの
ピッチングに感じるといわれて。吉井さんが求めているものは、音は多少外れても勢いのある〝演奏〟。
完璧を目指したくなるのは、当たり前だけど、それより大事なものもあるという話をしてもらったので、
そういう選手になりたい」と力を込めた。

今オフは早大の先輩にあたるソフトバンク・和田毅投手(42)に〝弟子入り〟する。
「技術も、考え方も、取り組みも、一つでも多く勉強したい」と見据えた。
来季の目標としては「1年間投げるのは当たり前。170イニングは投げたいし、
防御率も2点台前半でいけたら」とし、フル回転の活躍を誓った。

2023年11月21日 サンケイスポーツ ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】小島和哉、GG賞で山本由伸に次ぐ2位得票!
失策0は浦和学院時代からの積み重ね


<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

今月10日、2023年度のゴールデングラブ賞受賞選手が発表された。
今季先発で25試合に登板し、チームで唯一、規定投球回に到達した小島和哉投手(27)は、
オリックス山本由伸投手(25)に次ぐ2位の得票を得た。
「自分のプレーする機会をしっかりエラーなく、シーズンを終わらせたいと思っている。
なのであまりタイトルは意識していない」とあくまでチームの勝利が優先だ。

今季は守備でも失策は0。フィーリディング能力の高さでも勝利に貢献した。
「高校の時からめちゃめちゃ練習していたので、その分、貯金もあって苦手ではないんです」と
浦和学院時代からの積み重ねだったことを明かした。

今季は2年ぶりの2桁勝利で10勝6敗、防御率3.47。
開幕投手に始まり、シーズン通してローテーションを守り抜いた。
「取れるアウトは取る意識を高く持ってやっている」と力強く語る。
日々の積み重ねが大きな目標の達成につながっていく。

2023年11月20日 日刊スポーツ掲載

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武「走魂賞」の年間大賞は中村剛也、2軍は蛭間拓哉に決定

西武は20日、就任1年目の松井監督のもと、チームスローガンである『走魂』を
チーム全体に意識付けするための一環として、今シーズンから始まった
「走魂賞 supported by こんにゃくパーク」の年間大賞の受賞者を発表。
1軍部門は中村剛也内野手、2軍部門で蛭間拓哉が選出された。

同賞はシーズン開幕から各月1・2軍部門で各1人がファン投票によって選出された。
くしくも今回年間大賞に輝いた両選手は初月の受賞者でファンに対し『走魂』の
イメージを強く与えたプレーが大賞に選出された要となった。

両選手のコメントは以下の通り。

◆中村剛也
「3・4月度に続き年間大賞にも投票していただきありがとうございました。
今シーズン個人的には良く走ったと思います(笑)。
来シーズンも一生懸命走るので応援よろしくお願いします!」

◆蛭間拓哉
「チームスローガンである『走魂』はキャンプから常に意識して取り組んできたので、
3・4月度の受賞はとてもうれしかったのです。
まさか年間大賞に選ばれるとは思ってもみなかったので正直びっくりしています。
ファンの皆さま投票していただきありがとうございました!」

両選手の授賞式は26日に開催される「LIONS THANKS FESTA 2023」内で行われる。

2023年11月20日 サンケイスポーツ ネット配信


【西武】走魂賞年間大賞2軍部門で蛭間拓哉が受賞
「走魂は常に意識して取り組んできた」


西武は20日、「走魂賞 supported byこんにゃくパーク」の年間大賞を発表。
2軍部門は新人の蛭間拓哉外野手が受賞した。

走攻守で全力プレーを心がけている蛭間だが、その点が評価された。
球団を通して「チームスローガンである『走魂』はキャンプから常に意識して取り組んできたので、
3・4月度の受賞はとてもうれしかったのです。まさか年間大賞に選ばれるとは思ってもみなかったので
正直びっくりしています。ファンの皆さま投票していただきありがとうございました」とコメントを寄せた。

※走魂賞とは

チームスローガンの「走魂」をチーム全体に意識づけるため、スローガンに見合ったプレーなどで
貢献した選手を監督やコーチが候補として選出し、最終的にファンクラブ会員の投票によって
1軍・2軍それぞれ1人ずつ決定する。

2023年11月20日 スポーツ報知 ネット配信
 
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
勝利に貢献できる息の長い活躍を 渡辺勇太朗投手


ライオンズの投手陣でお世話になっているのは高橋光成さんですね。
食事とかに連れて行っていただきますが、自分の性格のこととかを良く分かってくださっていて、
指摘いただくことはとても勉強になることばかりです。

自分は結構考え込んで、細かくやろうというタイプなのですが、平良(海馬)さんとかとは逆のタイプかと。考えるより先に次々に行動されるというか。
選手それぞれだと思うので、自分は繊細な性格面などをあえて認識した上でマウンドに立ち、前向きに考えるようにしています。

実際、考えすぎてしまうと暗いトンネルにはまってしまうのですが、その点はメンタルトレーナーなどと話しながら進めるようにしています。
思い込みで進んでしまうこともありますが、自分でどうしたらいいかわかってきたというか、野球としっかり向き合うことができてきているように思います。

オフの気分転換も大事になってきますが、やはり車を運転して、いい景色を見たり、少し遠くまで行くことが好きです。
20歳のころから運転していて、ドライブ歴も長くなってきました。時間があれば、富士山の方だったり、
海に行ったりするのがリフレッシュになります。埼玉県内では、小さいころに、武蔵嵐山辺りでよく川遊びとかをしました。
おいしい水も飲めたり良い思い出ですが、最近はなかなか行けないですね。

5年後、10年後にどういう野球人生を歩んでいるかは分かりませんが、チームの柱として投げていたいですし、今後も注目してほしいです。
30代になっても、プロ野球選手としてしっかり投手のローテーションに入り、チームの勝利に貢献できる息の長い活躍ができたらいいですね。

2023年11月16日 産経新聞配信

鷹野史寿 12期 現:東北楽天アカデミーコー
楽天が来季のコーチ陣発表 現役引退の横尾、奥村が入閣
三木2軍監督は続投

★鷹野史寿氏、真喜志康永氏が育成コーチに


楽天は13日、2024年のコーチングスタッフを発表した。
今季限りで引退した横尾俊建氏が2軍打撃コーチ、奥村展征氏が2軍内野守備走塁コーチに就任する。

今季までアカデミーコーチを務めていた鷹野史寿氏が育成コーチに。
2022年までコーチを務め、今季は台湾・楽天モンキーズでコーチを務めていた
真喜志康永氏が育成総合コーチとなる。
2軍は三木肇2軍監督が続投。雄平氏が横尾コーチとともに2軍打撃コーチを務める。

2023年11月14日 Full-Count配信


★2024シーズン 一軍コーチングスタッフ
監督 今江 敏晃
一軍ヘッドコーチ 渡辺 直人
一軍打撃コーチ 後藤 武敏
一軍打撃コーチ 川島 慶三
一軍投手コーチ 永井 怜
一軍投手コーチ 青山 浩二
一軍バッテリーコーチ 的場 直樹
一軍内野守備走塁コーチ 塩川 達也
一軍外野守備走塁コーチ 岡田 幸文
★二軍コーチングスタッフ
二軍監督 三木 肇
二軍打撃コーチ 雄平
二軍打撃コーチ 横尾 俊建
二軍投手コーチ 石井 貴
二軍投手コーチ 小山 伸一郎
二軍投手コーチ 久保 裕也
二軍バッテリーコーチ 田中 雅彦
二軍内野守備走塁コーチ 奥村 展征
二軍外野守備走塁コーチ 牧田 明久
育成総合コーチ 真喜志 康永
育成コーチ 鷹野 史寿

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島和哉、来季GG賞獲る
「守備機会はエラーなくいく。その積み重ね」


守備職人の称号も夢ではない。ロッテ・小島和哉投手(27)が12日、
ZOZOマリンで行われた秋季練習に参加。
抽選で当たったファン約2000人がバックネット裏から見守る中、雨にも負けずハッスルした。

「見られているとモチベーションも上がる。雨で寒い中、たくさんの方が見にきてくださり、ありがたい」

遊撃、二塁のポジションでノックを受けた後、投内連係を実施。守備力強化を図った。
10日にゴールデングラブ賞の受賞者が発表され、パ・リーグ投手部門で、
小島は得票数232のオリックス・山本由伸に次ぐ2位(得票数17)だった。

25試合で158回⅓を投げ、10勝を挙げた今季は35度の守備機会で失策ゼロ。
「取れるところでアウトを取る意識を高く持っている」との言葉通り、投手では両リーグ通じて
最多の併殺参加8を誇る。常に先の塁での補殺を狙い、何度もピンチの芽を摘んできた。

高い守備力の持ち主で来季の受賞がかなえば、ロッテの投手では2016年の涌井秀章以来8年ぶり。
小島は「考えていない」と控えめに話した上で「アウトを一つ取るのはすごく大変。
自分の守備機会はエラーなくいく。その積み重ね」。地道にアウトを重ねた先に栄冠が待つ。

2023年11月13日 サンケイスポーツ掲載

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島和哉の考え方を変えたソフトバンク・和田毅の貪欲な姿勢
武田千怜のアナザーストーリー


昨日の敵は今日の友である。阪神が38年ぶりの日本一を決め、今季の全日程が終了したプロ野球。
長きにわたる戦いが幕を閉じたばかりだが、選手は早くも来季に向けて動き出している。
今季10勝を挙げたロッテ・小島和哉投手(27)は来年1月、ソフトバンク・和田毅投手(42)との
合同自主トレーニングを志願。弟子入りすることを明かしている。

小島にとって和田は早大の大先輩で同じ左腕。今季は2度対戦した。
1勝1敗で迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦でも顔を合わせた。
延長十回にロッテが3点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ちした一戦で、
先発した小島は6回1/3を無失点、和田は5回無失点の好投。
両者一歩も譲らない投手戦を繰り広げ、熱戦を演じた。

ともに第一線で活躍し、シーズン中はライバル関係にある。
小島は「あんまり、頼りすぎるのもよくないのかなと自分の中で思っていた」と打ち明ける。
遠慮気味だったが、15歳上の大先輩の貪欲な姿勢に触れ、考え方が変化した。

「どちらかというと、僕は質問して聞く側だと思っていたんですけど…ふと和田さんにアドバイスを聞いたときに
和田さんからも『いろいろ教えてよ』という話をされて…」。
プロの世界で21年も戦い、日米通算163勝を挙げてもなお、10歳以上離れた後輩から
何かを学ぼうとする。そんな姿勢に刺激を受けた。

「成績だけじゃなくて、人としてすごい人だなと。(和田から)『俺はここがこうなんだけど、どういう感覚なの?』
という話をしてくださって。自分がいろいろ思っても質問しなかったことがあったけど、
盗めることはな何でも盗んで、少しでも多く学んで成長できたらなと思えた」

「長年、先発で結果を出してきた方」と尊敬のまなざしを向ける和田と自主トレーニングをともにするのは、
全日程のうち半分だけ参加したという2年目のオフ以来となる。
今季は中盤に2カ月以上も白星から遠ざかる時期があり、6年目の来季に向け
「(中盤にあたる夏場の)1週間の過ごし方、食事などいろいろ聞いてみたい」と目を輝かせた。

「和田さんにも、みんなでいろいろ考えて、みんなで成長していこうという話をしてもらった。
いろいろ聞いて自分の引き出しにしていきたい」と小島。
球団の垣根を越えた切磋琢磨の先に、来季も熱い戦いが待っている。

2023年11月10日 サンケイスポーツ掲載

NPBが来季セ・リーグ日程を発表
3月29日巨人-阪神、ヤクルト-中日、DeNA-広島で開幕


★交流戦日程も発表、5月28日から6月16日まで全108試合を開催

日本野球機構(NPB)は8日、来季のセ・リーグ日程を発表した。
開幕は3月29日。巨人-阪神、ヤクルト中日、DeNA-広島の3カードが行われる。
なおホームは2022年の上位3球団となるが、阪神が開催球場の都合により辞退したため、
4位の巨人が主催となる。

また交流戦の日程も発表。5月28日から6月16日まで全108試合を開催する。
各球団の試合数はホーム9試合、ロード9試合の計18試合。
2024年にホームで行ったカードは2025年はロードで、
2024年にロードで行ったカードは2025年はホームで行われる。

交流戦最初のカードは巨人-ソフトバンク、ヤクルト-ロッテ、DeNA-楽天、
中日-西武、阪神-日本ハム、広島-オリックスの6試合となる。

2023年11月8日 Full-Count配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】小島和哉が早大先輩のソフトバンク和田毅に弟子入り
「食事だったり聞いて成長したい」


ロッテの小島和哉投手(27)がオフに偉大な先輩に弟子入りする。
5日、ZOZOマリンスタジアムで秋季練習を行った。

シーズン終盤、ソフトバンク和田毅投手(42)に自主トレへの参加を志願した。
和田は今季、球団新記録の勝利投手(42歳1カ月)、オールスターゲームでの
パ・リーグ最年長登板(42歳4カ月)、パ・リーグで初となる40歳以上で通算20勝目を挙げるなど、
プロ21年目ながらいまもなお第一戦で活躍し続ける。
同じ早大出身、同じ左腕という共通点を持ち「長年、先発ピッチャーで結果を出してきた人」と
尊敬のまなざしを向ける。
普段から連絡を取り合う中で、和田からもアドバイスを求められるなど、学び続ける姿勢に刺激を受けた。

小島は今季、2年ぶりの2桁勝利10勝と結果を残した。
「1週間の過ごし方だったりとか、食事のことだったりを聞いて成長したい」と語った。

2023年11月5日 日刊スポーツ ネット配信

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武・蛭間 「栗山打法」で定位置奪取誓う
「絶対レギュラーになる気持ちで」


西武の蛭間が「栗山打法」でレギュラー奪取を狙う。

高知・春野の秋季キャンプでは打撃の際、顔がぶれないように徹底。
シーズン中、師と仰ぐ栗山のスイングから「ボール球を見逃せるし、ミート力が上がれば
飛距離も自然と伸びていく」と極意をつかんだ。

1年目の今季は56試合で打率.232、2本塁打、20打点。
「まだできる感覚はある。絶対レギュラーになる気持ちでやっていく」と力を込めた。

2023年11月4日 スポーツニッポン掲載
 
 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武・蛭間“栗山打法”で長打力アップへ
「構えから打つまつでに顔の位置のぶれが少ない」


西武の蛭間拓哉外野手(23)が「栗山打法」で来季のレギュラー奪取を狙う。
1日から始まった高知・春野の秋季キャンプで意識しているのは顔をぶらさず、目だけでボールを見ること。
師匠と仰ぐ栗山を参考にし「構えから打つまつでに顔の位置のぶれが少ない。
ボール球を見逃せるし、ミート力が上がれば飛距離も自然と伸びていく」とヒントを見つけた。

1年目の今季は56試合で打率・232、2本塁打、20打点をマーク。
探究心の強いルーキーは「まだできる感覚はある。絶対レギュラーになる気持ちでやっていく」と力を込めた。
松井監督は「本人が1年やって感じることはある。その課題を秋は取り組んで、しっかりコーチと話してやってくれている。
1年目のプレーも見れて、2年目の期待はもちろんある」と飛躍に期待を寄せていた。

2023年11月3日 スポーツニッポン ネット配信

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武サウナ部グッズ11月26日“いい風呂の日”から発売
部長の渡部「完璧な仕上がり」


西武は3日、オフィシャルECサイトで26日から「サウナ部グッズ」と「ケロリンコラボグッズ」を
販売すると発表した。“いい(11)風呂(26)”にちなんだ日から販売される「サウナ部グッズ」は
ライオンズの“サウナ部”部長を務める渡部と蛭間の公認グッズでサウナハット、サウナマット、バスローブなど
4点を販売。商品にあしらわれている「整う」をベースにしたロゴは、渡部と蛭間が監修した。

ケロリンコラボグッズは、1963年から全国の銭湯などで使用されている黄色い風呂桶でおなじみの
ケロリン桶とコラボした商品。手ぬぐい、バスタオル、Tシャツのほか、
銭湯のロッカーの鍵をイメージしたアクリルキーホルダーの計5点を販売する。

サウナ部部長の渡部は「グッズに刺しゅうされたサウナ部のロゴは、イメージ通りの渋いデザインになっていて、
完璧な仕上がりです。グッズの中ではサウナハットが特にお気に入りです。
ライオンズサウナ部に入部するためには必須のアイテムになりますので、ぜひファンの皆さまもゲットしていただき、
サウナ部の一員になってほしいと思います。たくさんの方の入部をお待ちしています」と呼びかけ、
部員の蛭間も「サウナ部グッズは身につけるだけで整ってしまいそうなほど最高の出来です。
バスローブも着心地抜群で、寮では常に着ていたいくらいです。遠征先でもサウナ部の活動には
欠かせないグッズになりました。ケロリン桶もレオマークがかわいくて、一家にひとつは持っておきたいですね。
僕もサウナ部とケロリンコラボグッズでしっかり整えて、秋季キャンプも頑張りたいと思います」とコメントした。

2023年11月3日 スポーツニッポン ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
投げるだけじゃない!
ロッテ・小島和哉がシーズン通して見せた高い守備力
小野コーチ「準備があるからこそ」


★大一番での好投に黒木コーチ絶賛

ロッテの小島和哉は今季、3年連続規定投球回に到達し、2年ぶりに二桁10勝をマーク。
勝てば2位でクライマックスシリーズ(CS)進出、引き分けで3位でCS進出、
負けると4位でシーズン終了と、絶対に負けが許されないシーズン最終戦となった
10月10日の楽天戦に先発し、「一番は内容ではなくて勝てばいいと思っていた。
なおさら初回はゼロで行けたのが一番大きかったのかなと思います」と、7回6安打無失点の好投で
自身2度目の二桁勝利を達成するとともに、チームを2位でのCS進出に導いた。

ソフトバンクとのCSファーストステージでも1勝1敗で迎えた第3戦、
中5日で先発し6回1/3を4安打、無失点に抑えた。
黒木知宏投手コーチは「開幕投手を託して、チームが一番大事なここを勝たなければいけないという
登板で投げて、開幕だけはうまくいかなったですけど、大事なところで投げて全部もぎ取ってきた。
小島は中5日であったり、チームを引っ張っていくという意味では、エースとしての自覚であったり、
成績を残したというところで1つ2つ成長したのかなと思いますね」とその成長に目を細めた。

★高い守備力

小島の良さは投球だけでなく、守備力もだ。今季の失策数は「0」。

5月10日の西武戦では2-0の3回に古賀悠斗のピッチャーライナーをキャッチすれば、
2-1の5回一死一、三塁で古賀のピッチャー横のゴロを反応良くキャッチ。
一旦二塁へ送球しようとする素振りを見せるも、本塁を狙った三塁走者・山川穂高を
挟みタッチアウトにする好判断を見せた。
3-1の6回には呉念庭のピッチャー返しをキャッチし一塁に送球してアウトにした。

好守備は5月10日の西武戦だけではない。8月20日の楽天戦では、2-0の3回無死一塁で
村林一輝のピッチャー前のバントを素早く処理し二塁へ送球しアウト。
ショート・友杉篤輝から一塁ベースカバーに入った中村奨吾に渡りダブルプレー完成させたこともあった。
さらに9月5日のソフトバンク戦、1-0の3回無死一塁で甲斐拓也のバントを素早く捕球して
二塁へ送球してアウト、一塁もアウトでダブルプレーにした。

小島に今季の自身の守備に「人並みには頑張れたかなと思います」と振り返り、
守備で意識していることについては「捕ってから投げることを意識しています。どんなに急いでいても
目を切ったらエラーしちゃうので。最低1個はアウトを取ろうと思ってやっています」と話した。
また、好守備が多い理由について「基本的にはそういう球に反応できるということは、
投げ終わりの体勢がいいから、捕れると思うので、バランスが良いから捕れているんじゃないかなと思います」と
自己分析した。

また、小野晋吾投手コーチは小島の守備について
「僕がスカウトをやっているときから彼のピッチャーとしての能力を見ていたので、
そういうものを幼少期から意識してやってきたものがそのまま上の舞台でも出ている」と話し、
「守備も上手いですし、バント処理だったり、打球反応もいい。準備も早い打球を
ノックで受けたりというのをしてきているので、そういう準備があるからこそ
しっかり試合の中で出せているのではないかなと思います」と評価した。

小島は規定投球回に到達し、ゴールデン・グラブ賞の資格に入っている。
ゴールデン・グラブ賞に期待ですねと振ると、小島本人は「いいえ(笑)」と否定的だったが、
高い守備力をシーズン通して見せたことは間違いない事実だ。

2023年11月1日 BASEBALL KING 配信

NPB 2023年公式戦日程
 
セントラルリーグ・パシフィックリーグ日程
 ファーム日程
 宮崎フェニックスリーグ

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
【西武】フェニックスリーグ優勝に
西口文也2軍監督「投手でしょう」育成左腕菅井信也ら猛アピール


西武がフェニックスリーグの全日程を終了した。13勝2敗1分けで、すでに29日に優勝が決定している。

西口文也2軍監督(51)は「このフェニックスは投手でしょう。
投手が頑張った結果、いいゲームができたかな。野手も守りを含めて、ミスは出たけど、
やるべきことをしっかりやった結果だと思います」と若獅子たちの成長をたたえた。

指揮官が話すように、若手投手陣たちが奮闘した。
育成2年目の左腕、菅井信也投手(20)は阪神の1軍フルメンバーを7回1失点に抑え、
29日も中日戦で7回12奪三振。
菅井と同期入団で、すでに最速150キロ台中盤を投げ込む羽田慎之介投手(19)黒田将矢投手(19)や、
この日先発で5回無失点だった高卒ルーキーの山田陽翔投手(19=近江)も経験を重ねた。

彼ら以外にも、西口監督は渡辺勇太朗投手(23)浜屋将太投手(24)の名を挙げた。
1軍の先発ローテーションは安定しているものの、7人目、8人目…とシーズンを戦う上では
新戦力の台頭が必要だ。
「来年のことも考えて、勇太朗とか浜屋とか、そのへんはしっかり投げてもらいたい。
1軍のローテに入れるように」と期待を寄せた。

2023年10月31日 日刊スポーツ掲載

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
【西武】秋季練習を打ち上げ
蛭間拓哉が「2億4千万の瞳」のサビを熱唱で締め!


西武は29日、ベルーナドーム、カーミニークなどで行ってきた秋季練習を打ち上げた。
この日、カーミニークで行われた練習の最後では、ルーキーの蛭間拓哉外野手がスタンドのファンに向けてあいさつ。
「1年間応援ありがとうございました」と頭を下げると、マイクを握って自身の登場曲
「2億4千万の瞳」のサビの部分を熱唱。「ジャパ~ン!」と声を張り上げた。

11月1日からの秋季キャンプでは高知・春野で行われる若手野手中心のメンバーに入り
「しっかり頑張ってきます」と誓っていた。

2023年10月29日 スポーツ報知 ネット配信

 蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
蛭間拓哉選手 子供たちにかっこいい姿を


ライオンズの打撃陣は、考えをしっかり持ちながら積極的に振っている点が共通しています。
打撃面では、「この先輩のこのスタイルがいいな」とか、「客観的に見て自分にも取り入れたいな」、
といったことを考えながら日々学ばせていただいています。
中でも、栗山(巧)さんは、試合に入る前の準備も含めてですが、ゾーンへの入り方とか、ためなど、
とても勉強になっていますし、見ていて「やっぱりかっこいいな」と思います。

チーム内で入団当初からかわいがってもらったのは現在、中日ドラゴンズの川越(誠司)さんです。
あとは、若林(楽人)さんにもお世話になっています。
他球団の選手では、千葉ロッテマリーンズの藤原(恭大)選手が日本代表で同部屋だったこともあり仲が良く、
切磋琢磨というか、お互い意識し合える関係です。

今後の野球人口を増やしていくことも課題だと思っています。

具体的には、ライオンズ、ひいては野球を好きになってもらうためのイベントなどの取り組みを多くしていく。
そうしたことを通じて、プロ選手として子供たちとも接点を持ち、興味を示してもらえることが大切だと思います。
自分も、実際にプロ野球を見て、選手たちがかっこいいなと思い、影響を受けました。
子供たちにも自分たちがそういった姿を見せていきたいです。

埼玉の思い出の場所という点でいうと、実は県内で遊んだりした記憶がほとんどないんですね。
そもそも外出ができませんでした。高校3年間は、学校の敷地内で過ごし、日々野球漬けで、夏休みが1日あったとしても帰省して終わり。
大学入学後は新型コロナ禍というのもあって、なかなか県内で遊びに行くといったことができませんでした。
サウナ以外にも面白いスポットを開拓したいです。

産経新聞配信

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武〝浦学コンビ〟
蛭間拓哉&渡邉勇太朗の学ラン姿にファン歓喜
「右の子、少年アシベやん」「教室が賑やかそう」
「推しのシーショットが尊い」来月ファン


西武の蛭間 西武が来月26日に行われる「LIONS THANKS FESTA 2023」の情報を公開した。

球団公式X(旧ツイッター)に登場したのは、蛭間拓哉&渡邉勇太朗の浦和学院高の同級生コンビ。
学生服に身を包み笑顔でポーズを決め、写真におさまった。

今年も「獅立ライオンズ学園」と称して、「学園祭」をテーマに
選手たちがさまざまな企画に挑戦することが紹介された。

SNS上では「かわいい! お笑いコンビですか?」「学ランいいね! バンカラにきめてほしい」
「浦和学院で同期のふたり」「右の子の髪型、少年アシベやん」「教室が賑やかそう」
「推しのシーショットが尊い」などのコメントが寄せられた。

2023年10月27日 西スポWEB OTTO!配信


※2人の学ラン姿はブログに掲載します

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武が秋季キャンプメンバーを発表
フェニックスリーグ参加の山川は外れる


西武は26日、秋季キャンプのメンバーを発表。
CAR3219フィールドと高知県の春野総合運動公園の2カ所に分かれて行われるが、
若手中心の編成でフェニックスリーグに参加していた山川穂高内野手はメンバーから外れた。
期間は11月1日~19日までで、休養日は4日、8日、12日、16日となる。

参加メンバーは以下の通り。

◆所沢(CAR3219フィールド)

渡辺勇太朗、宮川哲、隅田知一郎、松本航、佐藤隼輔、浜屋将太、
佐々木健、森脇亮介、青山美夏人、山田陽翔、井上広輝、羽田慎之介、
与座海人、黒田将矢、大曲錬、赤上優人、水上由伸、豆田泰志、齊藤大将、
粟津凱士、伊藤翔、上間永遠、三浦大輝、菅井信也、岡田雅利、古賀悠斗、
柘植世那、野田海人、中熊大智、古市尊、牧野翔矢、是澤涼輔、山野辺翔、
ブランドン、滝沢夏央、古川雄大、若林楽人、愛斗、仲三河優太、ジョセフ

◆春野(高知県立春野総合運動公園野球場)

児玉亮涼、渡部健人、平沼翔太、山村崇嘉、高松渡、川野涼多、佐藤龍世、
長谷川信哉、野村和輝、
蛭間拓哉、鈴木将平、西川愛也、岸潤一郎、高木渉、モンテル

2023年10月26日 デイリースポーツ ネット配信

鈴木 健 8期
石井義人 17期
3月16日(土)開催の西武初のOB戦に
石井丈裕氏、鈴木健氏、G.G.佐藤氏など新たに15人の出場が決定!


来年3月16日(土)にベルーナドームで開催する西武ライオンズ初のOB戦
『LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024』に
石井丈裕氏、鈴木健氏、G.G.佐藤氏など、新たに15人が出場することが決定いたしました!

石井氏は、先発投手の柱としてだけでなくリリーフとしても活躍し、1992シーズンには沢村賞、
パ・リーグ最優秀選手賞、日本シリーズ最優秀選手賞に輝くなど、西武黄金時代をその力強い投球で支えました。
現在は小中学生を対象にした野球スクール「ライオンズベースボールアカデミー」でこどもたちを指導しています。
鈴木氏は、1997シーズンには自身のサヨナラ本塁打でリーグ優勝を決めるなど、
勝負強いバッティングに加え、最高出塁率者賞も獲得した卓越した選球眼でチームをけん引。
G.G.佐藤氏は、左右広角に放つ長打と数多くの捕殺を記録した強肩を持ち味に活躍。
ユーモラスな性格で、SNSを通じて現在もファンの皆さまから人気のあるOBのひとりです。

さらに、投手陣からは、西武ライオンズ創世期に左キラーとして活躍した広橋公寿氏、
長髪をなびかせ闘志あふれたピッチングが持ち味のデニー友利氏のほか、
共に現在は球団スカウトを務める渡辺智男氏と後藤光貴氏。
ベースボールアカデミーからは星野智樹氏、その他、岡本篤志氏が出場し、
野手陣からは、代打の切り札として活躍した森博幸氏、犬伏稔昌氏、高木浩之氏、
柴田博之氏、石井義人氏、米野智人氏の計15人の出場が新たに決まりました。

その他の出場メンバーやチケットの販売概要などは、決まり次第オフィシャルサイトなどで発表いたします

★鈴木健氏コメント
普段は解説などで行くことも多いベルーナドームですが、自身が実際にグラウンドでプレーするのは
とても久しぶりですので、今から非常に楽しみにしています。当時一緒に戦っていた先輩方や
仲間たちに会えることも楽しみですし、今は蛭間選手や渡邉投手といった高校からの後輩もライオンズで
がんばっていますので、後輩たちやチームにパワーを与えられるようなプレーを見せたいと思います!

2023年10月24日 埼玉西武ライオンズ公式サイトより転載

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
「何してんねん」西武・蛭間拓哉がスタンドの観客に要求したのは
平石洋介コーチ「すごい」ファンも「確信した。レギュラー取るわ(笑)」


ベルーナドームで秋季練習を行う西武が21日、8日目の練習の様子を公式YouTubeで公開した。

この日はスタンドを開放して練習公開。
平石洋介ヘッドコーチは練習中に蛭間拓哉を呼び出し、「お客さんがメニューを分かっていない。
大きな声で、ファンの皆さんを喜ばせて」と依頼した。
蛭間はスタンドに歩み寄ると、一礼して自己紹介。拍手が湧き起こる中、午後からの練習内容を説明した。
さらに「締め」として観客に要求したのは…。
ファンや見守ったナインは大受け。平石コーチも「お前すごいわ」と喜んでいた。

高橋光成はブルペンで投球。
「シーズンもだけど、この時期はレベルアップできるので大事だと思っている。
一日一日を大切にやっていきたい」と意欲を見せた。
ほかに佐藤龍世とブランドンの地道なゴロ捕球練習などが紹介された。

ファンからは「何してんねん、蛭間選手(笑)」「さすが、スター候補の蛭間くん ホントにファン想い」
「確信した。蛭間はやっぱりレギュラー取るわ(笑)」「ライオンズの顔になって!」
「お前が歌うんかいっ!w」などのコメントが寄せられた。

2023年10月21日 西スポWEB OTTO!配信

動画 埼玉西武ライオンズ公開練習

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
佐々木朗希、第5戦までもつれても先発登板しない見通し
小島和哉投手が中5日で先発か【ロッテ】


ロッテは20日、王手をかけられて臨む21日の第4戦に右肘の炎症でシーズン終盤を離脱していた
種市篤暉投手を先発登板させると発表した。
オリックスの宮城大弥投手と投げ合う。

佐々木朗希投手は第5戦にもつれた場合も先発登板しない見通しで、
16日のファーストステージ最終戦に先発した小島和哉投手が中5日で先発の準備を進めているとみられている。

佐々木朗は14日に行われたソフトバンクとのCSファーストステージ第1戦に先発し、3イニングを無安打無失点に抑えた。

2023年10月21日 中日スポーツ掲載

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
文化放送 蛭間拓哉選手インタビュー
シーズン終盤は「本能でやれていなかった」


10月17日放送のラインズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手にインタビューした模様を放送。
ルーキーイヤーを終えた今の心境を訊いた。

--プロ野球選手として初めてのシーズンが終わりましたが、率直に今どういった気持ちですか?

蛭間「本当に最初は右も左もわからない状況で不安が大きかった。
1年間やってみて、うまくいかないことの方が多かったのですが、試合にも出させていただいたので、
最後は悔しい思いをしてしまったが、いろいろな経験ができて良かったなと思います」

--最後の悔しい思いをしたというのは、今シーズンのラストゲームまで一軍にいられなかったあたりでしょうか?

蛭間「そうですね」

--プロ野球選手としての生活になって、カルチャーショックを受けたことはありますか?

蛭間「ナイターのゲームというのがほとんど学生時代はなかったので、ナイターの生活リズムというのが
最初はちょっと変な感じがして、寝るのも遅くて2時とかで、起きるのが11時、12時ぐらいなので、変な感じがしました」

--6月23日の仙台でのゲーム(楽天-西武10回戦)が記念すべきデビュー戦ということだったのですが、
一軍という話を聞いたときは、そろそろ来るなというふうに思っていたのか、
それとも青天の霹靂だったのか、どっちだったのでしょうか?

蛭間「まず知った時は、記事で最初出てしまって、みんなに『一軍行くのか』みたいに言われて、
コーチも知らない感じだったので『自分ちょっとわからないです』という感じでした(笑)。
みんなから『一軍頑張れ』という連絡が来ていたが、別に直接言われたわけじゃなかったので、
わからない感じで……親にも本当に言えずにという感じで結構戸惑っていました」

--実際に「一軍だぞ」と言われたときの気持ちを思いだしていただくとどうでしたか?

蛭間「正直不安の方が大きく、『やってやろう』という気持ちもありましたけど、
どちらかといえば不安の方が大きくて、本当に大丈夫かなと思いました」

--初打席は仙台のゲーム(6月23日、楽天-西武10回戦)でした。
相手は則本昂大投手、良いピッチャーが相手でした。振り返ってみていかがですか?

蛭間「初めて一軍の打席に入って、新人なのでまっすぐバンバン押してくるかなと思ったら、
意外にも変化球が多くて……やられました」

--でもバットは振りましたよね?

蛭間「積極的にどんどんいこうということは心がけていたので……でもやられました」

--初安打がプロに入って2試合目(6月24日、楽天-西武11回戦)で出ました。
あのときは辛島航投手でしたが、ライト前ヒットでした。振り返ってみていかがですか?

蛭間「当たりはそんなに良くなかったが、プロ初ヒットを早く打ちたいという気持ちが
強かったので、1本打ったときはホッとしたというのが一番強いなと思います」

--プロ初ヒットのボールは手元に返ってきましたか?

蛭間「きました。もう家族に送りましたよねホームランボールと一緒に」

--そういうボールがどんどん増えていくといいですよね?

蛭間「そうですね」

--今シーズンは56試合で打率.232という数字が残っています。
この数字に関してはいかがでしょうか?

蛭間「9月になって少し打率が落ちてしまって、打率.232でしたけど、もう少しいけたなという気持ちは
正直あるので、最後悔しい結果に終わってしまったなとは思います。いろいろ考えすぎてしまったかなと思いますね。
配球であったり、こうやって攻めてくるんじゃないかなということをすごく考えすぎて、
最終的には来たボールに対応するということが本能的なものなのだと思うのですが、
本能でやれていなかったというか本当に考えすぎてしまったなと思います。」

「首位打者を獲れるようなバッターになりたい」

10月18日放送のライオンズエクスプレスでは、前日に引き続き、
埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手にインタビューした模様を放送。
今シーズンの振り返りと来シーズン以降の目標を訊いた。

--今シーズンは4番意外全打順を経験しましたね?

蛭間「そうだったんですか?」

--意識はなかったですか?

蛭間「なかったです」

--これについてはどうでしょう?

蛭間「正直、試合に出られたら何番でもいいと思っていたので、
特に打順の方はそこまで意識せずにという感じでしたね」

--1番バッターが15試合で最多でした。どうしても1番バッターというのが
なかなか決まらなかったという昨年からのライオンズの課題がありましたが、1番バッターはどうでしたか?

蛭間「一番打順が回ってくるので難しいといえば難しいなと思います。
特に初回に初球で凡打してしまうと流れがいってしまいますし、どれだけ1番バッターが出塁するかで
その試合が本当に変わってくるので、どの打順も難しいけど、1番バッターが難しいなと思いました」

--源田壮亮キャプテンにお話を伺ったときに、源田さんと蛭間さんが食事に行って、
源田選手が蛭間選手に「1番バッター向いてると思うよ」とお話ししたという話を
聞いたのですが、覚えていますか?

蛭間「覚えています」

--そう言われたときはどう思いましたか?

蛭間「食事に行ったときにいろいろと褒めてもらったので、めちゃくちゃ嬉しかったです」

--源田選手が言うには、その食事をしたすぐ後に蛭間選手が1番に入ったとのことでしたが、その通りですか?

蛭間「そうです。そこから結構ヒットを打てたので、自分の中でモチベーションが上がったのかなと思う」

--キャプテンに火をつけてもらった?

蛭間「そうですね、本当に去年まではテレビでずっと観ていた選手だったので、
そういう方とそういう話をできて、とにかく嬉しかったですね」

--今シーズンを経験して、自分としてはどういうタイプのバッターでやっていこうと感じていますか?

蛭間「やっぱり目標でもある首位打者を獲れるようなバッターになりたいなと思いますし、
広角にヒットもそうですし、長打も打てるようなそういうバッターになりたいなと思います」

--そのためにこれから秋季練習、それから秋季キャンプを、どう過ごしていきたいですか?

蛭間「走攻守全てでレベルアップをしないといけないというのは、この1年間ずっとあった課題ですし、
フィジカル面というところでも、まだまだ1年間やりきるフィジカルが全然ないので、一から体を鍛え直して、
来年は本当にレギュラーをつかむという気持ちでいるので、1日1日無駄にせずに
必死にやっていきたいなと思います」

--蛭間選手の大きなアドバンテージは左ピッチャーを相手によく打っているところ
(64打席19安打で打率.297)だと思うが、左バッターでこれだけ左ピッチャーを
打てるということに関しての手応えはどうですか?

蛭間「元々学生の時から左ピッチャーが苦手で、対左ピッチャーの打率も低かったのですが、
プロに入ってバッティング練習などで左ピッチャーが投げてくださる機会が本当に毎日あるので、
それで結構左ピッチャーを打つ感覚を試したり、先輩方に聞いてアドバイスをもらって、
自分の中で左ピッチャーはこういうイメージで打った方がいいなというのが出来てきました」

--来シーズンに向けて、こんな選手になっていきたいというようなことも含めて、
ファンの方々にメッセージをいただければと思います。

蛭間「まずは1年間応援ありがとうございました。
本当にライオンズに入りたいと思っていて、入団することができて、ライオンズのユニフォームを着て
ベルーナドームで試合が出来たという喜びを感じた1年だったので、
来年はしっかりと1年間1軍に残れるように、この秋しっかり鍛えて来年はもっとチームに貢献できるように
頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」

--このオフにやっておきたいことはありますか?

蛭間「とりあえず地元の必ず食べている食事を食べたり、あとはお母さんの手料理とかも食べたいなと思います」

--地元は何が美味しいですか?

蛭間「ソースカツ丼がめちゃくちゃ美味しいです」

※インタビュー:長谷川太アナウンサー

2023年10月20日 文化放送番組レポ配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【千葉魂】大一番前、小島「夢見た」
心の余裕が生んだ快投劇 千葉ロッテ


「夢を見ました」。小島和哉投手が食堂でおもむろに、話しかけてきた。
10月16日。本拠地ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズファーストステージを
1勝1敗で迎えた第3戦。勝てばファイナルステージ進出。負ければ今シーズン終了という緊迫した状況の中、
この日、先発の大役を任された左腕エースはおいしそうに昼食を食べながら、不思議そうな顔をしていた。

「ライオンズの高橋光成と練習をしている夢です。仲はいいんですけど、唐突な不思議な夢でしたね」と笑った。

ライオンズの高橋光成とは同じ年で高校日本代表のチームメート。
高橋の群馬の実家に遊びにいったこともあるぐらいの仲だ。だから夢に出てきてもおかしくはない。
ただ、誰もが緊張をして口数が少なくなる中で、小島はいつも通りのひょうひょうとした表情で
試合開始5時間前に夢について語っていた。
思えばあの日もそうだった。勝てば2位、負ければ4位が決まるという10月10日のイーグルス戦
(楽天モバイルパーク)に先発した時の試合前日。
「この前、試合後に行列のできるラーメン店に食べにいったんです。そしたら列の真後ろの人が
マリーンズのユニホームを着て、フラッグも持っていました。
すごい応援してくださっているファンの方だなあと思いました。でも、ボクは気づかれることはなかったですね」と
ラーメンを食べにいった際の出来事をうれしそうに話をしてくれた。

□       ■       □

先発登板日が近づくと選手は寡黙になり、誰も近寄れないような緊迫した雰囲気が漂うことが多い。
小島もこれまではそうだった。ただ、今年、シーズン終盤の小島はやることはやったという
自信の表れなのだろうか、どこか卓越した様子に映る。

シーズン最終戦前にこんな話もしていた。
10月8日の朝のこと。メジャーリーグの地区シリーズでドジャースのクレイトン・カーショー投手が
先発をしたものの、1回持たず6失点でまさかのノックアウトとなるシーンをテレビで目撃した。
メジャーリーグ通算210勝、サイ・ヤング賞を3度獲得しているスタープレーヤーの姿に
「あの選手でもこんなことがあるのか」と驚いた。
自身もチームの命運を握る先発を間近に控えていた。勝つと負けるでは天国と地獄の差があるほどの大舞台。
重圧がのしかかる。それだけに自身の姿になぞらえて「どんなスーパーピッチャーでも結果が伴わないこともある。
そう思うと少し気が楽になった」と言った。この日はラグビーワールドカップもテレビ観戦。
登板直前でも心に余裕を持ち色々な事象から学び、何かを感じようとする姿があった。

□       ■       □

今年、開幕戦こそ負け投手になったが、チームの命運を握るシーズン最終戦と
クライマックスシリーズファーストステージ最終戦での先発登板では、いずれも無失点に抑え、
チームを勝利に導いた。
そういえば、夢には続きがあった。
「マウンドで高橋光成と投球練習をしていたんです。そしたら、なぜか打席に安田が立っていました。
あれが、本当に意味が分からなかった」と試合前、クスクスと笑って食事を終えるとロッカーに消えていった。
この日、延長十回、安田尚憲内野手がサヨナラヒットを打って、試合は劇的に幕を閉じ、
マリーンズはファイナルステージに進んだ。日本一への階段をまた一つ登った。

2023年10月18日 千葉日報オンライン配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島
シーズン最終戦に続く絶対に負けられない一戦で再び好投
オリ待つ「大阪でも暴れてきたい」


ロッテ・小島が中5日の先発登板で期待に応えた。

要所を締めて6回1/3を4安打無失点。
10日の楽天とのレギュラーシーズン最終戦でも7回無失点に抑え、2位浮上とCS切符獲得に貢献した。

今回も負ければ終わりの一戦。再び重圧を乗り越え
「しびれる試合をものにできチームは最高に勢いづいたと思う。大阪でも暴れてきたい」と喜びを爆発させた。

2023年10月17日 スポーツニッポン掲載


【ロッテ】小島和哉、リーグ最終戦から13回1/3を0封
「一番いい形で中継ぎにつなげられた」

「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」の第1ステージ(S)第3戦が行われ、
レギュラーシーズン2位のロッテが劇的な逆転サヨナラで最終S進出を決めた。
両軍無得点の10回表にソフトバンクに3点先取されたが、その裏に藤岡裕大内野手(30)が
津森から起死回生の同点3ラン。最後は安田尚憲内野手(24)がサヨナラ二塁打で決着をつけた。
CSで、延長戦での3点差逆転サヨナラは史上初。
ロッテは、18日からオリックスとの最終S(京セラD)に臨む。

最後の1球まで、小島は力強く左腕を振った。
7回、先頭の三森をスライダーで空振り三振。先頭を切ったところで、中継ぎ陣に後を託した。
6回1/3を4安打無失点。またしても負けられない一戦で役割を果たし
「みんなに助けてもらいながら一番いい形で中継ぎにつなげることができた」と汗を拭った。

引き分け以上で最終S進出が決まる第3戦。勝てば2位、負ければ4位という
レギュラーシーズン最終戦の楽天戦(楽天モバイル)で7回無失点と快投してから、
中5日で迎えた再度の大一番だった。
それでも「疲れとかそういう話の次元ではない。勝ちたいという気持ちだけ」という言葉通り、
初回2死一、二塁を切り抜けると、2回は3者連続三振で波に乗った。

最大のピンチは信じる仲間が救ってくれた。
6回、柳田の左中間二塁打で1死二塁から近藤に右前打を許した。
柳田は本塁突入。しかし、右翼・荻野がワンバウンドの完璧なバックホームで柳田を刺した。

大逆転サヨナラで最終Sへ。
「こんなしびれる試合をものにできたことは、チームにとって最高に勢いづいたと思います。
大阪でもこの勢いのまま暴れてきたい」。
再び出番が回ってきた時には、日本シリーズ進出が現実味を帯びている。

2023年10月17日 スポーツ報知掲載

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板

パシフィックリーグCSファーストステージ
第3戦

10月16日

千葉ロッテ
4-3福岡ソフトバンク

10
Hawks 0 0 0 3 3
MARINES 0 0 0
【M】小島、西村、澤田、益田、澤村、○坂本-佐藤都
【H】和田、又吉、ヘルナンデス、藤井、松本裕、オスナ、津森、●大津-甲斐、嶺井
▼本塁打 藤岡1号(M)

★小島和哉 投球結果

1試合0勝0敗0S
6 1/3イニング 打者25 球数96 被安打4 奪三振5 与四死球3
失点0 自責点0 防御率0.00


パシフィックリーグCSファイナルステージ進出!

【ロッテ】小島和哉は7回途中4安打無失点の力投
2番手・西村へバトンを渡す


引き分け以上でCSファイナル進出が決定するロッテは先発の小島和哉投手が
7回途中4安打無失点5奪三振の好投を見せた。

第3戦はソフトバンク・和田との早大OBのし烈な投げ合いになった。

小島は初回2死一、二塁のピンチを背負ったが中村晃を二飛に仕留め無失点スタート。
2回は今宮、井上、甲斐から3者連続三振を奪った。
4回には1死から中村晃の一ゴロに対しソフトバンク側がリクエスト。
小島が一塁ベースを踏んでおらず、判定が覆り内野安打となったがキレのある変化球で後続を断ち切った。
6回には1死から柳田に左中間二塁打、なおも1死二塁から近藤に右安打を浴びたが、
右翼手・荻野の好送球で二塁走者・柳田をホームタッチアウト。
仲間のファインプレーで切り抜けると後続を断ち切り、こん身のガッツポーズを見せた。

両軍無得点で迎えた6回、先頭の三森をスライダーで空振り三振に仕留めると、吉井監督がマウンドへ。
96球、7回途中4安打無失点の魂の力投に球場からは拍手と小島コールが鳴りやまなかった。
2番手には西村がマウンドに上がった。

2023年10月16日 スポーツ報知 ネット配信

「オジマ様だよ!!」
ロッテ・小島、2戦連続大一番で先発も再び無失点好投


1勝1敗の五分で迎えたクライマックス・シリーズ(CS)ファースト・ステージ(S)第3戦で
16日、ロッテは先発登板した小島和哉投手(27)が、パ2位を決めた10日の楽天戦
(楽天生命パーク)に続く無失点投球で役割を果たした。

7回94球を投げ無失点だった10日の楽天戦から、中5日で登板した小島。
初回から得点圏に走者を背負うも要所で粘りを発揮。
打たせて取る投球で5回まで三塁を踏ませなかった。

左腕の奮投にバックも応える。
6回は1死二塁からソフトバンクの4番、近藤に右前に運ばれるも右翼手・荻野が好返球。
二塁から生還を狙った柳田をアウトにすると、さらに一、二塁のピンチで今宮を二ゴロに抑えた。

小島は7回先頭の三森から、空振り三振を奪ったところでお役御免。
この日も満員となったZOZOマリンに集ったロッテファンから万雷の拍手と
“オジマコール”でねぎらいを受けた。

先発の役割を果たした背番号14は「荻さん(荻野)をはじめ、みんなに助けてもらいながら
一番いい形で中継ぎに繋げることができました。あとはしっかりと仲間を応援したいと思います。
最後勝ち切れるまで、ファンの皆さん熱い声援をお願いします!」とコメント。
2年ぶりのファイナルS進出を仲間に託した。

2023年10月16日 スポーツニッポン ネット配信

ロッテ・小島和哉、大一番で七回途中4安打無失点
42歳・ソフト和田との〝早大出身左腕対決〟譲らず


勝てば2位、負ければ4位、引き分けで3位の「10・10決戦」で7回無失点の好投を示してから6日。
再び雄雌を決する舞台に立ったロッテ・小島和哉投手(27)が、貫禄たっぷりに左腕を振った。
満員御礼となった本拠地ZOZOマリンで強気の投球を披露した。

「自分の持っている力以上のものは出ない。長いイニングを投げようとかは意識せず、
とにかく初回から後悔しないような投球ができるように頑張りたい」。
そう意気込んでいた通り、初回からアクセル全開だった。

27歳の小島と42歳の和田。
早大出身の左腕対決となる中、チェンジアップ、スライダーなど変化球を駆使し、ソフトバンク打線を封じた。
一回は1死から川瀬に左前打を許すなど2死一、二塁のピンチを招いたが、
5番の中村晃を内角へのカットボールで二飛に打ち取った。
二回はストライク先行の投球で6~8番を3者連続三振に斬った。

六回には1死二塁から近藤に右前打を浴びたが、右翼手の荻野が本塁へ好返球し、失点を防いだ。
仲間の好守にも救われ、6回1/3を無失点。
七回1死を奪ったところで交代する際には、球場全体から万雷の拍手が送られた。

レギュラーシーズン最終戦となった10月10日の楽天戦の前日、気づきがあった。
総力戦で臨むため、仙台には1軍に登録されていない投手も多く同行していた。
「練習のときにグラウンドでキャッチボールをしている投手の人数を見て、めっちゃ多いなと。
この全員がこの試合にかけている。一人で背負う必要はない」。肩の荷が下り、自分の投球に集中できた。

気負わず自分らしく。〝新境地〟で立ったマウンド。左腕が再び輝いた。

2023年10月16日 サンケイスポーツ ネット配信

ロッテ、大逆転サヨナラ突破!!超劇的2年ぶりファイナルS
延長10回藤岡同点3ラン→安田V打で決着


1勝1敗の五分で迎えたクライマックス・シリーズ(CS)ファースト・ステージ(S)第3戦は16日、
ロッテがソフトバンクを10回サヨナラで下して2年ぶりのファイナルS進出を決めた。
18日から京セラDでパ1位のオリックスと対戦する。

ロッテの先発は小島。
7回無失点の快投でパ2位を確定させた、10日の楽天戦から今季2度目の中5日の登板だった。
2戦連続大一番での大役に試合前「疲れとかの話の次元ではない。勝ちたい気持ちだけなので、
しっかり頑張って投げたい」と話していたとおり、持ち味を発揮。
初回を含め4度得点圏に走者を背負うも、要所で打たせて取って、スコアボードに0を並べた。

バックも左腕の好投に応える。
6回は1死二塁からソフトバンクの4番、近藤に右前に運ばれるも右翼手・荻野が好返球。
本塁で二走・柳田をタッチアウトし先制を許さなかった。
小島は7回の先頭・三森から空振り三振を奪ったところで降板。
救援した西村、沢田、益田無失点でつないだ。

前日にポランコの犠飛1得点に抑えられた打線は、この日もソフトバンク投手陣の攻略に苦しんだ。
相手の先発が左腕の和田とあって先発を4人変更も、9回まで3安打で三塁を踏めなかった。

10回に沢村が3点を奪われ万事休すかと思われたが、その裏に無死一、二塁から藤岡が
右越えに起死回生の同点3ランを放った。さらに2死一塁から、途中出場の安田が右中間に二塁打。
一塁から岡が一気に生還し、満員のZOZOマリンは地鳴りのような大歓声に包まれた。

2023年10月16日 スポーツニッポン ネット配信

【ロッテ】小島和哉7回途中4安打無失点で勝利貢献
「チームにとって最高に勢いづいたと思います」


ロッテ先発小島和哉投手(27)が7回途中4安打無失点で、ゲームを作った。

6回1死二塁で近藤に右前打を許したが、前進守備の右翼荻野が本塁を狙った二走柳田を
ダイレクト送球で刺して得点を許さなかった。
「結果的にみんなに助けられながら、一番いい形で後ろにつなぐことができて良かったですし、
こんなしびれる試合をものにできたことは、チームにとって最高に勢いづいたと思います」と振り返った。

2023年10月16日 日刊スポーツ ネット配信

大竹寛 22期 現:巡回投手兼トレーニングコーチ補佐
【巨人】阿部慎之助監督の新体制、1~3軍コーチ全陣容発表

巨人の来季コーチングスタッフが16日、固まった。
阿部慎之助新監督を筆頭に新たな“阿部内閣”で来季のV奪回を目指す。

1軍ヘッド兼打撃コーチに二岡智宏2軍監督が配置転換となり、
2軍監督には桑田真澄ファーム総監督が就任。
1~3軍の全スタッフは以下の通り。※名前の後ろの数字は背番号
【1軍】 監督 阿部慎之助 83
ヘッド兼打撃チーフ 二岡智宏 76
総合 村田善則 74
打撃 公表時期調整中
投手チーフ 杉内俊哉 81
投手 内海哲也 77
バッテリー 実松一成 88
内野守備 川相昌弘 78
外野守備兼走塁 亀井善行 79
【2軍】 監督 桑田真澄 73
ヘッド 安藤強 75
打撃 橋本到 87
投手チーフ 山口鉄也 71
投手 大竹寛 72
バッテリー 加藤健 89
内野守備兼走塁 脇谷亮太 85
外野守備兼走塁 鈴木尚広 82
【3軍】 監督 駒田徳広 70
打撃 古城茂幸 101
投手チーフ 三澤興一 100
投手 野上亮磨 104
バッテリー 市川友也 102
内野守備 吉川大幾 105
外野守備兼走塁 金城龍彦 103
巡回 巡回投手 久保康生 84
巡回打撃 ゼラス・ウィーラー 86

2023年10月16日 スポーツ報知 ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

10月16日
パシフィックリーグCSファーストステージ
第3戦

ZOZOマリン 18:00
M小島和哉xH和田毅


ロッテ・吉井理人監督「ほかに誰かいます?」
第3戦先発は中5日で小島和哉を投入


(パ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦、ロッテ1-3ソフトバンク、1勝1敗、15日、ゾゾマリン)
ソフトバンクに〝逆王手〟を懸けられたロッテ・吉井理人監督(58)は
「いつも有原にやられているので、今日はやっつけるつもりでいったんですけど、
また同じようにやられてしまった」とため息。
日本ハム時代の2019年から8連敗中だった天敵に脱帽した。

オリックスと対峙(たいじ)するファイナルステージ進出を目指して、16日は運命の第3戦。
先発には勝てば2位、負ければ4位のレギュラーシーズン最終戦となった10日の
楽天戦(楽天モバイルパーク)で7回94球、6安打無失点に抑えた小島和哉投手(27)を中5日で投入する。

指揮官は「ほかに誰かいます?」と話した上で、「小島は小島のピッチングしかできないので、
それを出してくれればいい」と、再び雌雄を決する舞台での快投に期待した。

2023年10月16日 サンケイスポーツ掲載

ロッテ・小島和哉「ピッチャー全員で1試合を作っていく気持ち」
自身2年ぶりのCS先発!


ロッテの小島和哉が16日、ソフトバンクとの『2023 パーソルクライマックスシリーズ パ』の
第3戦(ZOZOマリン)に先発する。

小島は前回登板の10日の楽天戦から中5日での先発だ。楽天戦前まで3位だったロッテは、
この試合に敗れると4位に後退しCS進出を逃すという負けられない一戦で、
小島は7回を無失点に抑える好投で勝利し、2位でのCS出場を決める立役者となった。

10日の楽天戦について小島は「調子自体はものすごくいいわけでもなくて、ものすごく悪いわけでも
なかったんですけど、一番は内容ではなくて勝てばいいと思っていました。
なおさら初回はゼロで行けたのが一番大きかったのかなと思います」と、
0-0の初回一死満塁で岡島豪郎を遊併で切り抜けた場面を同試合のポイントに挙げた。

2回以降もスコアボードにゼロを並べ、チームを勝利に導くとともに、自身も2年ぶりに二桁勝利を達成した。

「おまけぐらいに考えていました。誰に勝ちがついても良いと思っていたので、素直に嬉しいです。
二桁と規定は先発で基準にしているところが少なからずあるので、それを達成できたのは嬉しかった。
本当に勝てればよかったと思いました」。

そして、18時から行われるソフトバンクとのファーストステージ第3戦もまた負けが許されない試合だ。
ロッテは初戦、先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃で勝利したが、
15日の2戦目は先発・西野勇士が3回3失点で降板し、打線も苦手・有原航平を捉えることができなかった。
小島にとって2試合連続で負けられない試合での先発、さらに中5日でのマウンドとなる。

CSでの登板は2年前の楽天とのCSファーストステージの第2戦(ZOZOマリン)以来の先発だ。
その試合では6回1/3を投げ10安打4失点で勝ち負けがつかず、
試合は4-4の引き分けでロッテがファイナルステージ進出を決めた。

小島は今季3年連続規定投球回を達成するなど経験、実績を積み、“エース格”として試合を作り、
チームに勝ちを呼び込むことを計算できる投手になってきた。
2年前に比べ、今回は“エース格”としての投球が期待される。

「結局、そこまでのピッチャーではないとまだ思っているので、頑張るところは頑張りますけど、
ピッチャー全員で1試合を作っていく気持ちでいいんじゃないかなと思います」。

小島は勝たなきゃと強く意識したり、自分自身に厳しくなると力む傾向にある。
自分自身の性格を知っているからこそ、“ピッチャー全員で1試合を作っていく気持ち”という言葉になったはずだ。
前回の楽天戦に続き今回も負けが許されない中での登板。
プレッシャーはかかるが、本拠地・ZOZOマリンスタジアムには大勢の味方がいる。
熱い熱いファンの後押しを受けて、京セラD大阪行きのチケットを掴みたい。

2023年10月16日 BASEBALLKING配信

木塚敦志 16期 現:横浜DeNA投手コーチ
【DeNA】斎藤隆&木塚敦志コーチが今季限りで退任へ
青山道雄巡回コーチは2軍監督就任濃厚


DeNAが、来季26年ぶりのリーグ優勝に向け、複数の首脳陣を配置転換することが15日、分かった。

斎藤隆チーフ投手コーチ(53)、木塚敦志1軍投手コーチ(46)が今季限りで退任する見込み。
球団スタッフを打診されたとみられる。
代わりに、大原慎司1軍投手コーチ補佐兼スコアラー(38)、小杉陽太ファーム投手コーチ(37)が
1軍投手コーチに就任する見込み。1、2軍の連携強化に向け、青山道雄巡回コーチ(63)が、
2軍監督に就任することが濃厚。今季限りで現役を引退する藤田一也内野手(41)が、
育成野手コーチに就任する見込みで、柳田殖生ファーム外野守備走塁コーチ(41)が、
ファーム内野守備走塁コーチに配置転換されることが濃厚。
中井大介野手育成アナリスト(33)は、ファームのアシスタントコーチに就任する見込みで、
若手の育成、底上げに力を注ぐ。

2023年10月16日 日刊スポーツ掲載

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
渡辺勇太朗投手 子供たちに憧れられる存在に


松井(稼頭央)監督とは、ファームの監督をされていたときから結構一緒に過ごさせていただきました。
選手の意見を丁寧に聞くなどコミュニケーションを常に取ってくれます。
選手が持っているものについてしっかり対応し、改善してくれる監督だと思います。

もちろん、当たり前のことをおろそかにしたりすると厳しい対応をされますが、普段は冷静な方だと思います。
自分にとっては結構心強い存在です。ジェントルマンというか、大人な感じがします。

ライオンズの投手陣全体を見てですが、ここぞという場面で結構メンタルが強いという点では
共通しているのかなと感じています。高橋(光成)さんや平良(海馬)さんなどを見ていると、
先発として試合を作る能力もそうですし、それを継続して試合の中で
結果を出していくという辺りはすごいなと思っています。

あと、トレーニングメニューに関しては、繊細であればいいというのではなく、
しっかり試合につなげていくためにどうアップしていくか、という視点が大事だと思います。
自分はこれまでそういった知識が不十分だったかもしれません。
自主トレなどで(高橋投手など)2人の姿を見て吸収し、自分も実行するという感じです。

ベルーナドームには毎回多くのファンが詰めかけてくれますが、未来の野球選手、
野球ファンづくりということも大切と思っています。野球をすぐ楽しめる広場なども少なくなっていますが、
自然に野球ができる環境整備は大事かなと思います。そうでないと、野球をしたい人はクラブに入って
、強くなって、という選択に絞られてしまうと思います。

もっとも大切なのは、子供たちが試合に来てくれたときに、憧れられる存在でいること。
その点を大事にアピールしていけたらと思います。

産経新聞配信
 
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
西武の逸材23歳が“覚醒間近”
内海哲也コーチとの運命…最終日に起きた奇跡


★9回1失点…こだわった完投「ファームで9回くらい投げ切らないと」

西武の23歳右腕が“覚醒”間近だ。渡邉勇太朗投手が11日、宮崎で行われている
「第20回みやざきフェニックス・リーグ」の巨人戦に先発し、完投勝利を挙げた。
9回2死まで無失点、無四球の好投を披露。最終回で初めて四球を許し、その後に1失点したものの、
落ち着いたマウンドさばきで非凡な才能を発揮した。

来年こそ1軍の先発ローテーションを狙う渡邉は、巨人打線を6安打に抑え込む投球。
初回から打たせて取るピッチングで、顔色ひとつ変えることなく、9イニングを投げ切った。
「ファームで9回くらい投げ切らないと1軍でも通用しないので。そこはこだわっています」と、自分の課題を語る。
先発する以上、誰にもマウンドは渡したくない。そんな強い意志に語気を強める。

昨季は1軍で3試合に登板し、1勝1敗、防御率6.08と満足いく結果は得られなかった。
今季も、肩の負傷で出遅れた。それでもファームで調整を続け、
9月20日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で今季初登板を果たし、初勝利をつかんだ。

西武の完投数10は、今季パ・リーグで唯一の2桁。
そんな投手陣に割って入るには、完投するだけのスタミナは必須条件のようにみえる。
大石達也ファーム投手コーチは「1軍レベルで投げてほしい選手。(スタミナの)壁をブチ破るためにも
ファームでは9回投げ切ってほしい」と大きな期待を寄せる。
それでも「1軍で先発完投してほしいというわけじゃない」と、あくまで投げすぎによる怪我を一番に心配する。
責任感の強い選手だからこそ、手綱はしっかりと握る。

★最後の日に起きた内海コーチとの“奇跡”

キャンプ明けから春先にかけて肩の怪我も経験した。
「不安もあったんですけど、そこで自分を見つめ直してフォームの改良もしました」。
さらに昨年92キロだった体重も101キロまで少しずつ増やし、ストレートも強化された。
「強い真っすぐで、甘くてもいいからストライクを投げる。そういうことができるようになりました」
と自信をのぞかせる。

強く意気込む渡邉の心を、さらに突き動かす出来事があった。
10月6日、内海哲也ファーム投手コーチが今季限りで退団することが発表された。
内海コーチが2022年に兼任コーチとして指導を始めてから、
今季まで師匠と弟子のような関係性を築いてきた。
急な別れとなったが「頑張れよ」と一言をもらった。これだけで十分だった。

ただ、それが最後ではなかった。
「内海さんが本当に最後に球場を出ていく日に、たまたま鉢合わせて……。
連絡を取っていたわけではないのに」。
運命としか考えられない、“奇跡”のタイミングに思わずお互い抱き合った。
「もってますね」と、興奮気味に話す表情からは2人の深い絆が伝わった。

「交流戦でやれるのが一番いいですね」と、プレーでの恩返しを誓う渡邉の言葉は力強い。
“2人”の投手コーチから大きな期待をかけられる、未来のエース候補。
フェニックス・リーグで鍛錬を積み、来季は恩返しを――。今日も努力を続ける理由がある。

2023年10月12日 Full-Count配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
【ロッテ】最終戦で楽天に引導!逆転2位!
小島7回0封、安田1発 投打の愛弟子が大一番で結果


ロッテが楽天とのCS争い最終決戦を制し、勝率わずか1毛差での2位進出を決めた。

吉井理人監督(58)が期待をかけて叱咤(しった)激励してきた投打の愛弟子が大一番で結果を出した。
開幕投手も任せた小島和哉投手(27)は、7回6安打無失点で10勝目。
打線も安田尚憲内野手(24)が4回に左翼ポール直撃のソロを放つなど援護した。
14日開幕のCSファーストステージ本拠地開催をつかみ、3位ソフトバンクと対戦する。

◇   ◇   ◇

小島が抑えた。粘った。ガッツポーズした。ほえた。
「初回からクローザーの気持ちで。まあ、やったことないんですけれど。
1回、1回と思って投げた結果がゼロでいけた」。
初回に安打と四球と仲間の失策で1死満塁。
岡島をカットボールで遊ゴロ併殺に封じると試合を決めたかのように拳を握った。
「CSを本拠地で出来るチャンスが首の皮1枚つながったので、余計プレッシャーもあった。
余裕はないんですけれど楽しまなかったらもったいないと思って」。
5、6回と連続で無死から安打を許したが、いずれも最後は併殺斬り。闘志むき出しに。

だが、心は冷静だった。7回1死、左足がつった。普段なら黙って投げ続けたが、みずからタイム。
命運握る一戦に救援陣がしっかり準備しているのを知ってるからこそ、自身の状況を確認した。
続投決断。8回からは坂本、益田に託し、本拠地開催へのリレーをつないだ。
「谷保さんを最後にはさせたくなかった。たくさんのファンの方に来てもらって盛り上げてもらいたい」。
今季限りで引退するアナウンス担当の谷保さんへのたすきも渡した。

試合前、吉井監督は選手、スタッフ全員を集めた。
「緊張するのは当たり前。我々は戦うのみ。自分たちの出来ることをやってください」。
最後に「安田、ひと言」。春季キャンプ初の対外試合で「4番」に指名し、
翌日は「8番」でカツを入れた期待の星。
安田は「ONE TEAMで頑張りましょう。さあ、行こう」。
声が小さく、仲間の反応薄く沈黙。“空振り”で“打ち直し”。
再び「チーム一丸となって戦って勝ちましょう。さあ、行こう!」と盛り上げた。

その安田が満員の楽天ファンを沈黙させた。4回2死から151キロ外角直球を捉え、
「きれるかなと思ったんですけれど、そのまま入って良かったです」。
左翼ポールに直撃のキャリアハイ9号ソロ。「143試合目で順位の決まる緊張感のある試合だったので、
良い経験になった。次のCSに向けて準備していきたい」。
次はソフトバンクを沈黙させ、オリックスへの挑戦権に挑む。

▽ロッテ吉井監督(勝って2位でのCS進出に)
「すごく自分が出来ることに集中してやってくれたんじゃないかなと思います。
小島は本当にしっかりエースらしい投球をしてくれた。
安田に関してはもっともっと頑張ってもらわなくてはいけない選手なので、頑張れ安田。
せっかくつかんだCSのチャンスなので、1番最後まで行けるように全力を尽くします」

2023年10月11日 日刊スポーツ掲載


ロッテ小島和哉を変えた周囲の思い 吉井監督の期待に応えた10勝目

吉井理人監督がかける期待は、ずっと変わらなかった。

勝てば2位、引き分けて3位、敗れると4位が決まる今季最終戦。
先発を託したのは、開幕投手にも抜擢(ばってき)した小島和哉だった。

「緊張のなかでどんなピッチングをするかっていうのが、プロのピッチャー。小島は大丈夫」

その思いに、小島が7回無失点の好投で応えた。

ピンチでも強気の投球を貫いた。それは吉井監督に厳しく求められてきたことだった。

四回2死三塁で、相性の悪かった楽天の太田光を内角速球で攻め、空振り三振に。
走者を出したときこそ腕を振り、3併殺を奪ってリードを守った。

「勝負どころで、最後にチームが勝てた。これ以上のことはもうない」

小島にとっては2年ぶりの10勝到達。
しかし、試合後に出てくる言葉はチームの勝利を喜ぶものばかりだった。

この日の好投を引き出したものがある。

仙台には、1軍登録を外れている選手も何人か同行していた。

たとえば、体調不良からの復帰をめざしている佐々木朗希。
そうした選手もいるなか、大役を任された小島はこう思った。

「こういう舞台で投げたくても投げられない人もいる。巡り合わせでいただいた機会。
楽しまないともったいない。打たれたらしゃあない」

雨天で順延になった9日、グラウンドでキャッチボールをする仲間たちの姿を見て、
一人で責任を背負い込む必要はないと感じたという。

「この全員がきょうの試合にかけている。みんなそういう気持ちでやっているなら、
僕一人が長いイニングを投げる必要はない。頼もしいチームメートがいる」

チームの命運を握るマウンド。この日は、打たれることを恐れ、思うように腕を振れない不調時の姿はなかった。

六回途中3失点で黒星スタートとなった開幕戦。
チームが首位争いをしているなか、思い描く投球ができずに「自分に腹が立った」7月。

歯がゆい思いを糧にして、最終戦では自ら「最高の形」と言える投球をした。

試合の勝敗にかかわらず、小島については厳しくコメントしてきた吉井監督の言葉も変わった。

「今日は本当にエースらしい投球をしてくれた。このまま成長していってほしい」

試合終了後、ベンチメンバーがグラウンドで一列に並んで歓喜のハイタッチが交わされるなか、
吉井監督は小島の頭を強くなでた。

やっと期待に応えてくれたなと言わんばかりの、手荒い祝福だった。

2023年10月11日 朝日新聞デジタル配信

ロッテ、勝率1毛差で2位!本拠地マリンでCS
運命の最終戦「10・10」制す 小島和哉が魂の7回0封


ロッテは10日、楽天とのレギュラーシーズン最終戦(楽天モバイルパーク)に5-0で快勝。
クライマックスシリーズ(CS)進出の残り1枠を懸けた直接対決に勝ってソフトバンクを勝率で1毛(0・0001)、
上回り、CSファーストステージ(14日開幕)を本拠地で開催できる2位を確定させた。
吉井理人監督(58)は小島和哉投手(27)に大一番の先発を託し、
左腕は7回無失点で10勝目をマーク。チーム一丸となって「10・10」決戦を制した。

雨上がりの仙台で凱歌をあげた。
史上初めて、CS進出の可能性を残す2球団が今季最終戦で直接対決。
吉井監督は、勝利投手になった小島に賛辞を惜しまなかった。

「(小島が)しっかりエースらしい投球をしてくれたので、このまま成長してほしい」

小島は雨の影響で試合開始が30分遅れる難しい条件でも集中力を切らさず、
一回1死満塁で岡島を遊ゴロ併殺に打ち取るなど3併殺。
七回途中に左脚をつるアクシデントに見舞われながら7回を無得点に抑えた。

勝てば2位、引き分けで3位、負ければ4位。
大一番の試合前、吉井監督はナインを室内練習場に集めて語りかけた。

「緊張するのは当たり前。しない方がおかしい。われわれは戦うのみ。自分たちのできることをやってください」

ナインが期待に応え、ソフトバンクをわずか勝率0・0001(1毛)で上回り、
2年ぶりの2位。本拠地でのCS開催権をゲットした。

就任1年目。昨季5位からの立て直しを託された指揮官が使う監督室のホワイトボードには
『Players win Games Teams win Championships』と書かれている。
「選手の力でゲームに勝てる。優勝するにはみんなの力がいる」という意味がある。

ロッテのピッチングコーディネーターだった昨年6月、ドジャースにコーチとして短期留学した際に出会った言葉。
本拠地ドジャースタジアムの入り口付近に「いろんな国の言語で、この意味の言葉がたくさん書かれていた。
そうやなと思って、監督室に書いた」。
選手が力を出し切れる環境づくりの重要性を理解しているからこそ、積極的にコミュニケーションを取ってきた。

プロ5年目の小島のことは入団時から指導する。
「まだまだ。もっとできる」。期待への裏返しから、今季は厳しい言葉で叱咤することが多かった。
それでも苦しむときには歩み寄った。6月に3試合連続で5失点以上と本来の力を発揮できず
「絶対にファームだろうな」と弱気になった左腕には
「開幕投手をさせているんだから、絶対に逃がさんぞ」と愛のムチを入れた。
勝ち星が遠ざかった夏場には監督室で2人で話す時間をつくり
「初回からどんどんいけ」と背中を押した。
期待に応えた左腕は「今日の試合は勝てばなんでもよかった。自分を褒めたい」と声を弾ませた。

ロッテは2010年にリーグ3位から下克上で日本一を達成した。
「せっかくつかんだチャンス。最後までいけるように全力を尽くします」と吉井監督。
10・10決戦を制した勢いで、再び下克上を成す。

2023年10月11日 サンケイスポーツ掲載

【ロッテ】1毛差逆転2位でCS
小島和哉を吉井理人監督がほめた!
「本当にエースらしい投球してくれた」


パの残り1枠のクライマックスシリーズ(CS)進出を懸けたレギュラーシーズン最終戦は、
ロッテが楽天に完勝し、2位でCS切符をつかみ取った。
雨で1日延び、この日も30分遅れの開始となった大一番は、序盤からロッテが主導権を握り、
先発・小島和哉投手(27)も7回無失点の好投で自身2年ぶりの10勝到達。
既に進出を決めていたソフトバンクを勝率で上回り、3位から浮上した。
楽天は4位。14日に開幕するCS第1ステージ(S、3試合制)は、ロッテの本拠地ZOZOで行われる。

クールな左腕がマウンドでほえた。
2点リードの4回2死三塁から太田を空振り三振に斬ると、
小島は雄たけびをあげ、こん身のガッツポーズを決めた。

「最後勝てたので、これ以上はもうない。よかったです」。
7回6安打無失点の熱投で自身最多タイとなる10勝目。
チームはソフトバンクに1毛差で逆転2位に浮上し、2年ぶりのCSを決めた。

吉井監督に託されたシーズン最終戦の大一番。
初回は1死満塁のピンチを背負ったが、岡島を遊ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。
その後も6回まで毎回走者を背負いながらも、要所を締めるピッチング。
5、6回は走者を許しながらも、ともに併殺打に打ち取る会心の投球だった。
7回先頭の阿部を右飛に打ち取ると左足がつるアクシデントに見舞われたが、
7回を投げ切り、大仕事を果たした。

今季は開幕投手に任命され、3年連続規定投球回に到達。
ローテの柱として回ってきた左腕に対し、エース級の投手に成長させるべく
好投しても決して褒めずに、注文を付けてきた吉井監督。
だがこの日は「本当にしっかりエースらしい投球をしてくれた。このまま、成長してほしい」と目尻を下げた。
前日(9日)には小島の代え時に迷いも見せていたが、終わって見れば7回無失点の快投で、
今季の楽天戦初勝利。試合後には満面の笑みで小島の頭をぽんとたたいた。

チームは9月下旬に発熱による離脱者が続出し、一時4位に転落。
しかし最終戦で本拠地での開催切符をつかみ、今季限りで引退する場内アナウンス担当・谷保恵美さんの待つ
ZOZOマリンへ戻る。「谷保さんを最後にはさせたくなかった。たくさんのファンの人に来てもらって、
もっと盛り上げてもらいたい」と小島。
指揮官は「せっかくつかんだチャンス。一番最後までいけるように全力尽くします」と気を引き締めた。

14日に幕を開けるCS第1S。勢いに乗るロッテが本拠地でソフトバンク相手に暴れ回る。

2023年10月11日 スポーツ報知掲載

ロッテ2位 CS…パ全日程終了

パ・リーグは10日、レギュラーシーズンの全日程を終え、楽天に快勝したロッテの2位が決まった。
14日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージで3位のソフトバンクと対戦する。
楽天は4位でCS進出を逃した。

個人タイトルでは、打撃部門で近藤(ソフトバンク)が本塁打、打点、出塁率の3部門でトップ。
浅村(楽天)とポランコ(ロッテ)も近藤と同じ26本塁打で、2リーグ制以降では
最多の3人が同時に本塁打王となった。首位打者は頓宮(オリックス)が初めての栄冠。
投手部門は、山本(オリックス)が防御率、勝利、勝率、奪三振の4冠を3年連続で達成した。
最多セーブは松井裕(楽天)が3度目の受賞となった。

★[チェンジアップ]小島踏ん張った 無失点

勝てば本拠地でCSファーストステージを開催できる2位となり、負ければ4位に落ちる
「天国と地獄」の今季最終戦。
ロッテの小島は「初回からクローザーのつもりで『1回、1回』と思って投げた」。
試合の流れを決して渡さなかった。

豊富な球種を武器に、走者を出しても要所を締めていく。
2点リードで迎えた六回も中軸相手に踏ん張った。先頭の島内に中前打を浴び、迎えた浅村。
ポランコらと並びリーグトップの26本塁打をマークする主砲に対し、変化球で際どいコースを攻めて左飛に。
岡島には外角低めのスライダーをひっかけさせた。五回に続く二ゴロ併殺でピンチを脱し、拳を力強く握った。

試合の重みが増すシーズン終盤、試合中にブラックコーヒーを飲むようになった。
甘党で普段は決して口にしないが、コーヒーに含まれる「カフェイン」で、集中力をもっと高めたいと考えたという。
ある試合で1リットル近く飲んで試合後に気分が悪くなったこともある。
体調管理を犠牲にしてまで自分を追い込んだのは、今季の開幕投手に指名した吉井監督の
「エースになってほしい」との期待に応えたかったからだ。

指揮官には何度も課題を指摘され、時に「ローテーションを任せられない」と辛口の評価を受けてきたが、
大一番で真価を発揮。「最高の形で中継ぎにつなげられた」と小島。
今季のベストピッチでチームを2位に押し上げた。

ロッテ・吉井監督 「(今季の)小島はだらしないところが結構多かったが、エースらしい投球をしてくれた。
本当はもっと1位に近づかないといけなかった。今はただ、選手が頑張ってよく2位になったと思う」

2023年10月11日 読売新聞掲載

ロッテが2位でCS進出
小島が7回無失点「勝てば何でもいい」


開幕投手が最終戦を歓喜で締めくくった。ロッテの小島が7回6安打無失点で10勝目。
「勝てば何でもいいと思っていた。今日は自分を褒めたい」。
走者を背負いながらも本塁を踏ませず、チームを勝利へと導いた左腕に充実感が漂った。

勝者がCS進出となる大一番は雨の影響で30分遅れで試合開始。
先発に指名され「CSを本拠地でできる可能性が首の皮一枚、つながったので
余計に重圧があった」と明かす。

ただ、前日9日の試合が雨天中止となり、気持ちが変化した。
出場選手登録を外れている投手も含め約20人が練習する姿に
「後ろにこんなに頼もしいチームメートがいる。後先は考えずに、
目の前の打者を全力で抑えることに集中しよう」と違う感情が湧いてきた。

「一回からクローザーのつもりで投げた」と飛ばした。一回は1死満塁のピンチを迎えたが、
岡島を併殺打に打ち取るなど緩急を使い分け、要所を締めた。
普段は左腕に手厳しい吉井監督も「エースらしい投球をしてくれた」とたたえた。

ソフトバンクを勝率で上回って2位。CSファーストステージの本拠地開催をつかみ取った。
指揮官は「せっかくつかんだチャンス。最後までいけるように全力尽くす」と気合を込めた。

2023年10月11日 産経新聞掲載


ロッテ小島和哉は「踏まれて伸びる麦」タイプ
今季最終戦でCS進出決定&2位確定の立役者に


開幕投手がラストゲームを締めた。

今季ペナントレース最終戦となった、10日の4位楽天vs3位ロッテ。
ロッテは勝てば2位、引き分けで3位、負ければ4位。
天国と地獄のはざまで先発した左腕・小島和哉(27)が、7回6安打無失点に抑え、
今季10勝目をマーク。チームの2位確定に貢献した。

小島は今季、自身初の開幕投手に抜擢された。
首脳陣の期待は大きいが、なぜかロッテ吉井理人監督はこの左腕に
辛辣なコメントをすることが多い。

小島が打たれて黒星発進となった開幕戦後は、
「同点だったので開幕投手を責任もって投げさせたけど、こっちの判断ミス」とチクリとやると、
6回無失点で今季6勝目を上げた8月13日は、106球を費やしたこともあってか、
「もっとすいすい投げなきゃ」とダメ出し。
続けて、「5回で100球近く行くっていうのは、ノックアウトされたのと一緒。
あんなことをしてたら先発ローテは任せられない」とバッサリだった。

吉井監督は打線や投手陣など、大まかなくくりで苦言を呈することはあれど、
マスコミを通じて選手の個人攻撃はしない。
小島にだけ厳しいのは、むしろ「踏まれて伸びる麦」と認識しているからこそだ。

小島は浦和学院出身。スパルタ指導で知られた森士前監督の叱責が飛ぶ中、3年間を過ごした。
「叱られ慣れ」では他の選手よりも一日の長がある。

もちろん、吉井監督もただ厳しいだけではない。
勝ち星に恵まれなかった時期には、小島を監督室に呼び、叱咤激励したこともあるという。

試合後、吉井監督と小島は固い握手を交わした。

2023年10月11日 日刊ゲンダイ配信

【ロッテ】耐えてCS導いた小島和哉は忍耐の人
高橋光成親子と浸かったあの日もそうだった


ロッテ小島和哉投手(27)が7回無失点の好投を見せ、チームのCS進出とシーズン2位、
自身の今季10勝を確定させた。

◇   ◇    

小島和哉は忍耐の青年だ。

「僕的に、野球って誰かのためにやるものなんです。それがチームメートのためでもあっても、
ファンのためでも、家族のためでもいいんです。その方が頑張れるタイプ」

そうまで言う。自分の感情はいつも割と後回し。昔からずっとそうだ。
小島本人が「うっすらと覚えてるくらいかな~」と回想するのは学生時代のこと。
“甲子園優勝投手”仲間でもある西武高橋光成の群馬・沼田の自宅に遊びに行った。

避暑で有名な尾瀬にもほど近い高橋の地元。
「駅から光成の家まで、なんかすごく遠かったなって」。
高橋の祖父が営むりんご園に寄る時間はなかったものの、大自然を満喫。
一家と食事し、近くの老神温泉に浸かりに行った。

高橋の父義行さん(51)が懐かしそうに振り返る。

「あの子、すごいんですよ。あの時、本当にたまたま露天風呂がどこか調子が悪かったみたいで、
水に感じるくらいの超ぬるま湯。でもせっかく入っちゃったしと思って、こっちがずっと入ってたら、
小島君、私が出るまで出ないんですよ」

小島にそんなエピソードを確認すると「えっ、温泉でそんなことありましたっけ?」とハテナの表情。
相手の優しい気持ちをありがたく受け入れる-。
当たり前のことのように相手を尊重し、敬意を示すことができるのが左腕の人柄だ。

超ぬるま湯からすぐに「出まーす」と笑った高橋に張り合うように、付き合いを重ねながら力量を高めてきた。
「光成、さっきもちょっと話しましたよ」とうれしそうに話したのは今年9月半ば、ベルーナドームでのこと。

「ずっとすごい成績残してるんで。負けられないなと思って僕はやってます。
ライバルというか向こうは思ってないかもしれないですけどね」

近年はシーズン終盤、何度も悔しさを味わってきた仙台の地。
逃げられない勝負の夜、走者を出しても耐えて耐えての真骨頂で、ついに。誰かのためになれたことがうれしい。
「よっしゃー!」と何度もほえていた。

2023年10月11日 日刊スポーツ掲載

パシフィックリーグ レギュラーシーズン最終順位

順 試数 勝 敗 分 差
-------------------------------
1オ 143 86 53 4
2ロ 143 70 68 5 15.5
3ソ 143 71 69 3 15.5
4楽 143 70 71 2 17.0
5西 143 65 77 1 22.5
6日 143 60 82 1 27.5
※G差は1位とのGAME差
※順位は勝率

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板
今季10勝目


パシフィックリーグ
10月10日
千葉ロッテ
5-0東北楽天

MARINES
EAGLES
【M】○小島、坂本、益田-佐藤都
【E】●則本、宋、藤井、渡辺翔、松井裕-太田、炭谷
▼本塁打 安田9号(M)

★小島和哉 投球結果

25試合10勝6敗0S
7イニング 打者26 球数94 被安打6 奪三振3 与四死球1
失点1 自責点1 防御率3.47

パシフィックリーグ2位でCS進出決定!

ロッテが2位CS!小島が最終決戦で快投
“続投直訴”7回零封10勝「最高の形でつなぐことができた」


ロッテの小島和哉投手が7回6安打無失点の好投。最終戦で10勝目を挙げた。

仕事をやりきった左腕は「最高の形で中継ぎにつなぐことができました」と珍しく興奮していた。

前日の試合が雨で流れ、スライドで迎えた大一番は、勝てば2位、負ければ4位という天国と地獄のマウンド。

初回、安打、四球、味方の失策で1死満塁のピンチを招いたが、岡島を遊ゴロ併殺に切り抜けた。

3回は1死二塁で島内を左飛、浅村を右飛と反撃を断った。

7回途中には足がつったような仕草を見せた。
このアクシデントに投手コーチがマウンドに向かったが、小島は続投を“直訴”。
辰己を二直、代打・伊藤裕はチェンジアップ3連投で三球三振に仕留めた。

小島の2桁勝利は10勝を挙げた2021年以来プロ5年で2度目。

2023年10月10日 スポーツニッポン ネット配信

【ロッテ】勝率1毛差で逆転2位
7回無失点の小島和哉を支える「マンC」勝利のメンタリティー


ロッテが楽天とのCS争い最終決戦を制し、勝率わずか1毛差での2位進出を決めた。
前日9日の雨天中止からスライド先発の小島和哉投手(27)が、7回6安打無失点の好投で10勝目。
打線も安田尚憲内野手(24)が4回に左翼ポール直撃のソロを放つなど援護した。
14日開幕のCSファーストステージ本拠地ZOZOマリン開催をつかみ、3位ソフトバンクと対戦する。

    ◇   ◇   ◇

小島が抑えた。粘った。ガッツポーズした。ほえた。
マウンド上で闘志むき出しに先発し、7回を無失点に抑えて2位での進出をつかんだ。
「最高の形で中継ぎにつなぐことが出来ました」。
内容ではなく結果にこだわっていた言葉通りに、今季の命運を握る大一番でゼロを並べた。

初回からいきなり修羅場を迎えた。
安打、四球と仲間の失策で1死満塁。岡島をカットボールで遊ゴロ併殺に封じ、ピンチを脱した。
開幕投手を任され、最終戦も託され、3年連続でチーム唯一の
規定投球回を達成したエース左腕が、マウンド上で感情をむき出しにした。
5、6回と連続で無死から安打走者を許しても、最後は併殺で斬った。
「明日を良い1日に出来ればと思います」と臨んだシーズン最終戦で、
最高の1日にした。みんなの笑顔の中心に立った。

小島は勝利のメンタリティーを自身に注入している。
「W杯を見てサッカーが大好きになりました。世界のサッカーも見るようになりマンチェスターCを応援しています」。
イングランドのプレミアリーグ3連覇だけでなく、今年は欧州NO.1を決める欧州CLも初制覇した
世界最高峰のクラブだ。「いただいてしまいました」。なんとマンC好きが届き、同クラブから「OJIMA 14」と
背中に入った本物ユニホームが。
小島のバッグには「マンCお守り」も揺れる。まずは頂点への挑戦権を得るCSへの“ゴール”を決めた。

坂本、益田とつなぐ完封リレー。
千葉で待つ今季限りで引退の本拠地アナウンス担当谷保恵美さんにも、たすきをつないだ。

2023年10月10日 日刊スポーツ ネット配信

ロッテ・小島「負けた状態で谷保さんの最後にしたくなかった」
自力のCS本拠地開催へ7回無失点の快投!


ロッテが「10・10決戦」を制し、最後の最後に2位浮上。CS本拠地開催を勝ち取った。
先発の小島が7回6安打無失点の好投。最終戦で10勝目を挙げた。

前日の試合が雨で流れ、スライドで迎えた大一番は、勝てば2位、負ければ4位という
天国と地獄のマウンドで快投を見せて、チームの進出に貢献した。

「最後に勝てたのでよかったです」と開口一番。

プレッシャーもあるマウンドだったが“楽しまないともったいない”気持ちで投球していたという。
「昨日、首の皮一枚繋がって、余計なプレッシャーもありました。けどこういう舞台で投げたくても
投げられない人もいますし、そういう巡り合わせで投げるチャンスをいただいたので、
楽しむ余裕はなかったですけど“楽しまないともったいない”と思ってました」と語った。

そして「相手も強いので打たれたらしゃーないと思ってました。
フォアボールなどで自滅だけやめようと思っていました」と話し、
「毎イニングでランナーは出てたんですけど、1回1回クローザーのつもりで投げた結果でした。
勝てばなんでもいいと思っていたので、今日は自分を褒めたいと思います」と自身の投球を回顧した。

7回途中には足がつったようなしぐさを見せた。
このアクシデントに投手コーチがマウンドに向かったが、小島は続投を“直訴”。
辰己を二直、代打・伊藤裕はチェンジアップ3連投で三球三振に仕留めた。
「いつもだったら言わないで投げようかなと思ったんですけど、ちょっといろいろと考えて、
僕のわがままで試合をどうにかできるわけでもないですし、中継ぎも準備していたので、
軽症だったんですけど一応(監督に)言いました。
最後までいければよかったんですけどね」と7回の舞台裏を告白した。

この日の勝利で70勝68敗5分けの勝率.5072となり、ソフトバンクを1毛差上回って2位が決定させた。
ZOZOマリンスタジアムの場内アナウンスを33年間務めた谷保恵美さんが今季限りで引退。
レギュラーシーズン最終戦となった7日のオリックス戦で感動的なセレモニーが行われた。

だがCS、日本シリーズ進出ならアナウンスを担当することを名言。
直後から「谷保さんのため」「もう一度声が聞きたい」とファンが一致団結。
そして、チームはCS本拠地を実現した。
「負けた状態で谷保さんの最後にしたくなかったので、たくさんのファンの人に来てもらって
もっと盛り上げてもらえればと思います」とレジェンドのために1試合でも多く戦うと誓った。

2023年10月10日 スポーツニッポン ネット配信

ロッテ吉井監督 10勝目の小島を絶賛
「エースらしいピッチング」最終戦の快勝に「普段通りやってくれた」


ロッテが5-0で「10・10決戦」を制し、最後の最後に2位浮上。CS本拠地開催を勝ち取った。

試合後、吉井監督は報道陣の前でコメント。
「今日は小島が頑張ってくれましたね。初回また四球からピンチつくって…
多分コーチに喝入れられたと思うんですけど、その後しっかり7回まで投げてくれたんでよかったと思います」と、
先発し7回無失点の小島を絶賛した。
開幕投手を託した左腕の好投に「まあシーズン見てると結構だらしないところが多かったのでね、
今日もどうかなと思ってたんですけど…本当にしっかりエースらしいピッチングしてくれたので、
このまま成長していってほしいと思います」と語った。

試合内容については「緊張のゲームだったんですけど、みんな普段通り、ピリピリした感じじゃなかったので、
凄く自分のできることに集中してやってくれたんじゃないかという風に思いました」と平常心で戦い抜いた選手たちを称賛。
貴重な追加点となる一発を放った安田には「今日に関しては大きかった。安田はでも
もっともっと頑張ってもらわなきゃいけない選手なので…頑張れ安田!」と期待を込めた。

シーズンを2位で終え「本当はもっと1位に近づいていかないといけないと思うんですけど、
オールスター後の失速ですよね…原因は大体分かってるんですけど、
来年以降そうならないようにやっていきたいと思います。
今はただただ、選手たちが頑張ってよく2位になったと思ってます」と1年間を振り返った。

14日から始まるCSファーストステージへ向けて「色々考えてるんですけども、選手が…
ピッチャーがちょっとね、少ないので、これからどうしようか考えようと思います」と語った。

2023年10月10日 スポーツニッポン ネット配信

ロッテが2位でCS進出 小島和哉力投、今季最終戦で決着

プロ野球パ・リーグは10日、レギュラーシーズン最終戦を迎え、ロッテが残り1枠の
クライマックスシリーズ(CS)進出を争った楽天戦を5-0で制し、2位でのCS進出を決めた。
ソフトバンクは3位に後退し、楽天は4位に終わった。

14日に開幕するCSファーストステージ(3試合制)はロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムに
ソフトバンクを迎えて行われる。ファーストステージ勝者が18日に始まるファイナルステージ(6試合制)に進み、
リーグ3連覇を果たしたオリックスと京セラドーム大阪で当たる。

敗れればクライマックスシリーズ進出が絶たれる大一番。
大役を託された当初は悪い想像が浮かんでは消えていたというロッテ小島の心境は、
雨で一日延期となった間にがらりと変わった。

「後先は考えず、目の前の打者を抑えることに集中しよう」。
長いシーズンをともに駆け抜けてきたブルペン陣への信頼感が、ただ全力で挑むという
心構えを持たせてくれたという。まさに「雨降って地固まる」だ。

だから、初回に四球も絡んで1死満塁といきなりピンチを招いても動じなかった。
「(この)舞台で投げたくても投げれない人もいる。チャンスをいただいたので楽しまなければもったいない」と小島。
先制を許せばホームの相手の流れになる場面で楽天岡島をカットボールで併殺にしとめると、
その後も強気のピッチングを貫く。

「(小島の)悪いときは四球からの失点が多い」(吉井監督)という制球難に陥ることなく、
コーナーへの投げ分けが光る。左投手でありながら左打者の内角も臆せず突いた。
山場は2点リードで迎えた六回。先頭の島内に安打を許し、4番浅村を迎えた場面だ。

反撃を期待した楽天ファンの声援に呼応し、意地を見せた浅村はフルカウントまで持ち込む。
それでも力むことなくチェンジアップで左飛。続く岡島にはボールが先行しても取り乱さず、
2-2から再び併殺に打ち取る。ガッツポーズで感情をあらわにした。

3奪三振ながら併殺を3つ絡めて7回無失点の小島に吉井監督は
「エースらしい投球をしてくれた」。開幕投手も託したサウスポーの成長ぶりを手放しでたたえていた。

2023年10月10日 日本経済新聞 ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
西武D1位・蛭間拓哉がルーキーイヤーを振り返る
「まさか最後まで(1軍に)残れると思っていなかった」


西武ドラフト1位・蛭間拓哉外野手(23)=早大=が10日、埼玉・所沢市の球団施設で行われたファームの練習に参加。
先月27日に背中の違和感で登録を抹消されたが、この日は故障後初めてフリー打撃などを含むフルメニューをこなした。

「だいぶ良くなって、12日からの(秋季)練習に参加できるまで回復しました」と笑顔。
早大から入団した1年目の今季は6月に1軍初昇格して56試合に出場。
打率・232、2本塁打、20打点をマークした。

「最後は(故障で離脱して)悔しかったですけど、6月後半から(1軍に)上がって、
まさかこんな最後まで残れると思っていなかった。
(学生時代から)1年間ずっと野球をやったことがなかったので、
まずはキャンプから1年間経験できてよかったと思います」と充実した表情で振り返った。

2023年10月10日 サンケイスポーツ ネット配信
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

10月9日雨天中止→10日
パシフィックリーグ
対東北楽天戦
楽天モバイル 18:00
E則本昂大xM小島和哉


【ロッテ】小島和哉スライド先発で心境の変化
「勝手に1人気合を入れていたが…」10日楽天戦


3位ロッテの小島和哉投手(27)が、10日の楽天戦(午後6時開始、楽天モバイルパーク)で
スライド先発することが決まった。クライマックスシリーズ争いは4位楽天との最終戦で決定。
9日に先発予定だった小島は雨天中止決定後、同球場でキャッチボールやダッシュなどで調整した。

「練習をしていて、チームメートの皆さんの顔を見て一緒に身体を動かしていると、
昨日までとは少し違う思いが湧いてきました」と心境の変化を切り出した。
「自分が結果を出して、なんとか頑張らないといけないという感じで、勝手に1人で
気合を入れているようなところがあったのですが、今は後ろにこんなに頼もしいチームメートがいるのだから、
自分は先発をさせていただきますが、後先考えずに、目の前の1球、打者1人ずつを全力で抑えることに
集中しようと思いました」。
勝利、CS進出などの重圧を気持ち的に拭い去った。
「ですので、初回からフルパワーで、投げさせてもらえるところまで投げて、
後ろの皆さまへとつないでいけたらという思いです。チームメート、応援してくれる皆さまと
力を合わせて、明日を良い1日に出来ればと思います」。
目の前の全力投球に集中し、結果はあとからついてくる気持ちに転換した。

吉井理人監督(58)も「小島のピッチングをしてくれたらそれでいい。今年の開幕投手ですし、
最後は小島に締めてもらおうと」と決断した。緊張も高まる大一番を託した左腕に対し、
「緊張の中でどんなピッチングが出来るかがプロのピッチャーだと思うのでね。
小島は大丈夫だと思います」と全幅の信頼を寄せた。

9日の午後6時開始で行われるオリックス-ソフトバンク戦でソフトバンクが引き分け以上ならば、
2位でのCSの可能性が消える。
だが、ソフトバンクが敗れて10日にロッテが勝てば2位での本拠地開催となる。

2023年10月9日 日刊スポーツ ネット配信


【ロッテ】CS進出懸かる最終戦先発の小島和哉を
「勇気を出して代えられるか」吉井監督は“鬼”になれるのか


パ・リーグは9日、残り1枠のクライマックスシリーズ(CS)進出が懸かる楽天モバイルでの
楽天―ロッテ最終戦が雨天中止となり、10日の18時開始に順延された。
ソフトバンクがこの日敗れたことで勝てば2位、引き分けでも3位でCSに進むロッテは
小島和哉投手(27)が、勝てば3位に入る楽天は則本昂大投手(32)がスライドで先発する。
命運を握るのは投手起用。ロッテ担当の小田原実穂記者が10・10決戦の行方を占った。

最終決戦で顔をのぞかせるのは、“鬼”の吉井か、“仏”の吉井か―。
楽天モバイルで練習を終えたロッテ・吉井監督は仕切り直しの一戦へ
「秘策はありません」と、真っ向勝負を宣言した。
スライド先発させる左腕へ「緊張の中でどんなピッチングができるかっていうのがプロ。
小島は大丈夫」と信頼を口にしながら、投手出身ならではの複雑な親心ものぞかせた。

「小島に10勝がかかってるので、4回2/3とかでピンチを迎えた時に、
本当は代えたいけど勇気を出して代えられるかっていうのが自分の中でちょっとあって…」

先発を別の投手に託し、小島を救援で送り込んで勝ちをつける方法まで考えたという。
だが、思いとどまった。「そんな小細工してやられてもと思った。今年の開幕投手だし、
最後は小島に締めてもらおうと」と指揮官。素直に決戦の舞台を託すと決めた。

信頼の裏返しで、今季は何度か小島の代え時に後悔してきた。
最近では、9月25日のソフトバンク戦(ZOZO)。
3点リードされる展開でも、発熱から病みあがりの小島を7回まで引っ張った。
しかし、結局7失点KO。
「代え時を失敗した。こっちの責任」という吉井監督のセリフを、シーズン通してよく聞いた。

鬼になる伏線 ダッシュなどで最終調整した小島は「後先考えずに全力で抑えることに集中したい」と、受け止めた。
「10・10」にチームの勝利より大事なものはない。調子が悪いとみれば、即座の継投が鉄則だ。
親心は、本番で鬼に徹するための伏線なのだろう。情を封印し、ラストのCS切符を奪いにいく。

2023年10月10日 スポーツ報知掲載
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

10月9日
パシフィックリーグ
対東北楽天戦
楽天モバイル 14:00
E則本昂大xM小島和哉


【ロッテ】小島和哉、CSかけて運命の大一番
「10・9」先発「自分自身に期待して頑張りたい」


3位ロッテの小島和哉投手(27)が運命の「10・9」で先発を任された。
クライマックス・シリーズ進出をかけたレギュラーシーズン最終戦の楽天戦(午後2時開始、楽天モバイルパーク)。
吉井理人監督(58)から開幕投手に続いて大一番を託された左腕は8日、
「運良く最初と最後を投げさせてもらう形になるので、本当に意気に感じて、『終わり良ければすべて良し』じゃないですけれど、
内容はどうでも良いので、とりあえず勝って終われるようにしたいと思います」と決意した。

勝てば天国、負ければ地獄-。
楽天とのCS争い直接対決を制すれば、ソフトバンクの結果次第で2位の可能性もあり、敗れれば4位陥落が決定する。
浦和学院時代にはセンバツ甲子園優勝、早大時代にも日本一と、修羅場を乗り越えてきた経験を持つ小島。
「(大舞台は)好きではないですけどね。でも、それ以上に期待してもらっていると思えるほうが
もっと頑張れると思うので、自分自身にも期待して頑張りたい」とみずからを奮い立たせた。

今季はソフトバンクとの開幕戦で黒星を喫したが、その次戦からは登板7戦連続でチームに勝ちをもらたらした。
うち、自身も5つの白星。1年間ローテーションをしっかり守り、3年連続で規定投球回を達成した先発陣の柱だ。
「(5日に)中継ぎのブルペンデーとかも見て、勇気もらいましたし、先発がしっかり頑張らないといけないなと思いました」。
2年ぶり2度目の2ケタ勝利にも王手をかけているが、
「チームが勝ちさえすれば誰に勝ちついても別に良いと思っているので、勝てればなんでも良い」と個人の数字は関係ない。

今季の楽天戦は6試合に登板し、0勝1敗だが、うち5試合でチームは勝利している。
楽天予告先発の則本との投げ合いも、5試合目。
唯一の黒星を喫している相手だけに、「終わり良ければすべて良し」を体現するしかない。

意外な本音も漏らした。「いつも、めちゃめちゃ、緊張します。緊張したまま(マウンドに)上がります。ご飯も食べられないし…」。
極限状態の中で戦い、登板後には「甘いの食べます」と自身へのご褒美も“勝つ”力の1つだ。
コンビニのスイーツコーナーで悩む楽しみもあり。「ロッテのお菓子が1番ですね」とお菓子もあり。
投球同様に多彩だ。マウンド上だけは“甘い”球は厳禁。
「集大成となる試合。自分の役目をしっかり果たせるように。最初から飛ばしていきたい」と最終決戦の地・仙台に入った。

2023年10月8日 日刊スポーツ ネット配信

千葉ロッテ情報
第20回みやざきフェニックス・リーグ参加選手決定


秋季教育リーグ「第20回みやざきフェニックス・リーグ」に以下の選手の参加が決定しましたのでお知らせします。

※メンバーは途中入れ替えを行います。

日程
10月9日(月・祝)~30日(月)

参加選手
【投手】
菊地吏玖投手、廣畑敦也投手、八木彬投手、高野脩汰投手、田中晴也投手、
秋山正雲投手、森遼大朗投手、田中楓基投手、永島田輝斗投手、吉川悠斗投手

【野手】
植田将太選手、江村直也選手、柿沼友哉選手、村山亮介選手、池田来翔選手、
友杉篤輝選手、平沢大河選手、井上晴哉選手、
金田優太選手、勝又琉偉選手、黒川凱星選手

2023年10月8日 千葉ロッテ公式サイトより転載

【西武】9日開幕の「みやざきフェニックス・リーグ」メンバー発表
山川穂高らが参加


西武は5日、「みやざきフェニックス・リーグ」(9~30日)に参加するメンバーを発表した。
無期限の公式試合出場停止処分を受けている山川穂高内野手もメンバー入りした。参加選手は以下の通り。

【投手】渡辺勇太朗、浜屋将太、山田陽翔、羽田慎之介、黒田将矢、
大曲錬、赤上優人、粟津凱士、伊藤翔、上間永遠、三浦大輝、菅井信也

【捕手】野田海人、古市尊、牧野翔矢、是澤涼輔

【内野手】児玉亮涼、山川穂高、山野辺翔、山村崇嘉、高松渡、
川野涼多、滝澤夏央、長谷川信哉、野村和輝

【外野手】古川雄大、仲三河優太、モンテル、ジョセフ

2023年10月5日 スポーツ報知 ネット配信

埼玉西武情報
西武、秋季キャンプ分散実施 高知市と埼玉県所沢市の2カ所


西武は4日、秋季キャンプを11月1日から19日まで、高知市と埼玉県所沢市の
2カ所に分かれて実施すると発表した。
高知市には野手のみが行き、所沢市の球団施設では投手と一部の野手が参加する。
休養日は4、8、12、16日。

松井監督は球団を通じ「投手は測定機器の充実度から所沢で、野手は個別に強化を一層図ることを目的に、
練習メニューも多いことから高知県にある春野総合運動公園野球場で実施することになった」と説明した。

2023年10月4日 サンケイスポーツ ネット配信

※メンバー振り分けは後日発表予定

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板
今季9勝目


パシフィックリーグ
10月2日
千葉ロッテ
7-3埼玉西武

LIONS 0 0
MARINES 0
【M】○小島、ペルドモ、鈴木-松川
【L】●エンス、青山、大曲-古賀、古市
▼本塁打 佐藤3号 山村1号(L)石川2号 ボランコ26号(M)

★小島和哉 投球結果

24試合9勝6敗0S
7イニング 打者28 球数113 被安打5 奪三振7 与四死球3
失点2 自責点2 防御率3.63


ロッテ・小島“喝”を入れられギアチェンジ成功!?
石川慎とポランコの一発に感謝「勇気もらった」


4位・ロッテが2日、本拠での西武戦(ZOZOマリン)に7-3で勝利。
クライマックスシリーズ(CS)進出争いが佳境を迎える中、3連勝を飾り貯金を再び1。
楽天がソフトバンクに敗れたため、3位に浮上した。

先発の小島は7回5安打2失点の好投で9勝目。
球団を通じ「前半少し体の動きがぼやけた感じがあったのですが
何か途中から“今季最後の登板になるかもしれない”と思って
自分でギアをしっかり入れ直して投げることができたかなと思います」とコメント。

試合後のヒーローインタビューでは「昨日もいいゲームで繋いでくださったので、何とか勝って良かったです。
前半だいぶ酷かったですけど、喝を入れられたので気合入れて投げました」と喜んだ。
喝を入れられたのは誰から?との質問には「ご想像にお任せします」と話し、スタンドからは笑い声が上がった。

石川慎やポランコの本塁打については「勇気をもらう一打を打ってくれたのですごい助かりました」と感謝の言葉。
チームもCS出場圏内の3位に浮上し、更なる活躍を誓った。

2023年10月2日 スポーツニッポン ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

10月2日
パシフィックリーグ
対埼玉西武戦
ZOZOマリン 18:00
M小島和哉xLエンス

イースタン・リーグ勝敗表
全日程終了

順位 勝率  試  勝  負 分
--------------------------------------
1巨  .627  124  74  44  6
2楽  .619  129  78  48  3
3西  .592  124  71  49  4
4D  .472  132  59  66  7
5日  .446  128  54  67  7
6ヤ  .381  122  45  73  4
7ロ  .364  124  43  75  6

※順位は勝率
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

10月1日
千葉ロッテ8-2横浜

MARINES 0 0 0 0
DeNA 0
【M】田中晴、○秋山、土居、土肥、東妻、東條-植田
【DB】ディアス、スターリン、加藤、高田、●笠原、池谷、三浦、
宮國、平田、田中健-東妻、益子
▼本塁打 松尾7号(DB)

★金田優太 打席結果
2打数 1安打 打点0 打率.201  
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月30日
千葉ロッテ0-2横浜

MARINES 0 0 0 0 0
DeNA 0
【M】フェリス、●広畑、佐々木千、古谷-谷川
【DB】小園、○池谷、今野、草野、京山、深沢-益子

★金田優太 打席結果
3打数 0安打 打点0 打率.198   
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月29日
千葉ロッテ2-3横浜

MARINES 0 0 0 0 0
DeNA 0 1 1
【M】佐藤奨、西村、●八木、東妻-植田
【DB】森下、マルセリーノ、○池谷、三浦、渡辺-松尾
▼本塁打 京田1号(DB)

★金田優太 打席結果
3打数 0安打 打点0 打率.201  
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月27日
千葉ロッテ2-1東北楽天

MARINES 0 0 0 0 0
EAGLES 0
【M】森、○広畑、東條、佐々木千-松川
【E】●滝中、伊藤茉、西垣、宮森-堀内
▼本塁打 和田16号(E)

★金田優太 打席結果

4打数 2安打(二塁打x1) 打点0 打率.204   

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
先発登板

パシフィックリーグ

9月27日
埼玉西武2-1東北楽天

EAGLES 0 0 0
LIONS 0 1
【L】渡邉、豆田、佐藤隼、○平井、クリスキー-柘植
【E】則本、●渡辺翔-太田

★渡邉勇太朗 投球結果
2試合1勝0敗0S
6イニング 打者23 球数86 被安打5 奪三振1 与四死球1
失点1 自責点1 防御率0.82


【西武】渡辺勇太朗6回1失点も2勝目ならず
「先制点を与えてしまったことが反省点」


西武・渡辺勇太朗投手が今季2度目の先発を果たしたが、6回を投げて5安打、2四球、1失点で降板した。

4回まで毎回走者を出しながらも2併殺と味方の守備にも助けられて無失点。
5回1死三塁で辰己に適時三塁打を許して先制点を献上。
その裏マキノンの適時打で追いつくと、6回を無失点で切り抜けて中継ぎ陣に後を託した。

「先制点を与えてしまったことが反省点です。結果だけみればよかったと思うのですが、
カウントを悪くしてしまう場面もありましたし、もっとストライク先攻でいかないといけないので悔しいです。
もっともっと良くなると思っているので、突き詰めていきたいです」と振り返った。

2023年9月27日 スポーツ報知 ネット配信

【西武】今季2度目先発で連勝狙った渡辺勇太朗
6回5安打2四球1失点の粘投も2勝目はお預け


西武渡辺勇太朗投手(23)が、6回を5安打2四球1奪三振1失点と粘投するも白星の権利は得られず。
20日日本ハム戦(ベルーナドーム)に続く自身2連勝とはならなかった。

23歳の若獅子が、攻撃に耐え続けた。
3回1死一塁、楽天村林に右翼線に痛烈な打球を放たれる。しかし右翼の愛斗がライン寄りにポジショニングしており、これを好捕。
一塁走者小深田が戻りきれず、併殺で難を逃れた。
4回も1死一塁から、5番岡島を真ん中低めの140キロカットボールで引っかけさせ二ゴロ併殺打に仕留めた。

5回は崖っぷちに立たされた。1点を先制されなおも1死三塁のピンチ。
打線が楽天先発則本に1安打に封じられる中、追加点は許されない場面だった。
9番太田を内角137キロスプリットで詰まらせ一直、1番小深田も2-1から138キロスプリットで遊ゴロに仕留めた。
絶体絶命の危機を脱し、グラブを胸の前でポンと1回たたいた。

マキノンの適時打で同点に追いついた6回、先頭の村林に四球を与えるも島内、浅村、岡島を打ち取り追加点を与えなかった。
ここまで86球を投じ、7回から2番手豆田が送られ、お役御免。
登板前日の26日には「しっかりゾーンで勝負できればと思います」と話しており、
この日も1奪三振ながら、140台中盤の直球にカットボールとスプリットを交えて凡打の山を築いた。

2023年9月27日 日刊スポーツ ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

公示

9月27日
1軍出場選手登録抹消


西武ドラ1蛭間拓哉が抹消 背中に違和感「最後まで残りたかったけど…」

西武の蛭間拓哉外野手(23)が27日、出場選手登録を抹消された。
25日のオリックス戦で背中に違和感を訴え、26日はベンチメンバーから外れていた。
症状は軽いものの10月7日まで再登録できず、西武は現時点で同3日のロッテ戦がシーズン最終戦。
雨天順延の試合が出るかCS進出しない限り、今季中の復帰はなくなった。

早大からドラフト1位で入団したルーキーの蛭間は6月23日に初めて出場選手登録され、同日の楽天戦でデビュー。
2日後の楽天戦でプロ初本塁打を放つなど、56試合に出場して打率2割3分2厘、2本塁打、20打点をマークしていた。
初昇格後は1軍に定着し、一時は中軸も打っていたが、シーズン最終盤に無念の離脱となった。

27日にベルーナドームを訪れた蛭間は「最後まで残りたかったですけど仕方がないです。
ここまで本当に(1軍に)残るとは思っていなかった。また一から頑張ります」と出直しを誓った。

2023年9月27日 西スポWEB OTTO!配信
  
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武

予告先発

9月27日
パシフィックリーグ
対東北楽天戦
ベルーナドーム 18:00
L渡邉勇太朗xE則本昂大


西武・渡辺勇太朗、27日の本拠地最終戦に先発
「しっかりゾーンで勝負できれば」


西武・渡辺勇太朗投手(23)が今季本拠地最終戦となる27日の楽天戦(ベルーナドーム)に先発する。

26日に埼玉・所沢市のカーミニークフィールドで最終調整。
ブルペンで18球を投げた5年目右腕は「この一週間は、普段と同じようにコンディション調整に
重点を置いて練習してきました。
イーグルス打線はバランスがいいイメージ。浅村さんをはじめポイントゲッターとなる打者の前で、
四球で走者を出さないよう特に注意したい」と話した。

今季初登板初先発となった20日の日本ハム戦では5回2安打無失点で、1年ぶりの白星を挙げた。
それでも、「先週の登板では無駄なボール球が多かったので、
明日はしっかりゾーンで勝負できればと思います」と反省も忘れてはいなかった。

2023年9月26日 サンケイスポーツ ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
蛭間拓哉選手 チーム鼓舞が自分の役割


メンタル面ではまだ余裕がなく、サウナとかにも行けずにいますが、
今は、遠征先の土地土地のおいしいものを食べて気分転換しています。
食事には、呉(念庭)さんや、外崎(修汰)さんに連れていっていただきます。
そうした機会は本当に大切で、「初めての打席に入った際はどんな感じだったか」などの話を
自分から聞いたりしています。結局は、慣れだったり、だんだんつかんでくるといった話を伺いました。
今では慣れた様子で絶えず後輩たちを引っ張ってくれてすごい存在なのに、
かつては先輩方も「やっぱり最初はきつかった」と自分と同じような経験をされたと教えていただきました。
自分も何とか耐えて、これから活躍できるように頑張ろうと思います。

自分は、技術はまだ全然ないので、新人というフレッシュさとか、明るさといったことを、
試合に出場する、しないに関係なく前面に出していきたいと思います。
しっかり声を出して、チームを鼓舞する、というのが自分の役割でもあるのかなと思います。
チームを盛り上げるため、山野辺(翔)さんと2人で声を出すことが多いです。

プロと大学の差はやはり感じます。やはりレベルも全然違いますし、
毎日試合があるということに耐えていく、という意味でも違いをすごく感じます。
学生のときもプロになるために結果を出さなければいけないというプレッシャーがありましたが、
プロはプロで結果を出さなければいけないということがあります。
現時点では、プロの方がきついなと感じます。プロの環境は、1ランク、2ランク上の感覚です。

松井(稼頭央)監督からは、ナイスバッティングといった声をかけていただいたり、
直接ではなくても評価していただいたりしていると聞いており、より深くお話できたらと思います。

2023年9月26日 産経新聞配信
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月26日
千葉ロッテ1-14東北楽天

MARINES 0 0 1 0 0 0 1
EAGLES 0 1 1 2 9 1 14
【M】●菊池、田中楓、古谷、土居-植田、松川
【E】○藤井、早川-堀内、田中貴
▼本塁打 正髄7号(E)

★金田優太 打席結果
3打数 0安打 打点0 打率.198  

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
次代の投手王国の一角となるか
スケール感とクレバーさを併せ持つ
西武5年目・渡邉勇太朗の成長から目を離すな


★スケール感。

投げるボール一つ一つにしても、マウンドの立ち居振る舞いにしても、
記者から質問に答える言葉にしても、高いレベルを感じずにはいられなかった。

明暗分かれる広島と西武の新監督。
「得失点差以上の成績」は本当に指揮官の手腕のおかげなのか?

5年目の右腕・渡邉勇太朗(西武)のことである。

「初回は緊張しましたけど、時間や球数をかけながら、落ち着いて投げられたかなと思います。
5年目になるんで、ピンチでもあわてることはなかったです」。

9月20日の日本ハム戦、今季。ようやく初登板を果たした西武の若き右腕・渡邉はそう試合を振り返った。
5回を2安打無失点に抑える快投だった。

最速151キロのストレートをうまくコントロールしながら投げていく。
カットボール、スライダー、スプリットを投げ分け、相手打線に的を絞らせなかった。
球数こそ多くなったものの、1度ピンチを招いただけでほとんど危なげないピッチング。

「6回まで投げたかった」と公式コメントで心情を吐露したように、やはり、目指すところは高いところにあるのだろう。

浦和学院高時代は今季から再びチームメイトとなった蛭間拓哉とともに甲子園ベスト8。
吉田輝星(日本ハム)、根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)ら黄金世代と呼ばれた
U-18侍ジャパンで活躍した。
同年のドラフト2位で入団。高校時代に靭帯を痛めたこともあって、
スローペースで成長を遂げてきたが、その才能の片鱗を見せたピッチングといえよう。

高校時代から変わらないのは、スケール感がありながら、そのクレバーなスタイルだ。
ストレートは全力で投げれば常時150キロ以上を出せるだろう。
しかし、この日はカウントを見ながら投げ分けていたのである。

渡邉はその理由をこう話す。

「そこは力を入れたり抜いたりしています。カウントを取りに行く時と、決めにいくストレートが違いはあります。
すべての球を全力でいっても、バッターは対応してくると思うんで、データの中でも、
カウント取りやすい場所があるので、そういう時はやっぱりストライクゾーンに投げることを意識して投げている。
そこで力入れて投げようとするとコントロールはアバウトになるので、バランスを意識して投げるようにしています」

データを頭に入れながら、力の出し入れも行っているあたりは並の若手投手ではない。
「カウントを取れる」ことが分かっていると、無理に力を入れずに投げる。
それでも145キロを超えてくるのだから、クレバーかつスケール感があるというものだ。

もっとも、今季初登板とあって、この日は緊張もあった。
球数が少し多くなり「やっぱり一軍の選手はレベルが違う」と思うようにいかなかったところもあった。
ただ、それは一軍で投げてみないと分からないところではあっただろう。

「球数を多く使ったところは反省点ですね。一軍のレベルだと違ってくるので、その差が出たんだと
思いますけど、さすがに多かったと思います。もう1イニング行きたかったですけど、
任せてもらえる投手にならなきゃいけないし、なりたいなと思いました。そこはやっぱり悔しい気持ちで降板しました」

高校時代からストレートの最速がはるかに伸びたことは間違いないし、変化球のキレや精度も
別人と言えるほどに成長した姿を見せた。加えて、うまくストレートの出力を調整する持ち味も
失われることなく、順調な成長曲線を描いていることも確認できた。

今シーズンの西武投手陣は、高橋光成、今井達也、平良海馬が10勝トリオを形成。
2年目の隅田知一郎も9勝を挙げるなどレベルの高い布陣が完成しつつある。
この中に渡邉が入ることで、チームそのものの浮上も期待できるというもの。

残り試合が少ない中で、どれだけ存在感を見せつけられるか。

「まだ何も言われてないんですけど、チャンスをもらえたらしっかり結果を残すことが大事かなと思う。
そこは結構、意識して投げたいなと思います」

大きな足跡を残した1勝。

10勝トリオに割って入るか。残り数試合、そのスケールの大きなピッチングを楽しみにしたい。

2023年9月26日 SLUGGER配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板


パシフィックリーグ
9月25日
千葉ロッテ1-10福岡ソフトバンク


HAWKS 10
MARINES
【M】●小島、東妻、中村稔-佐藤都
【H】○和田、甲斐野、藤井、又吉、椎野-甲斐、谷川原
▼本塁打 近藤24号 井上1号(H)

★小島和哉 投球結果

23試合8勝6敗0S
6 2/3イニング 打者31 球数122 被安打6 奪三振6 与四死球6 失点7 自責点7 防御率3.68


【ロッテ】小島和哉は7回途中7失点で撃沈
22日に発熱、病み上がりの122球も無念


ロッテの小島和哉投手が先発したが、6回2/3を6安打6四死球、7失点でKOされた。
負ければBクラス転落の可能性もある一戦で、本来の投球はできなかった。

チームは今季ワーストタイの5連敗中で、最大13あった貯金もなくなった。
先発の柱として、同率2位に並ばれたソフトバンクを再び突き放したい一戦だった。

22日に発熱し、特例2023の対象として登録抹消。
幸い、1日で平熱に戻ったため、予定通り中5日でマウンドに上がった。
「小島は開幕投手で、これまでもチーム引っ張ってきてくれたんで、頑張ってくれると思います」と
吉井監督も全幅の信頼を置いていた。
しかし、2回に近藤に先制ソロを被弾。同点の5回には井上にプロ初本塁打を献上した。
制球に苦しみ、柳田への押し出し四球、近藤の犠飛でさらにこの回2点を追加された。
7回1死一、三塁からは重盗で5点目を失い、2死一、三塁の場面で交代。
2番手東妻も崩れ、一挙5点を加えられた。

チームは23日には藤岡と山口、24日には先発予定だった佐々木朗、沢村、岡が発熱によって離脱。
この日は切り込み隊長の荻野と安田まで登録抹消となり、苦しいメンバー編成を強いられている。

2023年9月25日 スポーツ報知 ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

公示

9月25日
1軍出場選手登録
 

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

9月25日
パシフィックリーグ
対福岡ソフトバンク戦
ZOZOマリン 18:00
M小島和哉xH和田毅


【ロッテ】特例抹消からわずか3日
小島和哉が今季初の中5日で25日ソフトバンク戦に先発


ロッテの小島和哉投手が24日、25日ソフトバンク戦(ZOZO)の予告先発投手として発表された。
小島は発熱のため、22日に特例2023対象選手として抹消されていた。

吉井監督は「幸い37度5分以上にはならなくて、今は解熱してるので予定通りいけると思います」と説明した。

今季初の中5日で先発する小島は、広報を通して
「体調はもうしっかり戻ったので、明日の試合は自分にできることを精一杯頑張りたいと思います」とコメントした。

ロッテは佐々木朗が先発を回避するなど、23、24日の2日間で佐々木朗に加え沢村、藤岡、岡、山口が
特例2023で登録抹消。主力の離脱が相次いでいる。

2023年9月24日 スポーツ報知 ネット配信
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月24日
埼玉西武1-4オリックス

LIONS 0 0 0 1 1
BUFFALOES 0 4 4
【L】●隅田、本田、ボー-古賀、柘植
【B】○山本、宇田川、平野佳-森
▼本塁打 森17号 ゴンザレス11号(B)

★蛭間拓哉 打席結果

4打数 0安打 打点0 打率.232

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月21日
埼玉西武2-1千葉ロッテ

MARINES 0 0 1 0 1
LIONS 0 1
【M】●メルセデス、国吉、中森、澤田-田村
【L】○平良、田村、クリスキー-柘植
▼本塁打 角中8号(M)

★蛭間拓哉 打席結果

4打数 0安打 打点1 打率.237
 

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

公示

9月22日
1軍出場選手登録抹消
(特例2023の対象選手)

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月21日
埼玉西武7-2東北楽天

LIONS 0
EAGLES
【L】○今井、青山-古賀
【E】●塩見、宮森、松井友、内-安田、太田
▼本塁打 渡部6号 マキノン14・15号(L)浅村25号(E)

★蛭間拓哉 打席結果

3打数 1安打 打点0 打率.242

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
西武・渡辺「腕振って強い真っすぐ投げられた」
5回零封で昨年7月以来の白星 恩師・森士氏も感激


先発で今季初登板した西武・渡辺が5回2安打無失点に封じ、昨年7月22日の楽天戦以来となる白星を挙げた。

「緊張しました。でも腕を振って強い真っすぐを投げられた」。

初回にはこの日最速となる152キロをマーク。春先の右肩痛から回復後も
一時は140キロ台だった球速が復活し、観戦した浦和学院の恩師・森士(おさむ)前監督を喜ばせた。
21日の23歳の誕生日に、自ら花を添えた。

2023年9月21日 スポーツニッポン掲載


“気遣い”も「普通にヒットされました」
23歳右腕が引退試合の木村から受け取った言葉


★6回以降の続投志願も…首脳陣“却下”「気持ちは受け取っておく」

西武5年目のホープ・渡邉勇太朗投手は20日、本拠地ベルーナドームで行われた日本ハム戦で、
今季初登板初先発を初勝利で飾った。5回までに投球数は94球に上ったが、2安打3四球無失点に抑えた。
この日は、2021年8月にトレードされるまで西武に足かけ15年間在籍した
日本ハム・木村文紀外野手の引退試合でもあった。

渡邉は試合前、「4番・右翼」でスタメン出場する木村から「普通に勝負しよう」と声をかけられていた。
球界で長年活躍した野手の引退試合では、相手投手はど真ん中のストレートだけを投げるようなケースもある。
しかし、高卒5年目で今季初登板・初先発の渡邉にとっても、今後に関わる大切な試合だけに、
木村が気を遣ったのだろう。

初回2死一塁での木村の第1打席は、6球中3球がカットボールで右飛に打ち取った。
「走者がいたので変化球を多く使いました」と渡邉。
4回1死の第2打席では、初球の真ん中やや内角寄りの147キロ速球をとらえられ、左翼線二塁打を浴びた。
「普通に抑えにいって、普通にヒットされました。カウントを取りにいった球ですが、
そこを仕留めのはさすがだと思います」と脱帽。
それまで無安打2四球に抑えていた渡邉にとって、この日最初に打たれたヒットでもあった。

「立ち上がりは緊張しました。球数と時間を要してもいいから、とにかく0で帰ってくることを意識して
マウンドに上がりました」と言う通り、最速152キロの速球を軸に、カットボール、スプリットなどを織り交ぜ、
丁寧にコースと高低を投げ分けた。
6回以降の続投を志願するも、首脳陣から「気持ちは受け取っておく」と“却下”され、
「球数を使い過ぎたことが反省点。もう1~2回行きたかった。任せてもらえる投手になりたいですし、
5回で降板したことは悔しいです」と満足はしていない。

★浦和学院高時代の同級生・蛭間とスタメンそろい踏み

191センチ、95キロの恵まれた体格は、計り知れない潜在能力をうかがわせる。
昨季は1軍開幕ローテ入りしたが、開幕3戦目のオリックス戦で
3回6失点(自責4)でKOされるなど結果を残せず、チャンスをつかみ切れなかった。
今季は2軍で安定した投球を続けるも、1軍の先発陣が好調で、これまで1度もお呼びがかからなかった。
松井稼頭央監督は「真っすぐの強さ、腕の振りが素晴らしかった。
何よりも、しっかり相手打者に向かっていってくれた」と称賛。
1軍定着へ、これからが勝負になる。

浦和学院高時代の同級生であるドラフト1位ルーキー・蛭間拓哉外野手も
「7番・右翼」で出場し、スタメンそろい踏み。
蛭間は3打数無安打1三振に終わったが、渡邉は「もっと苦しい場面で打ってくれるのが拓哉。
今後に取っておきましょう」と笑った。

21日が23歳の誕生日。
木村は17年間のプロ生活に終止符を打ったが、渡邉の本領発揮は本当の意味では、まだ始まってもいない。

2023年9月21日 Full-Count配信

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
西武・渡辺勇太朗が21日の誕生日を前に
今季初登板初勝利「内容には全く満足していない」


2019年ドラフト2位右腕の西武・渡辺勇太朗投手(22)が今季初登板初先発で5回を2安打無失点。
2018年夏の甲子園でベスト8となった埼玉・浦和学院時代の恩師・森士氏(59)が観戦に訪れた中で、1年ぶりの白星を手にした。

「今日はとにかくゼロを並べて帰ってくることと、全力で腕を振って打者と対戦することを
意識してマウンドに上がりました。結果的にゼロで終えることができましたが、内容には全く満足していません。
気持ちが高ぶった状態でコントロールよく投げることができれば、球数も抑えることができたと思うので、
その点は反省点。悔しい気持ちが強いです。六回もいきたかったのですが、やはりそこを任せてもらえるように
ならなければいけないですし、そうなりたいと思いました」

ボール先行で94球を要したことを猛省した。
それでも「1年ぶりの登板で最初は緊張しましたが、今日の試合で雰囲気をつかむことができたので、
次回落ち着いて投げることができれば、内容ももっと良くなると思います」と自信も得た。

21日に23歳の誕生日を迎える渡辺。自ら前祝いをした形となり、
「(松本)航さんに『何が欲しい』と言われていたので、これで堂々と言えます」と最後は茶目っ気たっぷりに笑った。

2023年9月20日 サンケイスポーツ ネット配信


西武・渡辺が5回無失点で今季初勝利
21日に23歳 バースデーを自ら祝う快投


先発で今季1軍初登板した渡辺勇太朗投手(22)が5回2安打無失点で、昨年7月22日の楽天戦以来となる白星を挙げた。
「結構緊張しました。でも腕を振って強い真っ直ぐを投げられた。球は走っていたと思います」

初回にはこの日最速の152キロをマーク。
春先の右肩痛から回復後も2軍生活が続き、一時は140キロ台まで落ちた球速が復活し、
スタンド観戦した恩師の森士(おさむ)浦和学院前監督を喜ばせた。

21日は23歳の誕生日。
「あと2時間半後ですよね(笑い)航さん(松本)から“何が欲しい”と言われているので」とおねだりのプレゼントを思い浮かべていた。

松井稼頭央監督(47)も「チームにとっても勝ちにつながる投球をしてくれましたし、
非常に大きな1勝になったと思います」と来季につながる白星を評価していた。

2023年9月20日 スポーツニッポン ネット配信

【西武】今季初登板の渡辺勇太朗5回無失点で前祝いの白星
高校の同級生蛭間と同時出場も達成


今季1軍初登板初先発だった西武渡辺勇太朗投手(22)が、5回2安打無失点で
昨年7月22日楽天戦以来となる白星を挙げた。

3四球を出したものの、得点圏に走者を背負ったのは4回のみ。
2死一、三塁で日本ハム松本剛と直球中心の力勝負の末、8球目の低めで二ゴロに打ち取った。
「もう1度、真っすぐの出力を上げられるように。春先に球速出ていなかったので」と、
2軍では直球の力強さと安定をテーマに取り組んできた。
4、5月は140キロ台中盤だった球速が、この日は最速152キロ。打者に向かっていく攻めの姿勢を見せた。

21日は23歳の誕生日で、前祝いとも言える勝利。
「松本(航)さんに『誕生日、何がほしい?』って聞かれたんで、堂々と言えます」と、
プレゼントのおねだりもはかどる。
また浦和学院時代の同級生、ドラフト1位ルーキー蛭間との同時出場も達成し、実りある時間となった。

ただ、満足はしていない。
5回に94球を要し、最低限のイニングでの交代となった。
「6回もいきたかった。そこを任せてもらえるようにならないといけない。制球よく投げることができれば球数も抑えられたと思う。
その点は反省点です」と話し、次なる課題を持ち帰った。

2023年9月20日 日刊スポーツ ネット配信

西武・渡辺勇太朗が425日ぶり勝利の権利
5回無失点も球数多く「悔しい気持ちが強い」


今季初先発した西武の5年目右腕、渡辺が5回2安打無失点に抑え、
昨年7月22日の楽天戦以来、425日ぶりとなる勝利の権利を得て降板した。

渡辺は3四球を与えるなど球数を94球要しながら大崩れせず、4回2死一、三塁のピンチも松本剛を二ゴロに打ち取った。

それでも「結果的にゼロで終えることができたが、内容にはまったく満足していないし、悔しい気持ちが強い。
6回を任せてもらえるようにならなければいけないし、そうなりたい」と反省。
「気持ちが高ぶった状態でコントロールよく投げることができれば、球数も抑えることができた」と次回への課題にした。

2023年9月20日 西スポWEB OTTO!配信
 
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
今季初昇格・初先発登板 今季1勝目
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月20日
埼玉西武4-1北海道日本ハム

FIGHTERS 0
LIONS
【L】○渡邉、佐藤隼、豆田、平井、田村-柘植
【F】●上原、山本拓、玉井、福田俊、北浦-郡司
▼本塁打 佐藤龍2号 マキノン13号(L)加藤豪6号(F)

★渡邉勇太朗 投球結果
1試合1勝0敗0S
5イニング 打者19 球数94 被安打2 奪三振3 与四死球3
失点0 自責点0 防御率0.00

★蛭間拓哉 打席結果
3打数 0安打 打点0 打率.241

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武

公示

9月20日
1軍出場選手登録
 
渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武

予告先発

9月20日
パシフィックリーグ
対北海道日本ハム戦
ベルーナドーム 18:00
L渡邉勇太朗xF上原健太


「やっと呼んでもらえた」
西武5年目右腕、渡辺勇太朗が20日に今季初先発
浦和学院同級生の蛭間拓哉と競演も


西武の渡辺勇太朗投手(22)が20日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で今季初先発する。
19日に取材に応じた5年目の長身右腕は「やっと呼んでもらえた。
良い結果を出せるように頑張りたい」と昨年7月22日楽天戦以来となる白星を誓った。

浦和学院高から2019年にドラフト2位で入団した渡辺は21年に1軍デビューし、
4勝4敗2ホールド、防御率3.44。
昨年は3試合に先発したものの1勝1敗、防御率6.08だった。

今季は充実している先発ローテーションを崩すことができず、春先に肩を痛めたことも重なって
ファームでの登板が続いていた。イースタン・リーグで14試合に登板し、5勝4敗、防御率3.79をマーク。
「真っすぐの速さと強さが良くなった」と自信を取り戻した。

浦和学院高の同級生で、今年ドラフト1位で入団した蛭間が5月から1軍に定着。
同じ試合に出場するという目標の一つが実現できそうで「うれしい気持ちが強い」と待ち遠しそうにしていた。

2023年9月19日 西スポWEB OTTO!配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板


パシフィックリーグ
9月19日
千葉ロッテ2-3オリックス


MARINES
BUFFALOES
【M】●小島、国吉、岩下-佐藤都
【B】○東、阿部、平野佳-若月
▼本塁打 安田8号(M)

★小島和哉 投球結果

22試合8勝5敗0S
5 1/3イニング 打者26 球数106 被安打8 奪三振2 与四死球2 失点3 自責点3 防御率3.40

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月19日
埼玉西武7-4北海道日本ハム

FIGHTERS 0
LIONS 0
【F】ポンセ、●ロドリゲス、鈴木、長谷川-古川
【L】○松本、佐藤隼、水上-古市
▼本塁打 マルティネス15号(F)中村17号(L)

★蛭間拓哉 打席結果
3打数 1安打 打点0 打率.245

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

9月19日
パシフィックリーグ
対オリックス戦
京セラドーム大阪 18:00
B東晃平xM小島和哉


ロッテ・小島、19日オリックス戦に先発「1イニングでも1人でも多く」

ロッテの小島和哉投手(27)が19日のオリックス戦(京セラドーム)に先発することが発表された。
オリックスは東晃平投手(23)が先発する。

今季の開幕投手を務めた小島はここまで21試合に登板して8勝4敗、防御率3.33。
8月13日の西武戦以降は5試合連続でチームを勝利に導いている左腕は
「ビジター6連戦で移動も続き、シーズンも終盤戦にきて皆さんの疲れも溜まってきていると思うので、
1イニングでも1人でも多く投げられるように頑張ります!」とコメント。
プロ5年目で100試合目の登板となる。

2023年9月18日 スポーツニッポン ネット配信
  
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月18日
埼玉西武1-2
千葉ロッテ

10 11 12
MARINES 0
LIONS 0 0 0 1
【M】西野、澤田、益田、○横山、澤村-田村、佐藤都
【L】高橋、平井、クリスキー、田村、豆田、●ボー-柘植、古市

★蛭間拓哉 打席結果
2打数 0安打 打点0 打率.243

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武
【イタズラ】
16日の試合で西武・ドラ1蛭間拓哉の登場曲が“勝手に”変更 犯人は・・・


前日16日の試合で3番ライトで先発出場した、西武のドラフト1位ルーキー・蛭間拓哉選手。
その第1打席の登場曲が、竹内まりやさんの「すてきなホリディ」に変更されていました。

蛭間選手は普段使用している郷ひろみさんの「2億4千万の瞳」の歌詞にあやかり
「ジャパーン」の文字が入ったタオルを最近発売したばかり。
そのため、新タオルを掲げ、「ジャパーン」コールを待っていた球場のファンからは
笑いと、どよめきが起こりました。打席に入る蛭間選手も思わず笑顔を見せていました。

この日の試合前に曲が変更された真相を聞いてみると、「あれはイタズラです。犯人は渡部健人です。
1打席目に歌が変わるのは言われていて『最近力入っているから、力抜くために歌変えるわ』って言われていて、
打席に向かった時に初めて曲を知りました。笑っちゃいました。どっかで仕返しします」と、
2020年ドラフト1位・渡部健人選手の“気づかい”であったことを明かしました。

さらに、「川越さんが『青雲』だったり『運動会』だったりを使っていて、
『お前が継承しろ』みたいな感じで言われて」と中日にトレード移籍した川越誠司選手からの
“指令”についても語りました。蛭間選手にはプレーだけではなく、これからは登場曲にも注目してみてください。

2023年9月17日 日テレNews配信
 
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月14日
埼玉西武4-2福岡ソフトバンク

HAWKS
LIONS 0
【H】●森、又吉、甲斐野-甲斐、嶺井
【L】○今井、平井、クリスキー-古賀

★蛭間拓哉 打席結果
4打数 0安打 打点0 打率.250
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月13日
埼玉西武3-9福岡ソフトバンク

HAWKS
LIONS 0
【H】○有原、大津、武田-甲斐
【L】●與座、青山、ボー、本田、水上-古賀
▼本塁打 三森5号 野村3号(H)

★蛭間拓哉 打席結果
4打数 1安打(二塁打) 打点0 打率.256
 
金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月13日
千葉ロッテ2-5巨人

MARINES 0 0 2 0 0 0 2
GIANT 2 3 5
【M】森、高野、田中晴、●秋山、東條-植田
【G】畠、田中豊、鍵谷、○鍬原、大江、堀岡-亀田、喜多

★金田優太 打席結果
3打数 1安打 打点1 打率.201  

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
ライオンズ浦学同級生交歓
渡辺勇太朗投手 変化球に大きな手応え


食事のとり方などに配慮することで、体作りも順調に進んでいます。
一般には体脂肪率が低い方がいいといわれますが、ピッチャーの場合、野手よりは体脂肪が多くてもよい
最低限のラインがあるので、その点を行き過ぎないように気をつけることに加え、
筋肉量や骨格筋量を上げていくことに気を使っています。

筋トレなどをがっつり行うというよりは、調整を常にしている感じです。(シーズンが進むと)疲れてくるので、
今は少しトレーニングのセット数を減らしたりとか、例えば、重たいウェイトを1回だけ上げたりとか、そういったトレーニングをしています。

シーズン中、ベルーナドームがある所沢の暑さも気になるところです。
やはり、得意か不得意かといわれると、暑さは得意ではないですね。高校時代も炎天下で
毎日のように練習や試合を経験してきましたが、だから今は耐えられる、というものではなく、暑さ対策は必要です。

調子は上がっています。この調子を維持というか、さらに上げていってファームで抑えられれば、必ず1軍に呼ばれると思っています。
もちろん、チーム全体の戦略もあるのですが。試合で抑えて、結果を残す、ということしかないと考えています。

投げていて手応えは相当あり、変化球で空振りが取れるようになっていて、その点は、昨シーズンとか
今までの4年間に比べたらすごく変わっているかなと。特に、スライダーとカットボールは最近よくなっています。

自分の特徴としてあまり空振りが取れるタイプではないので、決め球でまっすぐでいく、というよりは、
変化球で打たせて取っていくようなこともしながら、しっかり抑えていけたらと思います。

2023年9月12日 産経新聞ネット配信

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板

パシフィックリーグ
9月12日
千葉ロッテ5-3東北楽天


EAGLES
MARINES
【M】小島、澤田、ペルドモ-佐藤都
【E】則本、酒居、益田-太田
▼本塁打 荻野1号(M)


★小島和哉 投球結果

21試合8勝4敗0S
6イニング 打者27 球数106 被安打6 奪三振2 与四死球4 失点3 自責点3 防御率3.33
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月12日
埼玉西武4-8福岡ソフトバンク

10 11
HAWKS 0
LIONS 0
【H】スチュアート・ジュニア、嘉彌眞、甲斐野、又吉、松本裕、藤井、オスナ、○津森、大津-甲斐
【L】松本、水上、田村、平井、クリスキー、豆田、●公文、本田-柘植

★蛭間拓哉 打席結果
5打数 0安打 打点0 打率.256

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
イースタンリーグ
9月12日
先発登板
今季5勝目
埼玉西武8-2東京ヤクルト

SWALLOWS 0
LIONS 0 1
【L】○渡邉、大曲、伊藤-牧野
【S】●市川、鈴木、成田、梅野-西田、橋本
▼本塁打 高木5号 呉2号 牧野2号(L)西田3号(S)

★渡邉勇太朗 投球結果
14試合5勝4敗0S
7イニング 打者27 球数105
被安打6 奪三振6 与四死球1
失点2 自責点2 防御率3.79

金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月12日
千葉ロッテ4-1巨人

MARINES 0
GIANT 1
【M】○菊池、広畑、佐々木千、国吉、八木-松川
【G】●京本、小沼、伊藤-山瀬、喜多
▼本塁打 福田4号(M)

★金田優太 打席結果
4打数 2安打(二塁打x1) 打点2 打率.199  

小島拓哉 35期 現:千葉ロッテ
【千葉魂】小島 魂の112球 「これからは自分が引っ張る」

魂のピッチングだった。9月5日、敵地PayPayドームでのホークス戦。
小島和哉投手は7回を投げて無失点。112球の熱投で今季8勝目を挙げた。
チームの連敗を2で止めたヒーローはしかし、ゲームが終わると倒れ込むようにトレーナー室のベッドに横になった。
だからロッカーを出たのは誰よりも最後。マウンドでエネルギーの全てを出し切った男は
自力で歩くのが精一杯というような状態で球場を後にした。

「初回から飛ばしていきました。絶対に勝たないといけないのだぞと自分にあえてプレッシャーをかけながら、
この試合に向かっていました。六回にマウンドに行ったときぐらいから疲れを感じて、交代を告げられて
ロッカーに戻ると、ドッと疲れがきました。まだまだ体力がないという事。
今後は最後まで投げ切れるような体力もつけないといけないし、同じようなことにならないように気をつけます」

脱水症状のような状態になっていたという小島。
登板翌日はチームバス出発時間まで宿舎でしっかりと静養をして元気を取り戻し、ちょっと恥ずかしそうに振り返った。

□     ■     □

「絶対に勝ちます」。
試合前日に口にしたメディア向けコメントも闘志を燃やし、己に重圧をかけるような気迫あふれるものだった。
そして迎えたマウンド。初回から思いっきり腕を振り、打てるものなら打ってみろと言わんばかりの
闘志で投げ抜き、ホークス打線を封じていった。
試合中盤から三振を奪うと雄たけびを上げ、ガッツポーズを見せた。

「思いっきり叫んだのは自分に気合を入れるため。ちょっと疲れも感じてきたので
気合で投げないといけないと思い、ああいう感じになってしまいました。
しっかりとストレートで押し込んで、アウトを取りたいとゲーム前から思っていた中で
そういう投球が出来て良かったです。インコースもしっかりと使うことができたかなと思っています」と小島。

ホークス戦勝利は意外にもプロ入り初。連続無失点は17イニングに伸ばした。
厳しい戦いが続くシーズン終盤。開幕投手を務め、ここまで先発ローテーションの
中心として投げてきた男はチームの勝利のために燃え尽くす覚悟をもっている。

□     ■     □

「投げる試合はしっかりとチームが勝てるようにと思っています。
長いイニングを任されて勝ちを計算してもらえる投手になりたい。
これまで先輩投手の皆様に引っ張ってもらった。これからは自分も引っ張れるような投手になりたい。
チームに勢いをもたらせるような投球ができる投手になりたい」

求めているのはチームの勝利。そしてチームに勢いをもたらす炎のピッチング。
小島はこれからも魂をこめて腕を振る。目指す目標を気迫の投球で手に入れてみせる。

2023年9月12日 千葉日報掲載
  
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

9月12日
パシフィックリーグ
対東北楽天戦
ZOZOマリンスタジアム 18:00
M小島和哉xE則本昂大


ロッテ 12日楽天戦先発・小島
3G差に迫るCSライバルに「あすは勝ちます!」


あす12日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発するロッテ・小島和哉投手(27)がCS争いのライバル相手に必勝を誓った。

相手も楽天のエース則本昂大投手(32)とあり、接戦が予想されるが
「今回も大事な週の頭での登板だから長いイニングをしっかり投げることはもちろんですが、
無駄な球を減らしていくことを意識したい」と抱負を述べると「攻めて攻めまくります。明日は勝ちます!」と締めくくった。

今季8勝4敗、防御率3.28と奮闘する左のエースが、シーズン大詰めの重要性を理解しつつ、
自身2年ぶりの2桁白星に王手をかけるためにも全力投球する。

2023年9月11日 スポーツニッポン ネット配信

蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月10日
埼玉西武10-0北海道日本ハム

LIONS 2 4 1 2 0 0 1 10
FIGHTERS 0 0 0
【L】○高橋、本田、ティノコ、公文、青山-柘植
【F】●伊藤、山本拓、ロドリゲス、玉井、河野、池田、田中正-伏見、古川


★蛭間拓哉 打席結果
3打数 2安打 打点2 打率.264

西武ドラ1蛭間拓哉23歳初タイムリー 3回には犠飛で追加点も

西武のドラフト1位ルーキー蛭間が、23歳での初適時打をマークした。
2回に外崎の二ゴロで1点先制。
直後の2死二、三塁に蛭間が日本ハム伊藤から右前適時打を放った。
「試合前に先制点を取っていこうと話していたので、その後にもう1点追加することができて良かったです」と
一塁ベース上で両手をたたいて喜んだ。

蛭間は23歳の誕生日を迎えた8日は4打数無安打。9日は5打数1安打だった。
10日は日本ハムとの今カード3連戦で初打点を挙げると、
3回1死満塁では中犠飛を放ってチーム6点目をマークした。

2023年9月10日 西スポWEB OTTO!配信

金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月10日
千葉ロッテ0-1北海道日本ハム

FIGHTERS 0 0
MARINES 1 1
【F】北山、●松岡、山本晃、立野、井口-田宮、清水
【M】○本前、東妻、中森-松川

★金田優太 打席結果
2打数 1安打 打点0 打率.193  
   
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月9日
埼玉西武7-2北海道日本ハム

LIONS 0 5 0 0 1 1 0 7
FIGHTERS 1 1 2
【L】○隅田、水上、平井、豆田-古賀
【F】●加藤貴、山本拓、石川、マーベル、北浦-郡司
▼本塁打 古賀2号 中村16号(L)

★蛭間拓哉 打席結果
5打数 1安打 打点0 打率.256

金田優太 43期 現:千葉ロッテ

イースタンリーグ

9月9日
千葉ロッテ1-0北海道日本ハム

FIGHTERS 1 1
MARINES 0 0
【F】○根本、畔柳、松浦、松本遼-梅林、郡
【L】●石川歩、田中楓、唐川-植田、松川
▼本塁打 木村6号(F)

★金田優太 打席結果
3打数 1安打 打点0 打率.190
  
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月8日
埼玉西武6-0北海道日本ハム

LIONS
FIGHTERS
【L】○平良、田村、ティノコ-柘植
【F】●上沢、福田俊、玉井、ロドリゲス-伏見、古川
▼本塁打 外崎12号(L)


★蛭間拓哉 打席結果
4打数 0安打 打点0 打率.258
  
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月6日
埼玉西武4-3オリックス

LIONS 0
BUFFALOES 0
【L】○今井、水上、平井、クリスキー-古賀
【B】●黒木、本田、近藤、比嘉、宇田川-森、若月
▼本塁打 中村14・15号(L)


★蛭間拓哉 打席結果
4打数 0安打 打点0 打率.265

小島和哉 35期 現:千葉ロッテ
先発登板
今季8勝目

パシフィックリーグ
9月5日
千葉ロッテ7-1福岡ソフトバンク


MARINES
Hawks
【M】○小島、横山、鈴木-佐藤都
【H】●スチュワート・ジュニア、田浦、津森、甲斐野、尾形-甲斐、嶺井
▼本塁打 藤岡1号 山口13号(M)

★小島和哉 投球結果
20試合8勝4敗0S
7イニング 打者26 球数112 被安打4 奪三振7 与四死球2
失点0 自責点0 防御率3.28


【ロッテ】小島和哉が7回無失点で8勝目
「気持ち的に楽に投げることが出来た」打線援護に感謝


ロッテ小島和哉投手(27)が7回4安打無失点の好投で8勝目を挙げた。

ソフトバンク戦は20年8月19日の初登板から9戦目の先発登板で初勝利。
「野手の皆さんが早い回で点を取ってくれたので、気持ち的に楽に投げることが出来た」。
6回と7回にいずれも150キロ近い直球やスライダーで連続三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げて7奪三振。
3回無死一塁から相手バントを併殺に封じる好フィールディングも光るなど、17イニング連続0封中だ。

▽ロッテ吉井監督(小島自身が下位打線への2四球などを課題に挙げた投球内容に)
「細かいことを言えば不満なところはたくさんあるが、大事な試合で抑えられたのは成長を感じる」

2023年9月5日 日刊スポーツ ネット配信


【ロッテ】小島和哉が天敵ソフトバンクに初勝利
「勝ったことが一番うれしい」7回無失点で8勝目


プロ5年目左腕のロッテ小島和哉投手(27)がソフトバンク戦9度目先発で初勝利を挙げた。
今季開幕戦での黒星など、20年8月19日の初対戦以降0勝3敗の天敵だった。

150キロ近い直球やスライダーで6回以降に4奪三振など尻上がりに調子を上げ、
7回4安打7奪三振無失点で8勝目。
「記録はいろいろありますが、勝ったことが一番うれしい。野手の皆さんが早い回で
点を取ってくれたので、気持ち的に楽に投げることが出来た」と仲間に感謝した。
先月20日の楽天戦から続く連続無失点も17イニングに伸ばした。

4回には2死一、三塁とピンチも背負った。
今宮に二遊間へ痛烈なライナーを喫したが、二塁を守る中村奨吾内野手(31)がダイビングキャッチ。
「奨吾さんに助けられました」と守備でも援護を受けた。自身も下位打線から始まった先頭に四球を出した
3回無死一塁で、相手バントを素早く処理して併殺を奪うなど、フィールディングも光った。

今週は3位ソフトバンク、首位オリックスとの6連戦だ。
投打がかみ合ったカード頭の勝利でソフトバンクとは4差。西武に完封負けを喫したオリックスとも9.5差に。
小島は「ゼロで7回を投げ切れたことは良かったです。ただ、下位打線に対して
無駄な四球を出してしまったので、そこは反省点です」と勝ってかぶとの緒を締めた。

2023年9月6日 日刊スポーツ ネット配信
  
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月5日
埼玉西武3-0オリックス

LIONS 0
BUFFALOES 0
【L】松本、○田村、平井、クリスキー-柘植、古賀
【B】曽谷、山田、小木田、●阿部、吉田-若月
▼本塁打 渡部5号(L)

★蛭間拓哉 打席結果
4打数 2安打(二塁打x1) 打点1 打率.272

【西武】蛭間拓哉が決勝の適時二塁打「変化球でしたけど対応できました」

日米通算2705安打の松井監督が思わずうなった。
「僕が左バッターだったら、ああいうバッティングをしたい」。
その一打が飛び出したのは8回2死一塁。
西武・蛭間拓哉は阿部が外角低めに投じた131キロのスプリットにバットを伸ばした。
打球が左翼線を破ると、一塁走者の源田が一気に生還。
「自分の中で逆方向を意識したので、変化球だったんですけど対応できました」と先制打を振り返った。

2023年9月5日 スポーツ報知 ネット配信


西武ドラ1コンビで全3打点
“サウナ部”蛭間が先制V打&渡部5号2ラン


西武のドラフト1位コンビが全3打点を叩き出し、連敗を2で止めた。
0-0の8回に22年1位の3番・蛭間が左翼線に先制適時二塁打。
20年1位の4番・渡部も「蛭間が打ってくれたので刺激をもらえた」と
左越えに2カ月ぶりの5号2ランを放ち試合を決めた。

2人は生粋のサウナ好きで「サウナ部」として活動中。
裸の付き合いをする間柄で部長の渡部は「野球の話もくだらない話もする」と後輩の面倒見がいい。
部員の蛭間は8、9月と好調を維持し
「正直疲れがあるけど、これがプロ野球。この経験をしっかり生かしていきたい」。
遠征中の兵庫には全国でも有名な「神戸サウナ」がある。気持ちいい汗を流し、明日への準備を整える。

2023年9月6日 スポーツニッポン掲載

渡邉勇太朗 39期 現:埼玉西武
先発登板

イースタンリーグ
9月5日
埼玉西武4-5東北楽天

LIONS 0 1 1
4
EAGLES 3 0 1 1
5
8回降雨コールド
【L】●渡邉、粟津、斉藤大、出井-古市
【E】○塩見、西垣、小孫-堀内
▼本塁打 和田14号(E)陽川7号(L)

★渡邉勇太朗 投球結果
13試合4勝4敗0S
4イニング 打者21 球数90 被安打9 奪三振5 与四死球2 失点4 自責点4 防御率3.91

小島拓哉 35期 現:千葉ロッテ
【千葉魂】小島と指揮官の絆 厳しさは期待の裏返し 千葉ロッテ

厳しい言葉が続く。
吉井理人監督は今年、開幕投手を務めた小島和哉投手についてメディアから質問を受けると大抵、厳しめのコメントを口にしている。

8月13日、チームは3対2と勝利。先発した小島は6回を投げて被安打5、無失点と好投し勝ち投手になった。
それでも、試合後は「いやあ、もっとすいすい投げなくてはいけない。まだまだ。五回で100球近くいくっていうのは、
ノックアウトも一緒。あんなことをしていたらダメ」と厳しい言葉を並べた。

□     ■     □

もちろん、これは期待の裏返し。
投手コーチ時代には1年目からローテ入りさせ、今年は開幕投手に指名するなど、誰よりも小島の能力を
高く評価しているからこその発言である。そしてコメントがメディアを通じて本人が目にすることになることも計算に入れている。

「もちろん、本人がワシの発言を目にすることを意識している。
理解の材料にしてほしいとの思い。小島と種市には期待しているがゆえにコメントは厳しくなる」と吉井監督は話す。

小島もまた指揮官の気持ちを理解している。
だから、いつも登板をしたら、寝る前にスマホでスポーツ記事を検索。監督のコメントを確認してから眠りにつく。

「いつもスマホでチェックしています。コメントは意識して見るようにしている。
自分で考えている反省点と同じことも多い。どんなにピッチングが良くても必ず反省点はある」と小島。
指揮官のコメントは決して長くはないが、その中に込められた意図を読み解き、自分のピッチングを振り返る。

□     ■     □

「残り試合、少ないですが、ここから自分が投げた時には勝てると計算してもらえる投手になりたい。
ここからラストスパート。これまで球数や登板間隔など、色々と気を使っていただきながら起用をしてもらった。
その期待に応えるためにも勝ちたいし、長いイニングを投げたい」と小島。

ペナントレースは残り27試合。佳境に入った。勝負の9月。優勝争いの決着の時は近い。
今こそ背番号「14」が指揮官の期待に応えるマウンドさばきを見せる時だ。
メディア対応で厳しい言葉を口にした後、監督室に戻った吉井監督は必ず言う言葉がある。
「ちょっと小島に厳しすぎたかな」。その目は子どもの成長を見つめる父のように優しい。

2023年9月5日 千葉日報掲載
 
小島和哉 35期 現:千葉ロッテ

予告先発

9月5日
パシフィックリーグ
PayPayドーム 18:00
Hスチュワート・ジュニアx
M小島和哉

ロッテ・小島、5日ソフトバンク戦に先発
「長いイニングを投げてチームの勝利に貢献」


ロッテの小島和哉投手(27)が5日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発することが発表された。
ソフトバンクはカーター・スチュワート・ジュニア投手(23)が先発する。

今季の開幕投手を務めた小島はここまで19試合に先発して7勝4敗、防御率3.47。
前回8月29日の日本ハム戦で8回5安打無失点と好投した左腕は
「残り試合も少なくなり、ここからは1戦1戦が本当に大事になってきます。
その中で明日は6連戦最初の試合でカード初戦ということで、特に大事な大事な一戦となります。
その試合の先発を任されたということで自分はしっかりと長いイニングを投げて
チームの勝利に貢献できるピッチングをしたいと思います。明日、勝ちます!」と力強くコメントした。

現在2位のロッテは3位ソフトバンクに3ゲーム差に迫られており、クライマックスシリーズ(CS)進出に向けて重要な3連戦となる。

2023年9月4日 スポーツニッポン ネット配信
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月3日
埼玉西武2-3福岡ソフトバンク

Hawks 0 0
LIONS 0 0 2
【H】○森、又吉、藤井、松本裕、オスナ-甲斐
【L】●與座、水上、豆田、平井、クリスキー-柘植
▼本塁打 外崎11号(L)甲斐10号(H)

★蛭間拓哉 打席結果
3打数 0安打 打点1 打率.266

【西武】3番・蛭間拓哉が左犠飛
「1日1日必死なので」1点差に迫るも…


最低限の仕事は果たした。2点を追う8回無死一、三塁。
西武・蛭間拓哉が左犠飛を放ち、追い上げムードを作った。
「最悪、外野フライという意識でフォークボールを意識しながら対応できました」と振り返った。

8月29日の楽天戦(楽天モバイル)から3番もしくは5番に座り、4試合連続安打。
この日は無安打に終わったものの、1打点を挙げてクリーンアップの役目を果たした。
「3番打者ですけど、3番目なだけなので。前も後ろも頼りになる先輩がいるので、
自分は決めるというよりは、しっかり出て次につなぐっていうことを意識しています」と心構えを明かした。

「彼は色々なことを考えていますし、(8回の犠飛も)対応能力といいますか、引っ張りにいかずに
逆方向にいったほうが犠飛という確率は高くなるわけですから。
非常にいい打ち方で打っていると思います」と松井監督。
「1日1日必死なので、これからもスタイルを変えずに、しっかりとやっていきたいと思います」と表情を引き締めた。

2023年9月3日 スポーツ報知 ネット配信 
  
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月2日
埼玉西武2-6福岡ソフトバンク

Hawks 0 0 6
LIONS 0 0 0 2
【H】○板東、又吉、藤井、松本裕、大津-甲斐
【L】●高橋光成、田村、公文、本田、青山-古賀、柘植
▼本塁打 甲斐9号(H)

★蛭間拓哉 打席結果
4打数 2安打(二塁打x1) 打点0 打率.271
 
蛭間拓哉 39期 現:埼玉西武

パシフィックリーグ

9月1日
埼玉西武6-0福岡ソフトバンク

Hawks 0 0 0 0
LIONS 3 3 0 0 6
【H】●石川、尾形、甲斐野、田浦-甲斐、谷川原
【L】○平良、水上、ティノコ-柘植
▼本塁打 栗山7号(L)

★蛭間拓哉 打席結果
4打数 1安打 打点0 打率.265

小島拓哉 35期 現:千葉ロッテ
ロッテ・小島和哉が見せた先発投手の覚悟
左腕が腹をくくる首脳陣の〝愛のムチ〟
武田千怜のアナザーストーリー


千葉・ZOZOマリンスタジアムの記者席にいた私の脳裏に、ある夏の記憶がよみがえってきた。
2013年夏の甲子園大会。春夏連覇を狙った埼玉・浦和学院高は1回戦で宮城・仙台育英高と対戦した。
2年生エースだった小島和哉投手は10-10の九回途中に足をつり、監督から交代を提案されたが、
マウンド上で何度も首を横に振って続投を志願した。182球を投げ、九回2死で降板。
その後、サヨナラ負けを喫したが、勝利をひたむきに目指す球児の名シーンとしてファンの記憶に刻まれた。

あの夏から10年。純粋な心でチームの勝利のために戦う姿は変わっていない。
8月29日に行われたロッテ-日本ハム。
プロ5年目で、ロッテのエース格に成長した27歳の小島は、
八回までスコアボードに「0」を刻んでベンチに戻ると、黒木知宏投手コーチ(49)に伝えた。

「もう一回、いきます」

九回の続投を志願したが、既に球数は122球。
意思表示は受け入れられず、返答は「駄目」(黒木コーチ)だった。

それでも、諦めずに食い下がる。

「いや、もう一回、いきます」

再び続投を訴えたが、返ってくる答えは変わらなかった。
「あそこまでいったら最後まで投げたかった。悔しい」。
8回5安打無失点の好投で7勝目をマークしたにもかかわらず、試合後は悔しさをにじませた。

2年連続で規定投球回(143イニング)に到達している左腕は、
先発として長いイニングを投げることにこだわりを持つ。なぜなのか。
「チームが1年間に守るイニング数はほぼ決まっている。(試合数の)143×9(=1287イニング)くらい。
一人でそこを伸ばせば、チームは助かる。先発としてそこを目指すのは大事だと思う」。答えはシンプルだ。

シーズンは143試合の長丁場の戦い。
1年間を戦い抜くためには、多くのイニングを投げる〝イニングイーター〟の存在が欠かせない。
「点を取られず、球数を少なくすれば自然と長いイニングが投げられる。
自分で操れる部分なので、イニング数を重視していきたい」。
九回の続投を志願する左腕の主張には、先発の中心を担う覚悟がつまっていた。

開幕投手を務めた今季は4~5月にかけて7試合連続でクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)。
安定感が光ったが、交流戦に入ると3試合連続で5失点以上するなど失速した。
苦しい時間を過ごし、「絶対にファームだろうな」と弱気になることもあったが、
吉井理人監督(58)と黒木投手コーチから「開幕投手をさせているんだから、絶対に逃がさんぞ」と〝愛のムチ〟を入れられ、奮起した。

「投げさせてもらえるという安心感はなかった。ずっと『逃がさんぞ』といわれていたので、腹をくくって。
少しでもいい兆しを見せていかないと、人として恥ずかしい。そういう気持ちをもってやっていました」

2カ月以上も白星から遠ざかり、もがき苦しみながらも、先発ローテーションを守り、
最近4試合はクオリティースタートで試合をつくるなど復調してきた。

「100点(満点)の試合はあまりない。良くても悪くても1週間後にはまた投げる試合がくる。
悪かったところは、次に同じことをしないように考えて臨んでいく」

シーズンは終盤の9月戦線に突入した。指揮官は開幕投手を「チームの顔」と表現し、
「この投手を中心に1年間戦うぞという監督の意思表示」と話している。
小島の魂が首位のオリックスを追ってラストスパートをかけるチームの活力につながるはずだ。

2023年9月1日 サンケイスポーツ掲載


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